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【ソリューションが創る可能性VOL.2】 RFID(ICタグ)は“DX実現”への切り札となるか

2019.11.01

RFID(ICタグ)は“デジタルトランスフォーメーション実現”への切り札となるか

第21回自動認識総合展 トッパンブース

私たちの生活に当たり前のようにデジタルテクノロジーが存在するこの2019年。とはいえ人類が飛躍的発展を遂げた20世紀の先人たちが予見した未来予想図にはまだ到達していないと言える。その理由の一つとしてテクノロジーがより複雑化したことにより「どう使うか」「いかに活用するか」という根本的な課題が浮かび上がってきているように思う。そういった意味でも“デジタル”を次のステージへ導くブレイクスルーを起こし得るソリューションとしてここのところ注視されているのが「RFID」だ。

IoTを飛躍させるRFID(ICタグ)の可能性

次のステップへの鍵はテクノロジーを“どう使うか”“いかに活用するか”

RFIDとは一般的にICチップとアンテナから構成されるICタグと、それを読み取るリーダ/ライタを使って商品ごとに固有のIDを持つICタグを付与することであらゆる作業の効率化を即すソリューション、そんな共通認識をお持ちのことと思う。

現状ではリスクマネジメントの手段として用いられている場合が多いが、トッパンの持つRFIDソリューションはより広い分野での活用法が想定されている。実際にトッパンRFIDでは管理物にただ貼り付けて“管理”するのみに留まらず、 トレーサビリティをはじめとする物流効率を向上させる機能面、真贋判定といったセキュリティ面、そしてICタグ自体の耐久性など、様々な分野で活用されることを念頭において最適なものを開発設計しているという。

TOPICSRFID(ICタグ)

RFIDソリューション

ICタグとリーダ/ライタを使い情報を読み取り、また書き換えることで最適な情報管理ができます。ICチップを内蔵したICタグは様々な素材、形状のものを使用環境や用途に合わせて設計してご提案します。また運用設計からリーダ/ライタなどの機器の選定から設置導入、システム連携(総合ID認証プラットフォームID-NEXなど)まで包括的に活用して頂けます。

RFIDは個品管理分野において「あらゆる可能性を見出すことのできるデジタルテクノロジー」と言い換えることができるわけだが、さてここで先ほど述べた件だ。

“どう使うか”“いかに活用するか”…それこそがごく近い将来IoT(Internet of Things)の重要な役割を担うであろうとも言われているRFIDの課題であり、その解決こそがブレイクスルーのヒントにもなりうるのではないだろうか。

RFID主管担当であるプラットフォームビジネスセンター セキュアサービス企画本部IoTビジネス推進部 課長 中川との会話の中で、その答えのヒントになりうる発言を拾うことができた。

生活空間へのRFID応用で“暮らしのIoT=可視化”に期待

凸版印刷 中川 仁克

中川 :「RFID」は物品一つ一つにICタグで固有のIDを与え、無線通信を介して読み込みや書き込みができるテクノロジーです。他ソリューションとの組み合わせ、共有することで個品管理分野にて省人化、合理化を行うものとして普及しつつあります。ですがRFIDはもっと大きな社会的枠組みのなかで活用することができる、と私は考えています。

それは私たちにとって最も身近な『生活空間への応用』です。

現状では主に製造や流通など生活空間外で採用されている事例がほとんどで、ごく一部の機能のもの以外は、家庭内のような生活空間内で活用できている状況ではありません。

ではRFIDを生活空間に持ち込んだら一体どのようなことが可能になるか。
例えばクローゼットの中にどの色のスーツが入っていていつクリーニングに出したか、医療薬であれば薬の飲み忘れの防止や残りがどれくらいか、などが離れた場所からでも確認できる。そんな使い方が想像できます。

つまり『生活空間情報の可視化』ですね。

更にこの可視化ができるようになると“情報の蓄積と分析”も行えるようになるので、化粧品の消費期限はもちろん残量、気候に合わせた使用適量のサジェスト、などの分析情報まで引き出すことが可能になります。

ICタグから取得した生活空間情報の蓄積、分析までをプラットフォームで共有することができれば、これまで可視化させにくかった、より細かい生活情報ビッグデータの構築及び解析が可能になり、その先の社会そのものの変革までもたらしてくれるのではないでしょうか。もちろん実現にはクリアしなければならない課題は山積みですが…。
このように使い方の可能性を考えた場合、RFIDはそれだけ大きなポテンシャルを有しているデジタルソリューションなのです。

TOPICSSociety 5.0

Society 5.0

「Society 5.0」で実現する社会は、従来の伝統的な個別システムや閉じられたネットワークから、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出します。デジタル化された個別の仕組みや業務を、データ共有・分野間連携することで、総合プラットフォーム化へ導き、社会全体のデジタル変革を推進しています。

確かに私たちの身の回りにある“生活空間物”全ての固有情報が常に可視化できる状態となれば、私たちの“生活”自体も大きく変化するのは間違いない。
そしてそれは内閣府が推進している科学技術政策に基づいて発想されたコンセプト「ソサエティー5.0/Society5.0」が提唱している未来の日本社会の姿とも見事に符合する。

