「co-necto 2020」の第2次選考を突破したMealthyとプログラムの
パートナー企業の中国電力と共同で食事指導の実証実験を開始

 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、凸版印刷が主催する公募型のオープンイノベーションプログラム「co-necto 2020」の第2次選考を通過した株式会社Mealthy(メルシー)(本社:埼玉県東松山市、代表取締役:鈴木 勝之、以下 Mealthy)と、同プログラムのパートナー企業である中国電力株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役社長執行役員:清水 希茂、以下 中国電力)と共同でバーチャル栄養アシスタントを活用した食事指導の実証事業を開始します。

 今回の実証実験は、Mealthyが持つ管理栄養士による食事指導にAI技術を融合させたバーチャル栄養アシスタントアプリ「Mealthy」を使用した『食事指導』と、凸版印刷が持つ『健康ポイントソリューション』での知見を活かし、中国電力の契約者を対象に健康増進に向けた動機付け・行動変容を促し、健康プログラムへの参加継続率や指導効果の向上を検証します。2021年7月1日(木)より参加者の募集を開始し、2021年9月1日(水)より実証実験を開始します。

 なお本実証実験は、凸版印刷が行っている公募型オープンイノベーションプログラム「co-necto(コネクト)2020」において、2次選考を通過したMealthyと、パートナー企業の中国電力と、凸版印刷がPoC(Proof of Concept:概念実証)を行うことで、新たなサービスやプロダクト・ソリューションをよりスピーディに生み出すことを目的にしています。
 

今回行う実証実験のイメージ
今回行う実証実験のイメージ

STEP1:中国電力の契約者が日々の食事写真を撮影し、専用アプリ内で投稿
STEP2:Mealthyの管理栄養士が投稿された食事に対するアドバイスを実施。
    AIを活用した画像解析により投稿した食事写真を正確に認識。
    ユーザデータ、過去の食事写真からAIが最適なアドバイスが推奨可能。
STEP3:利用者は、担当栄養士のアドバイスに基づき、食事の選び方を見直し、日々の食事写真を投稿
 

背景

 生活習慣病は国民医療費の約3割を占めるといわれており、その削減のため、さまざまな施策が行われています。なかでも管理栄養士による保健指導において、指導完了率を上げるためには、管理栄養士の指導頻度の向上が課題となっています。このたび、凸版印刷が行っている公募型オープンイノベーションプログラム「co-necto(コネクト)2020」において2次選考を通過したMealthyの持つバーチャル栄養アシスタントアプリ「Mealthy」を活用し栄養指導とインセンティブを掛け合わせたサービスを提供することで、個人の生活習慣に対する行動変容を確認する実証実験を行います。 

今回の実証実験の特長

・管理栄養士とAIを組み合わせた栄養指導
 従来管理栄養士が各個人に対して、個別に行っていた栄養指導にAIを組み合わせることにより、高頻度で栄養指導が可能。毎食の画像をアプリにアップするだけで簡単に栄養指導を受けられます。

・毎回の食事を撮影するだけで、食事内容を正確に解析
 食事画像の画像解析技術は、AIを活用した国内最高レベルの解析精度を実現。より正確に毎食の食事内容を送信できることで、より効果的な栄養指導が可能。

・検証
 バーチャル栄養アシスタントを活用した食事指導によるヘルスケアサービスに対する意識変化・行動変容の検証 。

今回の実証実験の概要

・実施期間:2021年9月1日~2021年10月31日
・目的:バーチャル栄養アシスタントを活用した食事指導によるヘルスケアサービスに対する意識変化・行動変容の検証 

各社の役割

・凸版印刷:全体管理、事務局サポート
・中国電力:実証フィールドの提供、事務局
・Mealthy:Mealthyアプリの提供、運用サポート

オープンイノベーションプログラム「co-necto(コネクト)」について

 凸版印刷はスタートアップ企業を中心に優れた事業アイデアを募集し、新事業を共創する公募型のオープンイノベーションプログラム「co-necto(コネクト)」を2017年より実施しています。さらに2020年度は、Open Innovation PoC Lab.として19社のパートナー企業とともに、共同で実証事業を行うことを目指すプログラムへと進化を遂げました。凸版印刷、スタートアップ企業、パートナー企業の3者間の共創により、新たなサービスやプロダクト・ソリューションをよりスピーディに生み出すことを目的にしています。
 2020年の第1期募集では、100社を超えるスタートアップ企業の皆さまからご応募いただき、2次選考を通過した5社のスタートアップ企業と、パートナー企業と共同で、PoC(Proof of Concept:概念実証)に向けた計画策定を行っています。 

今後の目標

 本実証を踏まえ、バーチャル栄養アシスタントを活用した食事指導サービスのユーザビリティを高め、より効果的に食事指導が行えるサービスにアップデートし、社会実装を目指します。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以 上

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