基本的な考え方

トッパンは、地域課題の解決や社会の持続的な発展に向けて、主に「環境」「教育」「文化」を軸とした様々な社会貢献活動に取り組んでいます。

トッパングループ「行動指針」の「社会貢献活動や適切な情報開示を通じて、社会からの信頼を醸成する(基本原則9)」を定め、企業市民として企業が取り組む社会貢献活動の重要性を十分に認識し、トッパングループ全体で積極的に活動を推進しています。

主な活動

■ 環境:地域の環境を守り育てる活動

  • 事業所周辺地域の美化・清掃活動社員参加型

    各事業所では、社員による定期的な周辺地域の美化・清掃活動を実施しています。

    埼玉県北葛飾郡にある総合研究所では、「クリーン作戦」と題し、月に一度、周辺地域のごみ拾いを行い、 1 年間で必ず全所員が参加する取り組みとして継続実施しています。

    また、地域住民やNPO・NGO、各種団体と連携・協力しながら、周辺地域の河川や公園などの美化・清掃活動にも積極的に参加し、より良い地域環境づくりへの貢献に努めています。

  • 生物多様性教育イベント社員参加型

    本社製造技術・研究本部 エコロジーセンターでは、環境NPOや地域団体などと連携し、生物多様性教育イベントを実施しています。生物多様性について考える機会を提供し、地域の環境保全に取り組む活動として、社員とその家族、またステークホルダーの皆さまとともに推進しています。

  • 「海ごみゼロウィーク」に参加社員参加型

    日本財団「海と日本プロジェクト」と環境省が推進する「CHANGE FOR THE BLUE」の趣旨に賛同し、近年増加している海洋ごみによる環境汚染の対策を目的とした、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」へ参加しています。

■ 教育:トッパンのリソースを活かした教育活動

  • 出前授業「印刷の学校」社員参加型

    東京都文京区と板橋区の事業所では、地域の小学校と連携し、地元商店街の魅力を伝えるガイドブック制作の出前授業「印刷の学校」を実施しています。若手社員が講師となり、子どもたちに取材や編集のポイントをレクチャーしながらともにつくり上げるガイドブックは、実際に地域で活用されています。

    今後は他の地域での実施も視野に入れながら、活動を継続しています。

■ 文化:芸術文化を支援する企業メセナやスポーツ振興活動

  • 印刷博物館

    創業100周年記念事業の一環として2000年に設立された「印刷博物館」では、印刷文化にかかわる資料収集と調査研究、および企画展・イベントの実施、また活版印刷体験「印刷の家」などの教育普及活動にも積極的に取り組んでいます。

    活版印刷体験は、インストラクターの指導による近隣小学校の児童を対象としたワークショップの実施、また全国の博物館や図書館にも出張して行うなど、印刷文化の普及・振興に努めています。

  • トッパンホール

    印刷博物館とともに創業100周年記念事業として2000年に開設された「トッパンホール」は、クラシック専用コンサートホールとして数々の主催公演を企画・開催し、上質な音楽をお届けしています。

    若手アーティスト支援を目的としたランチタイムコンサートも定期的に実施しており、「情報・文化の担い手としてふれあい豊かなくらしに貢献」するという当社の企業理念のもと、音楽を通じた芸術文化振興に積極的に取り組んでいます。

    2016年には、主催公演を中心とする独創性に富む運営が評価され『第47回サントリー音楽賞』を受賞しています。

  • トッパンチャリティーコンサート

    グローバルな社会課題である途上国の識字能力向上を支援する社会貢献活動として、2008年より毎年開催しているチャリティーコンサートです。

    本コンサートの収益は、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)に寄附され、カンボジアの女性たち、特に妊産婦や小さな子どもを育てる母親たちを対象とした識字学習支援プロジェクト「SMILE ASIA プロジェクト」の推進に活用されています。

