コラム

TOPPANのデジタルプリントで、
レトルト袋×小ロットパッケージ事例

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カレーやパスタソース、ベビーフードなどの食品包装として一般的なレトルト袋。
レトルト袋の印刷は、その製造過程の問題で実は制約が多いのですが、TOPPANのデジタルプリントなら、高品質なレトルト袋のパッケージ印刷を、小ロットから発注いただけます。
ここではレトルト袋×小ロット印刷実現の秘密を解説します。

TOPPANのデジタルプリントとは?

そもそも、デジタルプリントとは何でしょうか?
デジタルプリントは、版無しでデータからそのまま出力する印刷方法です。
 
通常のグラビア印刷は、デジタルデータを製版・刷版して印刷する工程がありますが、デジタルプリントはその「製版、刷版、印刷」の工程がなく、代わりに液体トナーなどを利用し、デジタルデータから直接用紙へ印刷する「デジタル印刷」の工程で行います。
 
製版そのものが必要ないため、トータルコストも時間も削減できるメリットがあります。

従来(グラビア印刷)の印刷工程とデジタル印刷工程

TOPPANのデジタルプリント3つの強み

TOPPANのデジタルプリントが多くのお客さまからパッケージ印刷に選ばれ、継続してご注文頂けるのには「初期費用(版代)軽減」「高い印刷品質」「小ロット印刷でテストマーケティング可能」の3つの理由があります。
そのTOPPANのデジタルプリントの強みについて、それぞれ解説します。

ポイント①初期費用(版代)軽減

デジタルプリントは、版が不要なので、製版代0円です。
 
キャンペーンや期間限定商品などの機会で多種展開してパッケージを作りたいときやデザイン変更をしたいときには、従来のグラビア印刷ではデザインごとに版代がかかるため、パッケージ変更のハードルが高くなります。
デジタル印刷なら、版が不要でデジタルデータからダイレクトに印刷できるので、版代がかからず、初期費用を大きく削減することができます。

また、トータルコスト削減も期待できます。まず、複数パッケージの展開やパッケージの大量在庫を抱える必要がなくなります。すると廃棄コスト削減にもつながります。
 
そしてラベル貼りが不要になることもコストメリットにつながります。従来、食品用パッケージ印刷においては、小ロットのため、無地既製品袋をメーカーから仕入れて、表裏ラベル貼りを行っている商品は多いものです。そのように、既成袋にラベル貼りを行っていた場合は、デジタルプリントにより直接パッケージ印刷を行うことでラベルが不要となるため、ラベルコストとラベル貼りの人員コストを削減できます。

ポイント②高い印刷品質

長年、TOPPANが印刷会社として培ってきた情報加工技術を応用することで、店頭効果の高い印刷再現を可能にしました。パッケージのデジタルプリントにおいて高い印刷品質を実現。写真も鮮やかに表現し、意匠性の高い仕上がりになります。
 
オリジナルプリントの食品包装は、全面絵柄で商品の魅力を伝えることもでき、会社の認知拡大やブランド力向上につながります。
 
また、TOPPANのデジタルプリントは、透明蒸着袋にもアルミ袋にも対応可能です。今までは印刷が難しかった電子レンジパッケージや、レトルト釜による130℃×30分の加熱殺菌にも対応します。
 
TOPPANのデジタルプリントは、耐熱性・耐水性の向上によりレトルト用途以外にも、内容物が液体・ペースト・重量物の包装など、従来対応できていなかった用途にも業界で初めてデジタル印刷の活用を可能にしました。今まで難しかった電子レンジパッケージにもオリジナル印刷展開が可能になります。
 
TOPPANのデジタルプリントは、あらゆる食品パッケージ・レトルト包装の印刷に最適です。 

ポイント③小ロット印刷でテストマーケティング

TOPPANのデジタルプリントは、版が不要なので、必要なときに必要な分だけ1,000枚から小ロット生産ができます。キャンペーンやマーケティング、プロモーション、限定商品などのパッケージや包装の生産に適しています。
 
