従来品と比較して加熱効果を約20℃高めた「カリっとサセプター™」を開発
従来の「サセプター®」と比較してクリスピー感の向上と焼き目付けの時短を実現

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ™」を提供しています。
 このたび、「スマートライフ バリュー パッケージ™」で提供するラインアップの1つとして、電子レンジ用発熱シート「サセプター®」の加熱効果をアップした新グレード「カリっとサセプター™」を開発しました。電子レンジ調理商品を取り扱う食品業界や流通業界などに向け、2021年2月から販売を開始しています。
 「サセプター®」は、アルミニウムの薄膜をPETフィルムに蒸着し、薄紙と貼り合わせた発熱シートです。電子レンジで使用するとマイクロ波を吸収し、誘導加熱の原理によって表面を約200℃で加熱することができます。火を使用せずに、短時間で食材に熱を通し、こんがりとした焼き色をつけられることが特長です。
 今回開発した「カリっとサセプター™」はベースとなる紙に厚紙を使用することにより、最高到達温度が従来の「サセプター®」よりも約20℃高めることができるため、電子レンジ加熱の効果を向上することが可能です。従来の薄紙仕様サセプターと比較して、より「カリっと」したクリスピー感を味わえ、加熱調理する食品のおいしさを際立たせます。
 本製品は、2021年2月24日(水)~26日(金)まで開催される「2021東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示します。

「カリっとサセプター™」のイメージ
「カリっとサセプター™」のイメージ

開発の背景

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えるなど、人々の生活スタイルは大きく変化しています。「巣ごもり消費」という新しいトレンドが生まれるなか、電子レンジで調理ができる商品のニーズが高まっています。凸版印刷は1980年代より電子レンジ用発熱シート「サセプター®」の販売を開始し、食品メーカーに採用されています。近年、電子レンジで調理する商品の種類が増えことで、より高い加熱効果を求められるようになりました。この課題に対し、「サセプター®」表面の最高到達温度を高めた「カリっとサセプター™」を開発しました。

「カリっとサセプター™」の特長

・電子レンジ加熱効果アップで時短調理を実現
 クリスピー感、焼き目付けなどが今までの薄紙仕様の「サセプター®」と比較してさらに向上。加熱調理した食品のおいしさが際立ちます。また、発熱シートを厚紙に貼り合わせた積層構成の工夫により、最高到達温度が薄紙よりも20℃程度高くなるため、調理時間が短縮できます。

カリっとサセプター™

・自由な形状設計が可能
 板紙全面にサセプターフィルムを直接貼っているため、形状・形態を使用する商品に応じて自由に設計することが可能。さまざまな形の商品に使用できます。 

今後の展開

 凸版印刷は、「カリっとサセプター™」を電子レンジ調理する商品を取り扱う加工食品・冷凍食品業界や、流通、電子レンジ調理器具メーカーを中心に拡販し、2022年に5億円の売上を目指します。

「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」について

TOPPAN S-VALUE™ Packaging
凸版印刷は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ™」、「しゃかい」に価値ある「ソーシャル バリュー パッケージ™」、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ™」を提供します。
ひと/スマートライフ バリュー パッケージ™
「ひと」/「スマートライフ バリュー パッケージ™」
円滑な購入や効率的な保管、おいしく仕上がる調理、簡便な廃棄、安全・安心な取り扱いなど、生活のさまざまな場面に最適な価値を提供し、コミュニケーション媒体として顧客体験を最大化させるソリューションを展開します。
しゃかい/ソーシャル バリュー パッケージ™
「しゃかい」/「ソーシャル バリュー パッケージ™」
サプライチェーンにおいて発生する業務効率化、生産性向上、販売の最適化などのさまざまな課題を解決し、継続的な企業活動を実現する価値あるパッケージやサービスを展開します。
ちきゅう/サステナブル バリュー パッケージ™
「ちきゅう」/「サステナブル バリュー パッケージ™」
再生プラスチックを用いた包装材、単一素材でリサイクル適性を向上した包装材、植物由来材料の紙やバイオマスプラスチックを用いた包装材など、環境負荷の低減と循環型社会の実現につながるソリューションを展開します。

<URL> https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/sustainability/ 

「TOKYO PACK 2021」について

名称:TOKYO PACK 2021 -東京国際包装展-
会期:2021年2月24日(水)~26日(金)
開場時間:10:00~17:00(来場登録受付開始 9:30)
会場:東京ビッグサイト 西1~4ホール、南1~2ホール
テーマ:未来(あす)を拓く 包みのテクノロジー
主催:公益社団法人日本包装技術協会
公式サイトURL: https://www.tokyo-pack.jp/
凸版印刷のオンライン展示会サイトURL: https://v-messe.jp/custom/plaza/2021/tokyopack/

アクセス情報

トッパンブースへのアクセス
・東京ビッグサイトまでのアクセス
りんかい線 国際展示場駅(下車 徒歩7分)
ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅下車(下車 徒歩3分)

・トッパンブースの位置
南1ホール 小間番号S1-12
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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