基本的な考え方

トッパンは、地域課題の解決や社会の持続的な発展に向けて、主に「環境」「教育」「文化」を軸とした様々な社会貢献活動に取り組んでいます。
トッパングループ「行動指針」の「社会貢献活動や適切な情報開示・対話を通じて、企業価値の向上を図る(基本原則10)」を定め、企業市民として企業が取り組む社会貢献活動の重要性を十分に認識し、トッパングループ全体で積極的に活動を推進しています。

環境:地域の環境を守り育てる活動

  • 事業所周辺地域の美化・清掃活動社員参加型

    各事業所では、社員による定期的な周辺地域の美化・清掃活動を実施しています。

    地域住民やNPO・NGO、各種団体と連携・協力しながら、周辺地域の河川や公園などの美化・清掃活動にも積極的に参加し、より良い地域環境づくりへの貢献に努めています。

  • 生物多様性教育イベント社員参加型

    本社製造技術・研究本部 エコロジーセンターでは、環境NPOや地域団体などと連携し、生物多様性教育イベントを実施しています。生物多様性について考える機会を提供し、地域の環境保全を推進する活動として、社員とその家族、またステークホルダーの皆さまとともに推進しています。

教育:トッパンのリソースを生かした教育活動

  • 出前授業「印刷の学校」社員参加型

    地域の小学校と連携し、地元商店街の魅力を伝えるガイドブック制作の出前授業「印刷の学校」を実施しています。若手社員が講師となり、子どもたちに取材や編集のポイントをレクチャーしながらともにつくり上げるガイドブックは、実際に地域で活用されています。

  • 子どもたちが制作したガイドブック

  • SDGs教育支援事業「SDGs教室 ミライーね!TM

    トッパンは、SDGsを推進する企業と教育現場をつなぐことで、子どもたちにSDGsについて考える機会を提供するSDGs教育支援事業「SDGs教室 ミライーね!TM」を、関西SDGsプラットフォームと共同で展開しています。イベントや出張授業などの活動において、トッパンが小学生のいる場へ飛び出していく授業を、「凸ゲキ! SDGs教室 ミライーね!TM」として提供します。
    本事業を通じて、未来を担う子どもたちが、SDGsに関連する課題に触れることで、自らSDGsについて考え行動する力を育みます。

文化:文化芸術を支援する企業メセナやスポーツ振興活動

  • 印刷博物館

    創業100 周年記念事業の一環として2000年に設立された「印刷博物館」では、印刷文化に関わる資料収集と調査研究、および企画展・イベントの実施、また「印刷工房」における活版印刷体験などの教育普及活動にも積極的に取り組んでいます。
    活版印刷体験は、インストラクターの指導による近隣小学校の児童を対象としたワークショップの実施、また全国の博物館や図書館にも出張して行うなど、印刷文化の普及・振興に努めています。
    2020年には開館20周年を迎え、地下展示室を中心にリニューアルしました。

  • トッパンホール

    印刷博物館とともに創業100周年事業として2000年に開設された「トッパンホール」。クラシック専用コンサートホールとして音楽を通じた芸術文化振興に積極的に取り組み、2016年には、主催公演を中心とする独創性に富む運営が評価されて『第47回サントリー音楽賞』を受賞しました。「情報・文化の担い手としてふれあい豊かなくらしに貢献」するという当社の企業理念に基づく活動は、近年は欧州の音楽シーンでも知られています。
    開館20周年を迎えた2020年度は新型コロナウイルスの諸影響が避けられず、公演数を大きく減じましたが、新たに邦人若手を登用した画期的企画を打ち出すなどで活動を継続し、話題となりました。

  • トッパンチャリティーコンサート

    グローバルな社会課題である途上国の識字能力向上を支援する社会貢献活動として、2008年より毎年開催しているチャリティーコンサートです。

    本コンサートの収益は、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)に寄附され、カンボジアの女性たち、特に妊産婦や小さな子どもを育てる母親たちを対象とした識字学習支援プロジェクト「SMILE ASIA プロジェクト」の推進に活用されています。

    2020年度は、実施予定だったコンサートが新型コロナウイルス感染拡大に伴う対策のため開催延期となりましたが、寄附は継続し、2020年度までに累計27,186,660 円の寄附を実施しています。今後、2025 年度までに累計3,500 万円の寄附を目標としています。

  • 「SMILE ASIA プロジェクト」in カンボジア
    ステークホルダーとの交流

    トッパンチャリティーコンサートの収益金を活用した、カンボジアの女性の識字率向上プロジェクト「SMILE ASIA プロジェクト」の現地視察のため、2020年2月にカンボジアを訪問しました。カンボジアにおける識字能力の問題は、1970年代に起きた内戦、ベトナム戦争の影響や、ポル・ポト政権(クメール・ルージュ)によって教育施設が壊されたり、教育関係者の多くの命が奪われたことで、多くの女性が教育を受けられる機会を失ったことに起因しています。現在も多くの女性が、子どもの育児や家計を助けるために途中から学校に通えなくなり、識字能力を身につけられていません。今なおカンボジアに残っている社会的課題です。