小ロット印刷が可能なため、新商品を小ロットで作成することができます。また同じ規格であれば、複数のデザインも一度に印刷が可能です。これにより、複数デザイン・小ロットで販売することが容易となり、流通・消費者の評価を収集するテストマーケティングが可能です。評価の高かったデザインでの大量生産・全国展開につなげることができます。
版代不要・小ロットで複数パッケージを作れるTOPPANのデジタルプリントならではの販売戦略が展開できます。

期間限定パッケージや地域限定パッケージも小ロットでのパッケージ印刷で簡単に展開できるので、多様なシーンで活用できます。

レトルト包装印刷のポイント

レトルト包装の印刷には制約が多いと冒頭で述べましたが、「制約」とは何でしょうか。
それは、ずばりレトルトの製造過程にあります。
 
レトルト食品は長期保存を可能とするため、食品を包装した後に殺菌工程を要します。袋に入れた後、袋ごとレトルト釜へ投入し、100℃以上の温度で長時間加熱するのです。当然包装には、熱で変性・変形しない耐熱性のある素材が求められます。
さらにレトルト食品は長期保存を前提とするものが多く、日光、空気を完全に遮断する性能も求められます。
従来こうした耐熱性・遮光性・耐水性の求められるパッケージにデジタル印刷を行うことは難しく、小ロットの食品パッケージの場合は無地のフィルムパッケージへのラベル貼りや、化粧箱でカバーする製品が主流でした。

しかし、TOPPANのデジタルプリントは、耐熱性・耐水性の向上によりレトルト用途以外にも、内容物が液体・ペースト・重量物の包装など、従来対応できていなかった用途にも業界で初めてデジタル印刷の活用を可能にしました。
130℃×30分のレトルト釜による殺菌工程にも対応し、高品質印刷を施したレトルトパッケージを小ロットでも生産することができるようになりました。
 
さらに、今まで難しかった電子レンジパッケージにもオリジナル印刷展開が可能。
TOPPANのデジタルプリントは、あらゆる食品パッケージ・レトルト包装の小ロット印刷に最適です。

デジタルプリントの詳細はレトルトパッケージ印刷サービスページをご参照ください。

デジタルプリント技術を活用したレトルトパウチの耐熱性・耐久性の図

レトルト包装×小ロット印刷事例

実際にレトルトパッケージをデジタルプリントで生産した事例をご紹介します。

● かごしま有機生産組合様 ベビーフードSTP

ベビーフードはお子様の月齢ごとに硬さや使用食材に違いがあり、各月齢に応じて複数種類が無ければ消費者から飽きられてしまいます。さらに、お子様の好き嫌いは購買行動を起こす親御さんにわかりにくいこともあり、パッケージや商品のストーリー性で選ばれる傾向もあります。
かごしま有機生産組合様では、元々無地のレトルト袋にラベルを貼って販売しておりました。しかし見栄えがしない、ラベル貼りの人件費がかさむという課題があり、TOPPANのデジタルプリントに変更いただきました。
優しい味を連想させる色柄のパッケージ印刷と、コストメリットの創出。
ベビーフードのパッケージ印刷で販売数も大きく伸ばすことに成功しました。

かごしま有機生産組合様 ベビーフードSTP


いかがでしたでしょうか?
多くのお客様に選ばれ、継続してご注文を頂けるデジタルプリントのパッケージでは、ここでご紹介したメリット以外にも短納期でのお届けが可能である点や、継続利用のご注文が簡単にできるサービスなどもあり、多くのお客さまからご好評を頂いております。
パッケージ印刷をご検討の際には、ぜひTOPPANのデジタルプリントにご相談ください。
貴社にとって最適なパッケージ印刷をご提案いたします。

デジタルプリント(食品パッケージ)まとめ資料のダウンロードはこちら

2023.04.20

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