    トッパンは2019 年度まで累計25,186,660 円の寄付を実施しており、2025 年までに累計3,500 万円の寄附を目標としています。

  • 「SMILE ASIA プロジェクト」in カンボジア
    ステークホルダーとの交流

    トッパンチャリティーコンサートの収益金を活用した、カンボジアの女性の識字率向上プロジェクト「SMILE ASIA プロジェクト」の現地視察のため、2020年2月にカンボジアを訪問しました。カンボジアにおける識字能力の問題は、1970年代におきた内戦、ベトナム戦争の影響や、ポル・ポト政権(クメール・ルージュ)によって教育施設が壊されたり、教育関係者の多くの命が奪われたことで、多くの女性が教育を受けられる機会を失ったことに起因しています。現在も多くの女性が、子どもの育児や家計を助けるために途中から学校に通えなくなり、識字能力を身につけられていません。今なおカンボジアに残っている社会的課題です。

    現地視察では、識字教室への訪問、旧学習者の自宅訪問を行い、識字教育のプログラム内容の把握、識字能力を身につけることの効果についてヒアリングを行いました。また本プロジェクトを現地で運営を支えている、NGO、村の地区事務所、実施地区の教育局など様々なステークホルダーへのヒアリングや意見交換を行い、取り組み状況や課題などについて意見交換を行いました。

  • GRAPHIC TRIAL(グラフィックトライアル)

    「GRAPHIC TRIAL(グラフィックトライアル)」は、グラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新しい表現を模索獲得するための試みで、第一線で活躍するクリエイターがポスター制作を通してさまざまな印刷表現に挑戦する企画展です。印刷博物館内の多目的ギャラリー「P&P ギャラリー」にて毎年開催し、グラフィックデザイン業界の支援と印刷文化の普及・振興に貢献しています。

  • 「読書感想画中央コンクール」事業協賛

    読書の感想を絵画で表現することで、子どもの読書力・表現力を養うことを目的に開催される「読書感想画中央コンクール」(主催:公益社団法人全国学校図書館協議会、毎日新聞社、実施:都道府県学校図書館協議会)に継続して事業協賛を行っています。

    事業協賛のほか、受賞作品カレンダーの制作と全国学校関連施設への配布、トッパンの技術を活用した日本画の複製を受賞者に贈呈するなど、支援活動を続けています。

  • 毎日新聞2020年2月28日発行

  • 可能性アートプロジェクト展

    NPO 法人サポートセンターどりーむの企画協力のもと、アートを通じて「障がい者の自立支援」と「企業の人財育成」にも寄与する試みとして、2018 年度より「可能性アートプロジェクト」を開始しました。

    可能性アートプロジェクト展はその一環であり、サポートセンターどりーむに在籍する障がい者アーティストの作品をトッパン小石川ビルで展示したほか、一般社団法人良いお寺研究会との連携により、京都・長楽寺での特別展示も行いました。本活動を通じて、障がい者アートの支援と普及・振興にも積極的に取り組んでいます。

    トッパンは本プロジェクトの取り組みにより、東京都「心のバリアフリー」サポート企業に登録され、その中でも特に優れた取り組みを実施している企業として令和元年度「心のバリアフリー」好事例企業に選定されました。

  • 障がい者スポーツの普及・振興活動社員参加型

    トッパンは、東京2020パラリンピックや公益財団法人日本障がい者スポーツ協会(JPSA)への協賛、また、2014年よりスポーツ専従社員制度※を導入し、パラアスリート社員が在籍するなど、障がい者スポーツの普及・振興に取り組んでいます。

    また、障がい者スポーツの情報発信Web サイト「SPORTRAIT(スポートレイト)」の運営や、2019 年度はパラスポーツ普及を目的に、社内・地域において障がい者スポーツ体験機会の提供を行いました。

  • 高島平図書館での社会貢献活動に関する展示

    トッパンは地域社会の一員として、地域の皆さまとのコミュニケーションを大切にしています。

    高島平図書館がある板橋区には、トッパングループの工場・事業所などの拠点が点在しています。地域の皆さまにトッパングループが行っている活字文化の振興・障がい者活躍支援などの社会貢献活動を知っていただくため、高島平図書館の協力のもとで毎年展示を行っています。