スペインのDecotecを100%子会社化し、INTERPRINTグループとして欧州建装材事業を拡大

 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は海外建装材事業を統合することによるグループ全体での相乗効果創出を目指し、傘下であるスペインの建装材印刷メーカーDecotec Printing, S.A.(本社:スペイン・カタルーニャ州、以下 Decotec)の残株40%を取得、100%子会社化しました。同時に、同じくグループ企業のドイツ建装材大手INTERPRINT GmbH(本社:ドイツ・アルンスベルク市、以下INTERPRINT)にDecotecを譲渡し、新社名「IP Decor Spain S.A.U.」として2022年10月17日より新たなスタートを切りました。

IP Decor Spain S.A.U.

 凸版印刷は、欧州現地法人であるTOPPAN EUROPE GmbH(以下、TEU)により、2017年9月にFINANCIERA MADERERA S.A.(本社:スペイン・ガリシア州、以下、フィンサ)の100%子会社であったDecotecの株式の60%を取得し、欧州初の建装材製造拠点として地産地消体制を確立しました。
 その後、凸版印刷は世界有数の建装材印刷メーカーINTERPRINT を2019年に100%子会社化し、世界7ヵ国8製造拠点のグローバルプラットフォームを構築。地産地消エリアの飛躍的な拡大とグローバル建装材事業の推進をスタートさせました。
 今回は、TEUにより、フィンサからDecotecの残株40%を買い取り、同時に同株式100%をINTERPRINTに譲渡し、欧州建装材事業会社のINTERPRINTグループへの統合を実施しました。
 今後Decotecは新社名「IP Decor Spain S.A.U.」として、INTERPRINTの傘下で運営され、INTERPRINTグループの9番目の生産拠点として、INTERPRINTの製品ポートフォリオ拡大や、地中海地域や中央アメリカ市場への進出強化に貢献していきます。

凸版印刷の建装材事業について

 凸版印刷は1956年より建装材印刷事業に着手し、家具・建具・床などの表面化粧材の開発・販売を行ってきました。1971年から海外にも営業拠点を設置し、アメリカやヨーロッパ、アジアなどグローバルな事業展開を行っています。また1988年にはアメリカ・ジョージア州に建装材印刷工場(Toppan Interamerica)を設立。2017年にスペインのDecotec、2019年にドイツのINTERPRINTを子会社化し、海外での製造・販売体制を強化し、より高い意匠性と機能性を持つ建装材製品・空間の実現に貢献しています。

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以 上

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