基本的な考え方

人権は、事業活動やサステナビリティの取り組みを推進するにあたり、最も重要なテーマだと考えています。
トッパンは、「人間尊重」の精神を基本に事業活動を行っており、これを確実に実行していくため、行動の規範である「行動指針」で、人格と個性の尊重、差別行為やハラスメント行為の禁止、児童労働・強制労働の禁止など、基本的人権を尊重することを定めています。
また、トッパングループ全体において「人権方針」を2021年11月に公表しました。これにより、あらゆる人権リスクに対する対応基盤の構築を目指します。

「国連グローバル・コンパクト」の「人権」への支持

トッパンは、2006年から「国連グローバル・コンパクト」に参加し、人権に関わる2つの原則を支持しています。また、「ビジネスと人権に関わる指導原則」を支持するとともに、人権デュー・デリジェンスなどの取り組みを進めています。

  • 人権 企業は、
    原則1:国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、
    原則2:自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。

    労働 企業は、
    原則3:結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持し、
    原則4:あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、
    原則5:児童労働の実効的な廃止を支持し、
    原則6:雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。

  • 環境 企業は、
    原則7:環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、
    原則8:環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、
    原則9:環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。

    腐敗防止 企業は、
    原則10:強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである。

労使での人権への取り組み

労働における人権については、労働組合との間で締結する労働協約を基本的な考え方として様々な施策を行っています。
トッパンと凸版印刷労働組合は、労使関係の安定と労働条件の維持改善、企業の平和を確保するために、労働協約を締結し、労使の基本的な考え方、組合活動や労使交渉のルール、賃金・労働時間などの労働条件を定めています。
現在、凸版印刷労働組合は、トッパングループ8社の組合員で組織されており、労働協約の債務的部分(組合活動や労使交渉のルール)は、8社共通の内容で締結しています。

労働協約の基本的な考え方

労使関係の基本的な考え方として、労働協約第1 条の「綱領」には「会社と組合は会社の繁栄と従業員の生活の長期安定を図るとともに、社業を通じて社会に貢献する」と明記し、このことが労使の共通の目標であることをお互いに確認し合っています。また、労働協約第2 条では、「会社は組合の団結権ならびに団体交渉その他団体行動をする権利を尊重する」とし、組合が法で定められた諸権利を保有することを明文化しています。

また、「トッパングループ地球環境宣言」や「生物多様性に関する基本方針」に基づき環境保全活動を行うなど、事業活動が地域の人々の生活に悪影響を与えることによる人権侵害が発生しないように配慮した取り組みを推進しています。