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女性が輝く未来を模索する、
新規事業開発

2016年入社 / 文系

情報コミュニケーション事業本部
ビジネスイノベーション推進本部 / 企画

中山 柚希

女性が輝く未来を模索する、
新規事業開発

*所属部署、掲載内容は取材当時のものです

新しいビジネスを0から生み出すことを使命とするビジネスイノベーション推進本部で、自身が学生時代に立ち上げた団体「キャンパスラボ」の事業化を目指す中山。学生から社会人へ、立場の変化は団体との向き合い方をどう変えたのか?

2016年入社 / 文系

情報コミュニケーション事業本部
ビジネスイノベーション推進本部 / 企画

中山 柚希

新しいビジネスを0から生み出すことを使命とするビジネスイノベーション推進本部で、自身が学生時代に立ち上げた団体「キャンパスラボ」の事業化を目指す中山。学生から社会人へ、立場の変化は団体との向き合い方をどう変えたのか?

ミスコンテスト出場者が集まってできた「キャンパスラボ」

大学3年生のときに、通っていた大学のミスキャンパスコンテストに出場しました。そのときに、とある企業から、一緒にスイーツの開発をしませんかとお誘いいただいたのをきっかけに、「キャンパスラボ」という団体を立ち上げました。

ミスキャン出場者って、大学PRのために多くの人に注目してもらえるような情報発信の仕方を身に付けているし、女子大生だから若い女子の気持ちが分かります。企業からすると、魅力的な部分がいっぱいあるんです。

立ち上げたときは、そのプロジェクトかぎりのつもりだったんですが、ほかの企業からもお話をいただくことが続いて、団体としてしっかり活動していくために、リーダーが必要だねという話になって。私自身、前向きでエネルギーのあるミスキャンの子たちとの活動は楽しかったし、学生の身分で社会と関わっていけることは価値ある経験だと感じていたので、団体を続けたいなと思っていたんです。メンバーのなかでは年長者だったこともあって、リーダーに立候補して任せてもらいました。

トッパンとの出会いも、実はそんな活動のなかでのことでした。大学3年生の終わり頃に、「活動するための場所や、社会人のアドバイスも必要じゃない?」と声をかけていただいて、オフィスを間借りさせてもらいはじめて。就活の時期になって、トッパンを就職先として考えるようになりました。得体の知れない学生団体に場所や時間を貸す懐の深さや、仕事を前向きに楽しんでいる社員が多いことに魅力に感じ、自分のやりたいことを実現するための場としてトッパンを選び、採用試験を受けました。入社してからは、トッパンの新規事業開発としてキャンパスラボの事業化を任せてもらっています。

メンバー、一人ひとりがプロジェクトの当事者

「キャンパスラボ」では、主に女性向け商材のマーケティングのお手伝いをしているのですが、活動範囲は多岐にわたります。若年女性の意見が知りたいという調査もあれば、商品開発まで行ったり、プロモーションを企画したり……。場合によってはメンバー自身がイベントやメディアに出演して商品をPRすることもあります。女性向けと言いつつ、男性に耳を傾けてもらうために女性の言葉で伝えたいというケースも出てきました。今はまだ、自分たちに何ができるか、可能性を絞りすぎずに模索している段階です。

一番の強みは、依頼されたことをただそのままやるのではなく、課題解決のためには何をすればいいのかということをキャンパスラボメンバーが企画チームとして主体的に考えることです。ミスキャンたちをタレントのようにマネジメントするエージェント(代理店)ではなく、あくまでラボなので、メンバーにはプロジェクトにしっかり踏み込んでもらうことを大事にしています。女性を活用したマーケティングサービスはほかにもありますが、お客さんのパートナーとして当事者意識を持って参加することで、他にはない価値を生み出せると考えています。

例えば、調査ひとつとっても、女性を対象にした調査はいろいろありますが、選択式のアンケートや、さらっとしたインタビューから出てくる意見だけでは、本当に共感されるような気付きまでは得られません。キャンパスラボでは、ターゲットと近い感性を持つ人を集めて直接議論を交わし、本音を深掘りすることができます。

女性の力で、女性が輝く社会をつくる

いろいろとチャレンジしていきたいと思いつつ、なんでもかんでも引き受けてしまうと、団体の存在意義や事業の強みがブレてしまうので、一本軸を持つことは意識しています。それは、「女性自身の力で、女性が輝く社会をつくる」こと。この軸を、外向きにも、ラボ内にもしっかり浸透させていくことが重要だと思っています。

特に、ラボメンバー向けの伝え方には気を使いますね。まず彼女たち自身に、社会を輝かせる人材になってほしいので、ラボ自体がメンバーの成長の場になるようにと意識しています。私もまだ社会に出て2年目でおこがましいのですが、社会から見てキャンパスラボがどう見えているのか、どうやってキャンパスラボの価値を高めていくのかを、ことあるごとに伝えています。キャンパスラボでは「ミスキャンが世の中を変える」というスローガンのもと、メンバーが主体的に社会勉強を行いながら、社会課題解決にも取り組んでいます。キャンパスラボがこれからの社会を担う若い女性の代表として、よりよい社会をつくることに貢献し、それがキャンパスラボの価値となって世の中に必要とされる。新規事業として「社会における存在意義」を考えながら、事業化を目指しています。

もう1つ、トッパンの社員として、会社のリソースを活用しながら進めている事業なので、会社にどう貢献していくかということにも、今後ますます注力しないといけないと思っています。トッパンが築いてきた幅広いクライアントネットワークや信頼感は、キャンパスラボの存在を知ってもらい、信用してもらうためには大きな助けになっています。逆に、キャンパスラボの機能も、トッパンの提案力をさらに高める武器になり得ると思っています。会社の力を使って自分のやりたいことを実現し、それを通して会社に貢献するという良いサイクルを築きたいですね。

就活中の方は、いきなり会社自体を比べはじめず、まずは自分自身のやりたいことを考え、それを実現できる会社を探すのがいいんじゃないかなと思います。

PRIVATE PHOTO

キャンパスラボの立ち上げメンバーが誕生日を祝ってくれました。学生時代に切磋琢磨し、卒業後それぞれの仕事で活躍しているメンバーからいつも刺激を受けています!集まってワイワイ息抜きしながらも、皆の顔を見るとますます仕事のやる気もみなぎります!

海外旅行に行ったときに見つけたフォトジェニックなアートウォール。おしゃれな壁があるだけで、写真を撮るための列ができるこの頃。若い人の好むものを自分の目で見て確かめたり、流行りそうなものを探したりと、オンオフ問わず生活の中でのインプットを大事にしています!