デジタルアーカイブ

事例紹介

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、新国立競技場建設を前に、日本の高度成長時代を象徴する旧国立競技場の姿を後世に伝え、日本スポーツの歴史の証人として残そうという動きがおこりました。
多くの文化財アーカイブ構築の実績を持つトッパンでは、独立行政法人日本スポーツ振興センター様より、旧国立競技場およびその周辺の記念物等をデータ化するプロジェクトを引き受けました。

当社のサポート領域 -文化財のデジタルデータ化-

①  3次元計測

旧国立競技場の建造物については、立体の形状を記録するために、レーザーを使った3次元計測を行いました。
競技場の外観だけでなく、内部の貴賓室、会議室、トレーニング場、更衣室、プールや倉庫等々も、それぞれ360°の方向にレーザーを飛ばして計測しています。GPSを使った測量も行われており、旧国立競技場の正確な位置も記録しました。
敷地内には、彫刻や壁画など貴重な記念物が数多く残されていました。彫刻については、将来3Dプリンターを使ったレプリカ製作を想定して、より精度の高い3次元計測を行いました。

  • 3次元計測風景

  • 3次元計測データ

②  高精細撮影

また、あらゆる箇所において、高精細な写真撮影を実施しました。これはカラー写真による記録であると同時に、モノクロの3次元データの将来的な利活用、コンテンツ化を見据え、色や質感などのテクスチャーを残すために必要なデータとなります。
加えて人々の心に残る思い出の一枚となるような競技場のイメージカットも、数多く撮影しました。

  • 壁画

  • 彫刻

担当者の声

-文化財の姿を残すだけでなく、将来のデータの利活用まで-

  • 3次元データや画像データがあれば、今後VR映像の制作やインタラクティブコンテンツへの応用など様々な展開が可能になります。
    今回の事業で取得したデータも、日本スポーツの歴史や文化を後世に伝える重要なリソースになると期待されます。
    トッパンでは、3次元計測を行うだけでなく、これまで培ってきた3次元データを活用した文化財の利活用に関するノウハウを基に、計測からデータベースの構築、多彩なコンテンツ制作に至るまで、将来の展開を踏まえたトータルソリューションを提供できます。

  • 凸版印刷株式会社
    情報コミュニケーション事業本部
    ソーシャルイノベーションセンター
    先端表現技術開発本部 小室哲郎

    絵画や仏像、建物まで様々な文化財の記録保存、複製制作に従事

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