2019年にフランスで発見された「盛安本源氏物語絵巻『夕顔の死』」の里帰りを記念して
3月21日(日)にシンポジウムを開催。100名限定で先行公開

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、文化庁と、独立行政法人日本芸術文化振興会が主催する「日本博」に採択されたプログラム「日本文学展 -文学とメディアの千年譚-」を推進しています。
 このたび、本プログラムの一環として、2019年にフランスで発見された「盛安本源氏物語絵巻『夕顔の死』」のはじめての里帰りを実現させました。これを記念して、「源氏物語絵巻『夕顔の死』里帰り記念シンポジウム」を2021年3月21日(日)に開催します。同時に100名限定で「盛安本源氏物語絵巻『夕顔の死』」を本シンポジウム内で先行公開します。なお、今年4月より印刷博物館(東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル)で一般公開します。

シンポジウム「源氏物語絵巻『夕顔の死』里帰り記念シンポジウム」
シンポジウム「源氏物語絵巻『夕顔の死』里帰り記念シンポジウム」

盛安本源氏物語絵巻『夕顔の死』とは

 平安時代末期以降から「源氏物語」を題材とした絵巻が多く制作されました。その中でも「盛安本源氏物語絵巻」は、紫式部によって執筆された「源氏物語」の全てを絵巻化したとされています。現在では「盛安本源氏物語絵巻」は、国内外に散在しており、全容が明らかではないことから「幻の源氏物語絵巻」とも呼ばれています。その「盛安本源氏物語絵巻」の中の『夕顔の死』を描いた場面が2019年にフランスで発見されました。他の源氏物語絵巻では見ることのない「死」の場面を描くなど、独特な作品です。

シンポジウムの概要

 今回、『夕顔の死』の初の里帰りを記念して、「源氏物語絵巻『夕顔の死』里帰り記念シンポジウム」を2021年3月21日(日)に開催します。講演者には、日本文学研究者で国文学研究資料館長のロバート キャンベル氏と、日本美術研究者で学習院大学教授の佐野みどり氏をお迎えします。本シンポジウムは、会場での開催とオンラインを併用して行います。会場では、参加者100名限定で「盛安本源氏物語『夕顔の死』」を先行公開します。

開催概要

【日  時】 2021年3月21日(日)14:00~16:00(予定)
【参  加  費】 無料(事前登録制)
【申し込み】 https://nihonbungakuten3.peatix.com/
【締  切】 3月20日(土) 18:00 締切
【会  場】 オンライン/オフライン同時開催
      〈オンライン〉
       参加方法につきましては、お申込の方に個別にご連絡を差し上げます。
      〈オフライン〉
       日本橋高島屋三井ビルディング 日本橋ホール(東京都中央区日本橋二丁目5番1号)
       ・発熱や咳等の症状の見られる方は、ご来場をお控えください。
       ・ご来場に際しては、必ずマスクの着用をお願いいたします 。
       ・その他、感染防止対策の詳細につきましては、申し込みWebサイトを確認ください。
【注意事項】参加希望者が多数となった場合、先着順とさせていただきます。
      提供いただく個人情報は、凸版印刷の個人情報保護方針に基づき厳重に管理します。
【主  催】 文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、凸版印刷株式会社

「日本文学展 -文学とメディアの千年譚-」について

 「日本文学展 -文学とメディアの千年譚-」は「文学」をテーマに凸版印刷株式会社が行うプロジェクトです。文化庁と、独立行政法人日本芸術文化振興会が主催する「日本博」に2019年度、2020年度の2年に渡り採択されています。「文学はメディアの発達に伴いどのような変遷を遂げてきたのか」印刷会社ならではの視点で文学を考察します。
 

「日本博」とは

 日本博は、「日本人と自然」を総合テーマに、縄文時代から現代まで続く「日本の美」を体感する美術展・舞台芸術公演、芸術祭などを、年間を通じ、全国各地で展開するプロジェクトです。文化庁、日本芸術文化振興会、関係府省庁、全国の文化施設、地方自治体、民間企業・団体等が連携して、各地域が誇る様々な文化芸術の振興を図り、その多様かつ普遍的な魅力を国内外へ発信し、次世代に伝えることで、更なる未来の創生を目指します。
日本博公式ウェブサイト:https://japanculturalexpo.bunka.go.jp/ 

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以  上

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