RFID導入は来たるIoT時代を見据えた“未来への先行投資”となる

では2019年現在、RFIDは具体的にどんなことが出来るのだろうか。

例えばアパレル業界などはRFIDを活用したセルフレジ化を推進している。消費者は、レジボックスに商品を入れるだけで合計金額が計算され、決済までセルフで行うことができる。つまり店舗側の省人化はもちろん、レジを通す時間も短縮できるので、売る側と買う側ともに有難いわけだ。もちろん検品や棚卸しなどの物流面でも威力を発揮しているのは言うまでもない。

このようにアパレル業界の例を持ち出すまでもなく、RFIDが個品管理分野のIoT化の鍵となる条件として挙げられるのが、「決済」「商品物流管理」そして普及させるために最も重視すべき「ICタグそのものの低価格化」の3つ。これらの条件をクリアするためのトッパンソリューションをそれぞれ紹介してみたい。

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電子決済とICタグで置くだけ無人レジが実現!「TOPPOS-UHF」

商品個々に取り付けられたICタグを一括で読み取れる機能を活用し、クレジットカードや電子マネーなどを使った電子決済手段と組み合わせて使うことでキャッシュレスな無人レジオペレーションを実現できます。ICタグ付きの商品なら複数でもまとめてUHF帯据置リーダーの上に置くだけで商品読み取りが完了。バーコードリーダーと違い、無線通信で一括読み取りができるのでレジ作業の必要がなく、決済もキャッシュレスで行えるとっても便利なシステムです。

どこにどの商品をいくつ在庫しているか?を可視化 「スマートシェルフ」

スマートシェルフ

ICタグラベルとハンガーラックタイプのスマートシェルフを活用することで商品の位置と在庫をモニターでリアルタイム管理できるシステム。どこに何がいくつあるか?が一目で分かるように可視化しているので、在庫管理はもちろん顧客対応などもスムーズに。

またディスプレイを併用したプロモーションとの連動や、手に取られた回数など店頭での行動データも蓄積できるので店頭レイアウトに活用することも可能です。

1枚4円〜の低価格を実現!低価格ICタグラベル「SMARTICS-U」

低価格ICタグラベル「SMARTICS-U」

ICタグの課題の一つとも言われている「低価格化」を各シーンに応じて機能設計を最適化することで実現。一枚4円〜という価格をクリアした低価格ICタグラベルがこの「SMARTICS-U」。基準となる汎用モデルに加え、海外など異なる周波数帯にも対応するグローバルモデルや至近距離で重ねても読み取ることができる書類管理向けモデルなど、随時ラインアップを拡充しています。

これら3つのソリューション以外にも下記のような導入支援が準備されている。


・ICタグを発行する機器や発行済ICタグラベルの提供などの「発行支援」
・ラベラーを使用したICタグラベル貼付方法・貼付装置の提供などの「貼り付け支援」
・ICタグのID情報を管理するクラウド型統合基盤「ID-NEX」の提供などの「データ基盤支援」
・LPWA規格のZETAや物流支援ロボットCarriRoなどと組み合わせた「IoT全般支援」



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このように、ICタグ及びRFIDソリューションは様々な他ソリューションや機能と組み合わせ「どう使うか」をしっかり見極めていくことで、活用の幅を無限に拡張させることが可能なのだ。

しかしそれを実現するにはサービスの質の向上や物流システムの改善など、常日頃からの使う側の積極的な意識、そして未来に向けての“先行投資”が必要となってくる。言うまでもないが先見の明を持った者だけがより豊かな知見と情報の蓄積を得ることができるのだ。

DXを推進するRFIDと、トッパンの優位性

RFID技術を保有する数ある企業の中でもトッパンは一種独特の立ち位置にいると言える。それはトッパンが当時の大蔵省印刷局で学んだ技術者たちが独立して創立した企業であり、当時から紙幣はもちろん切手など高度な印刷技術が必要な印刷物を扱う印刷工場だった点だ。その技術に加え、証券印刷で構築したセキュア(セキュリティ)領域こそがトッパンという企業の根幹であるからだ。

そういったバックグラウンドも含め、トッパンの優位性をまとめてみたのでご覧いただきたい。

証券印刷で培った「金融系ICカード製造」技術力

ICタグ単体からプラットフォーム運用まで“ワンストップ”で提供できる総合力

顧客のニーズに合わせ、最適な環境で利活用できるサポート体制

2万社を超える多種多様な顧客対応で培った膨大な知見と実績は、総合的なソリューション開発&運用対応を可能にしている。RFID導入を考えている企業から見れば非常に頼もしい存在のはず。当たり前だがRFIDはそれ単体で運用するものではなく、他ソリューションと併用して利活用する技術。
そして、これら全ての項目を包括するような形での大きな枠組みとして、トッパンが現在推し進めているT-DX(トッパンデジタルトランスフォーメーション)がある。

TOPICSトッパンデジタルトランスフォーメーション(T-DX)

TOPPAN DX展

凸版印刷が2019年に社を挙げて推進するプロジェクト。お客さまのデジタル変革(DX)支援を目的に、マーケティング・販売のデジタル支援から、製造プロセスのデジタル 化による「ものづくり」支援などさまざまなソリューションを展開。

11月6日から3日間、トッパン小石川ビル2階において
TOPPAN DX展を開催いたしました。たくさんのお客さまにご来場いただき無事に終了いたしました。

デジタルへの変革を掲げたこの動きこそ、IoT化社会には必要不可欠なものとして今後より重視されていくであろうし、その中でRFIDソリューションはまさに“切り札”のような存在となっていくのは間違いない。

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