    現地視察では、識字教室への訪問、旧学習者の自宅訪問を行い、識字教育のプログラム内容の把握、識字能力を身につけることの効果についてヒアリングを行いました。また本プロジェクトを現地で運営を支えている、NGO、村の地区事務所、実施地区の教育局など様々なステークホルダーへのヒアリングや意見交換を行い、取り組み状況や課題などについて意見交換を行いました。

  • GRAPHIC TRIAL(グラフィックトライアル)

    「GRAPHIC TRIAL(グラフィックトライアル)」は、グラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新しい表現を模索獲得するための試みで、第一線で活躍するクリエイターがポスター制作を通して様々な印刷表現に挑戦する企画展です。印刷博物館内の多目的ギャラリー「P&P ギャラリー」にて毎年開催し、グラフィックデザイン業界の支援と印刷文化の普及・振興に貢献しています。

「読書感想画中央コンクール」事業協賛

読書の感想を絵画で表現することで、子どもの読書力・表現力を養うことを目的に開催される「読書感想画中央コンクール」(主催:公益社団法人全国学校図書館協議会、毎日新聞社、実施:都道府県学校図書館協議会)に継続して事業協賛を行っています。

事業協賛のほか、受賞作品カレンダーの制作と全国学校関連施設への配布、トッパンの技術を活用した日本画の複製を受賞者に贈呈するなど、支援活動を続けています。

  • 可能性アートプロジェクト

    NPO 法人サポートセンターどりーむ、一般社団法人障がい者アート協会と連携し、アートを通じて「障がい者の自立支援」と「企業の人財育成」にも寄与する試みとして、2018年度より「可能性アートプロジェクト」を開始しました。可能性アートプロジェクト展はその一環であり、2020年11月には障がいをもつアーティストの作品をVR空間上に展示し、大徳寺 瑞峯院(京都府)を舞台としたVRオンラインアート展示会「可能性アートプロジェクト展 in 大徳寺 瑞峯院」を実施しました。
    また、多くの企業様に二次利用として作品をご採用いただき、工事現場の仮囲いやオフィスの共用スペースでの作品掲示など、様々な形で障がいをもつアーティストの作品を価値化しました。本活動を通じて、障がいをもつアーティストの自立支援とアート作品の普及・活動の振興にも積極的に取り組んでいます。トッパンは本プロジェクトの取り組みにより、公益社団法人企業メセナ協議会による「This is MECENAT 2021」に認定されました。

  • 障がい者スポーツの普及・振興活動社員参加型

    トッパンは、東京2020パラリンピックや公益財団法人日本障がい者スポーツ協会(JPSA)への協賛、また、2014年よりスポーツ専従社員制度※を導入し、パラアスリート社員が在籍するなど、障がい者スポーツの普及・振興に取り組んでいます。

    また、障がい者スポーツの情報発信Web サイト「SPORTRAIT(スポートレイト)」の運営や、2019 年度はパラスポーツ普及を目的に、社内・地域において障がい者スポーツ体験機会の提供を行いました。

国内拠点における地域貢献活動(2020年度実績)

  • 環境:地域の環境を守り育てる活動
    主な活動
    • 工場・事業所周辺の美化・清掃活動
    • 地域主催の美化・清掃活動への参加
    • 地域環境保全活動・イベント・キャンペーンへの参加
    • 地域住民への環境報告会
    • 近隣小学校等での環境授業 等
  • 文化:地域の芸術文化活動やスポーツの支援活動
    主な活動
    • 地域祭事やイベントへの参加・協力・協賛
    • 地域スポーツ大会への参加・協力・協賛 等
  • 教育:トッパンのリソースを活かした教育活動
    主な活動
    • 近隣小中学校の工場見学、社会科見学対応
    • 近隣小学校での総合学習プログラム実施
    • 近隣高等学校の工場見学、工場実習、就業体験等の対応
    • 近隣特別支援学校の職場実習対応 等
  • コミュニティ:地域団体やNPO・NGO等と連携した各種活動
    主な活動
    • 地域防災・消防活動への参加、協力
    • 地域安全、交通安全運動への参加、協力
    • 近隣住民への工場敷地、施設、生活用水等の提供
    • 社内イベントに地域住民などを招待
    • 献血活動 等

エリア別の主な活動実績(2020年度実績)

地域貢献活動トピックス

北海道・東北エリア
  • 札幌工場
    • 工場近隣の道路・公園での清掃活動を実施しました。参加者は数名でしたが、皆熱心に作業に取り組みました。

  • 千歳工場
    • 工場外周及び近隣道路の清掃活動を開始しました。16名の社員が協力しあい、広範囲なエリアを綺麗にすることができました。

中部エリア
  • ICT KŌBŌ(アイシーティーコーボー)
    • 長野県飯綱町に新設したシステム開発拠点「ICT KŌBŌ(アイシーティーコーボー)」は、システム開発部門の強化を目的に、開発拠点拡充の第1弾として新設されました。デジタル人財の確保と育成を目指し、積極的な経験者採用や地元学生のインターンシップ受入を行っています。
      また、地域課題の解決のため、デジタル技術による雪害対策の見える化や遠隔地での農作物収穫体験提供などに取り組んでいます。

