コラム

レトルトカレーパッケージ印刷で
選ばれる理由

デジタルプリント(食品パッケージ)まとめ資料のダウンロードはこちら

レトルトといえば「カレー!」と連想する方も多いくらい、カレー販売とレトルト袋は切っても切ることができない関係です。
カレーに欠かせないレトルト袋の印刷は、その製造過程の問題で実は制約が多いのですが、TOPPANのデジタルプリントなら、高品質なレトルトカレーパッケージの印刷を、小ロットから発注いただけます。
今回は、高品質かつ手軽なレトルトカレーパッケージの生産に成功した事例と、そのポイントをご紹介いたします。

デジタルプリントとは?

デジタルプリントとは、版無しでデータからそのまま出力する印刷方法です。

一般的に、パッケージ印刷の多くは従来からグラビア印刷を利用してきました。グラビア印刷では、DTP編集を経て、「製版、刷版、印刷」という工程が必要ですが、デジタルプリントは「製版、刷版、印刷」の工程を「デジタル印刷」という液体トナーなどを利用し、デジタルデータから直接用紙へ印刷する工程だけで済みます。つまり版無しで印刷する方法なので、製版工程がありません。

従来(グラビア印刷)の印刷工程とデジタル印刷工程

レトルトカレーパッケージ印刷の制約

そもそもレトルトカレーパッケージの印刷には、製造過程に起因するいくつかの制約があります。
 
レトルト食品は長期保存を可能とするため、食品を包装した後に殺菌工程を要します。袋に入れた後、袋ごとレトルト釜へ投入し、100℃以上の温度で長時間加熱するのです。当然包装には、熱で変性・変形しない耐熱性のある素材が求められます。
さらにレトルト食品は長期保存を前提とするものが多く、日光、空気を完全に遮断する性能も求められます。
従来こうした耐熱性・遮光性・耐水性の求められるパッケージにデジタル印刷を行うことは難しく、小ロットの食品パッケージの場合は無地のフィルムパッケージへのラベル貼りや、化粧箱でカバーする製品が主流でした。

しかし、TOPPANのデジタルプリントは、耐熱性・耐水性の向上によりレトルト用途以外にも、内容物が液体・ペースト・重量物の包装など、従来対応できていなかった用途にも業界で初めてデジタル印刷の活用を可能にしました。
130℃×30分のレトルト釜による殺菌工程にも対応し、高品質印刷を施したレトルトカレーパッケージを容易に生産することができるようになりました。

さらに、今まで難しかった電子レンジパッケージにもオリジナル印刷展開が可能。
TOPPANのデジタル印刷は、レトルトカレーのパッケージ印刷に最適です。

デジタルプリントの詳細はレトルトパッケージ印刷サービスページをご参照ください。

デジタルプリント技術を活用したレトルトパウチの耐熱性・耐久性の図

TOPPANのデジタルプリント3つの強み

TOPPANのデジタルプリントがパッケージ印刷に選ばれるのには「初期費用(版代)軽減」「高い印刷品質」「小ロット印刷でテストマーケティング可能」の3つの理由があります。
そのTOPPANのデジタルプリントの強みについて、それぞれ解説します。

ポイント①初期費用(版代)軽減

デジタルプリントは、版が不要なので、製版代0円です。

欧風カレー・グリーンカレー・マッサマンカレーなど、カレーの味や具材ごとにパッケージを作りたいときやデザイン変更をしたいときには、従来のグラビア印刷ではデザインごとに版代がかかるため、パッケージデザイン変更のハードルが高くなります。
デジタル印刷なら、版が不要でデジタルデータからダイレクトに印刷できるので、版代がかからず、初期費用を大きく削減することができます。

また、トータルコスト削減も期待できます。まず、複数パッケージの展開やパッケージの大量在庫を抱える必要がなくなります。すると廃棄コスト削減にもつながります。

そしてラベル貼りが不要になることもコストメリットにつながります。従来、食品用パッケージ印刷においては、小ロットのため、無地既製品袋をメーカーから仕入れて、表裏ラベル貼りを行っている商品は多いものです。そのように、既成袋にラベル貼りを行っていた場合は、デジタルプリントにより直接パッケージ印刷を行うことでラベルが不要となるため、ラベルコストとラベル貼りの人員コストを削減できます。


ポイント②高い印刷品質

長年、TOPPANが印刷会社として培ってきた情報加工技術を応用することで、店頭効果の高い印刷再現を可能にしました。パッケージのデジタルプリントにおいて高い印刷品質を実現。写真も鮮やかに表現し、意匠性の高い仕上がりになります。

オリジナルプリントのカレーパッケージは、全面絵柄で商品の魅力を伝えることもでき、会社の認知拡大やブランド力向上につながります。


ポイント③小ロット印刷でテストマーケティング

TOPPANのデジタルプリントは、版が不要なので、必要なときに必要な分だけ1,000枚から小ロット生産ができます。

小ロット印刷が可能なため、新商品を小ロットで作成することができます。また同じ規格であれば、複数のデザインも一度に印刷が可能です。これにより、複数デザイン・小ロットで販売することが容易となり、流通・消費者の評価を収集するテストマーケティングが可能で、評価の高かったパッケージデザインでの大量生産・全国展開を行うことができます。
期間限定パッケージや地域限定パッケージも小ロットでのパッケージ印刷で簡単に展開できるので、多様なシーンで活用できます。

レトルトカレーパッケージ印刷事例

ここからは、実際にレトルトカレーのパッケージをデジタルプリントで生産した事例をご紹介します。

● 株式会社フレンバシー様 GoodGoodCurry

「自分にも世界にもGoodな消費の選択肢を広めること」を掲げ、素材のおいしさを引き出しつつ身体にも地球にも優しい食生活を提案する株式会社フレンバシー様。
新商材2点発売の際に、デジタルプリントでパッケージを生産させていただきました。
決め手は2つ。
1つ目は小ロットでの印刷が可能な点。未使用廃棄パッケージを出さず、使うパッケージを使う分だけ印刷できる点が、環境への配慮をコンセプトの一つに掲げるフレンバシー様に評価頂きました。
2つ目は高品質印刷。外箱を使うとその分紙資源を使うことになるので、パッケージに化粧箱が不要なほどの印刷を施せる点が決め手となりました。パッケージは「好きな小説」をイメージし、シンプルながら食材や味のコンセプトを伝えるパッケージデザインを実現しました。

株式会社フレンバシー 様 GoodGoodCurry

● 株式会社ARGONCURRY様 アルゴンカレー

「夜更けに食べる大人のカレー」のコンセプトで、おなかが空いたとき、温めるだけでおなかを満たせるレトルトカレーを展開するARGONCURRY様。
新商品発売にあたり、小ロットでのパッケージ印刷をご依頼いただきました。
箱、袋問わず通常のパッケージ印刷だと、色味の再現や写真の画質荒れが課題となります。
実際のカレーの写真を全面に配するデザインも、TOPPANの高い印刷品質で実現。カレーの具材感や写真の色味も、綺麗に再現することができました。

株式会社ARGONCURRY 様 アルゴンカレー


レトルトカレーのパッケージ印刷をご検討の際には、ぜひTOPPANのデジタルプリントにご相談ください。貴社にとって最適なパッケージ印刷をご提案いたします。

デジタルプリント(食品パッケージ)まとめ資料のダウンロードはこちら

2023.07.13

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