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一人ひとりの成長を
支援する人財開発

2013年入社 / 文系

人事労政本部
人財開発センター / 事務・管理

中村 由依

一人ひとりの成長を
支援する人財開発

*所属部署、掲載内容は取材当時のものです

企業理念の浸透、戦略達成、生産性向上などを目指した社内研修プログラムを企画・運営する人財開発センターに所属する中村。350名規模の新入社員研修を担当する彼女に聞いた、トッパンが育もうとする人財像とは?

2013年入社 / 文系

人事労政本部
人財開発センター / 事務・管理

中村 由依

企業理念の浸透、戦略達成、生産性向上などを目指した社内研修プログラムを企画・運営する人財開発センターに所属する中村。350名規模の新入社員研修を担当する彼女に聞いた、トッパンが育もうとする人財像とは?

多様な人財開発プログラム

ほかの会社と比べたわけではないですが、トッパンは人財の開発に力を入れていると感じます。新入社員だけでなく、年次や役職に応じた階層別にも研修を行っていますし、選抜者向けの新規事業提案研修や自己啓発としての公募型の集合研修や通信教育なども豊富に取り揃えています。

研修施設にしても、このインタビューの写真を撮っていただいた秋葉原の人財開発ラボをはじめ、川口と湯河原に研修センターがあります。外部講師として、各界のプロフェッショナルや第一人者の方を招くことも多く、質も高いと思います。

人財開発センターは、そうした研修の企画・運営を担う部署です。私は新入社員研修や管理職研修、社会課題解決研修を担当しています。プログラムの全体構成の見直しや過去の反省点を活かしながら内容を改善していくのが主な役割です。週に1〜2回は研修対応があるくらい、頻繁に実施しています。

各研修にはそれぞれテーマがありますが、すべてに共通する軸は、企業理念の浸透です。「私たちは 常にお客さまの信頼にこたえ 彩りの知と技をもとに こころをこめた作品を創りだし 情報・文化の担い手として ふれあい豊かなくらしに貢献します」という理念には、社員としての自覚や、印刷業を通して得たトッパンの強み、仕事への向き合い方、社会に提供する価値などが込められています。研修プログラムには、その意味を紐解く時間を組み込むようにしています。理念を正しく理解し、日々の行動の指針としてもらうのが目標です。

350人が参加する新入社員研修

数ある研修の中でも、新入社員研修は、参加人数も日数も最大規模です。グループ会社も含めた350人の大卒入社者全員が一堂に介し、約2週間のプログラムを実施しています。トッパンでは、若年層の教育体系として、入社後3年間をファーストキャリア期として位置付けていて、「トッパン社員としての価値観の理解・共有や自己信頼の醸成」を目指しています。新入社員研修はその第一歩となる重要な役割を担っているため、プログラム検討や100ページ以上の進行マニュアル作成など半年くらい前から入念に準備を行います。

前年の振り返りをすることからスタートし、社内外の講師陣や関連部署と連携をしながら進めていきます。新入社員に何を身に着けてほしいか、そのためにはどのように設計すればいいかを打ち合わせを重ねて考えていきます。最近では、短期間でも学びが最大限に深められるように、脳神経科学の知見を取り入れ、講義の仕方や習得度合いを測る仕掛け作りに取り組んでいます。また、研修期間中は先輩社員がトレーナーとして日々の指導や運営を担当します。研修中はもちろん実施前にもトレーナーとコミュニケーションを密に取り、より良い研修作りを心がけています。

規模が大きい分、想定外のトラブルや準備中には気付かなかったミスが発生することもあります。それでも研修期間中に新入社員の成長を感じたり、最終日に感謝を伝えられたりすると疲れや苦労も忘れ、また来年も関わりたいと思えるやりがいのある仕事です。

「豊かで美しい感性」を持つ人財に

仕事柄、会社の考え方を代弁する機会が多くありますが、自分自身共感できる言葉がたくさんあります。なかでも特に好きなのが、「豊かで美しい感性を磨く」という言葉です。その方法も2つ挙げていて、1つが目の前の仕事に忙殺されるのではなく、夢を持ってそこに向けて努力すること。もう1つが表面に因われず、物事の本質を見ようとすること。実際、活躍している社員に目を向けると、そういう行動傾向があるように思います。人財開発センターに異動になる前に担当したオープンイノベーション・プロジェクト「amiten」の発起人もそういう人財でした。

「amiten」は社内の人財やノウハウだけでなく、外部から新しい風を入れることで新しい価値を産み出したいという想いで立ち上げた新規事業で、他社を交えたハッカソンや大学生向けのビジネスコンテストを運営しています。会社から任された仕事ではなくて、自分自身でやりたいこと、やるべきことを見つけて、自分から手を挙げることではじまった事業です。利益を生む事業ではないし、立ち上げ当初は明確なゴールも設定されていませんでした。それでも、会社は発起人とプロジェクトメンバーの意気に応えて予算をつけました。

発起人にも、会社にも、「豊かで美しい感性」があったからこそ実現したプロジェクトだと思います。トッパンは、人を育てようという意識が強く、チャレンジする人に手を差し伸べる温かさ のある会社だと思います。挑戦したいことがある人、今はまだないけれど、これから可能性を探したい人は、ぜひ一度目を向けてみてください。

PRIVATE PHOTO

2017年8月に部署のメンバーで富士登山をしてきました!みんなでワイワイ話をしながら登り、無事に登頂達成。夜明け前の寒さと闘いながらもご来光を見ることができたときは感動しました!翌日の筋肉痛は辛かったですけど・・・。

高校のときに空手部に所属していたので、休日は空手をしていることもあります!草野球ならぬ草空手で軽く身体を動かしたり、お世話になった道場のお手伝いをしています。写真は新潟へ夏合宿に行ったときのものです。良いリフレッシュになっています!