  • 新潟工場
    • 水田地帯の一角に位置する新潟工場では、毎年、水路の清掃活動を実施しています。地域の環境保全・保護に貢献するとともに、社員が自然の中で交流できる良い機会となっています。

関西エリア
  • 滝野工場
    • 毎月第二月曜日実施を原則に、工場周辺の清掃活動を行っています。工場外周に加え、工場周辺の歩道、道路、側溝にいたるまでの広範囲を対象に、毎回約30名が取り組んでいます。

  • 関西ボトリング
    • 工場周辺の清掃・除草作業を、3、4か月ごとに実施しています。

  • 亀山工場
    • 年5回、11:30~12:00の時間で、工場屋外敷地内の除草・清掃活動を行っています。活動の定着により、社員の地域社会への帰属意識向上にも寄与しています。

  • 久居工場
    • 年5回、11:30~12:00の時間帯で、近隣住民が通行する工場周辺の遊歩道の除草作業・清掃活動を実施しています。清掃活動を通じて地域交流にもつながっています。

  • 中国・四国エリア
    福山工場
    • 工場が所在する工業団地内の除草・清掃活動を年3回、定期的に実施しています。道路わきの植え込みに捨てられる空き缶、たばこの吸殻、空き箱、菓子袋等の回収を行っています。

  • 九州・沖縄エリア
    熊本工場
    • 工場周辺の市道やその周辺の清掃・除草作業を実施しています。山林からの枯葉や土で汚れやすい市道を定期的にメンテナンスし、車道の安全にも貢献しています。
      また、熊本赤十字血液センターの献血車の来場に合わせて、社員に献血を呼びかけ、毎回、大勢の社員が自発的に協力しています。

海外拠点における地域貢献活動(2020年度実績)

Siam Toppan Packaging Co., Ltd.(タイ)

  • Face Shield Project

    コロナウイルス感染拡大防止のために、保護用フェイスシールドの材料提供と作成方法の教育を近隣住民に向け実施しました。(2020年5月20日)

  • Donate N95 to Ramadhibodi Chakri Naruebodindra Hospital

    コロナウイルス感染症対応の最前線で活躍する医療従事者を保護するために、N95マスクを地元の病院に寄附しました。(2020年5月22日)

  • Handicraft Market by Disable Persons

    障がい者の方々に手作り商品を販売していただくため、販売会を開催しました。(2020年6月26日、7月31日、8月28日、9月28日、10月28日、11月27日)

  • Siam Toppan Scholarship Giving 2020

    チュラロンコン大学、カセサート大学、チェンマイ大学、シーナカリン大学、サムトプラカーン工科大学等の学生、障がいをもつ学生に奨学金を提供しました。(2020年11月20日)

Toppan Merrill Limited (香港)

  • Printing Sponsorship of Dear Hong Kong Publication

    香港に住む様々な国々の人々を掲載し、文化の多様性を紹介する写真集のプロジェクトを支援しました。(2021年12月10日)

  • Printing Sponsorship of Mighty Oaks books

    高齢者施設と近くの学校をつなぐ世代間のコラボレーションをサポートする書籍の印刷を支援しました。(2021年12月18日)

PT. Indonesia Toppan Printing (インドネシア)

  • Donation for Orphans

    会社の所在する西ジャワ州ブカシ県の孤児院に寄附を行いました。(2020年5月15日及び2021年4月30日)

  • Donation to Local Community

    会社の近隣住民の方々が利用するイスラム教礼拝所の修繕のために寄附を行いました。(2020年5月5日)

Toppan Merrill USA Inc. (アメリカ)

  • Donation for Students during Holiday Season

    経済的に障壁のある学生のためのボランティア団体を通じシカゴ地域の学生に、ホリデーシーズンに書籍などのギフトを贈呈しました。(2021年12月)

  • Donations for Community Center

    ミネソタ州セントポール市の地元のコミュニティセンターであるHALLIE Q. BROWNに、オンラインでの食料寄附イベントを通じてミールバスケットを寄附しました。(2021年12月)

INTERPRINT Group (ドイツ)

  • Established COVID-19 Test Center

    コロナウイルス簡易検査センターと予防接種センターを設立しました。当初、この検査センターは従業員のみを対象としていましたが、現在ではアルンスベルクのすべての市民に検査を提供しています。

  • Sponsorship of The Lodz design Festival

    ポーランドで2021年5月14日から21日に開催されたデザインの国際フェスティバルであるThe Lodz design Festivalのスポンサーシップを14年続けて行いました。