入場者のマスク着用有無をAIカメラで自動判別
感染症の拡大抑止を目指す実証実験を、トッパン小石川ビルで実施

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、AIカメラを活用したサービスで高い技術を保有するAWL株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北出 宗治、以下 AWL)をパートナーとし、AIカメラを活用した画像解析による、感染症拡大抑止を目的にした新たなサービスの実証実験を2020年4月24日(金)より、トッパン小石川ビル(東京都文京区)で開始します。
 実証実験の第1弾として、オフィス入館時のマスク装着/未装着を自動で判定し、未装着の場合は受付にアラートを表示する「マスク装着検出・アラート表示」の実証を実施。これにより、入館時のマスク装着徹底を効率的に行うことが可能になり、従業員や関係者の安全安心な環境整備を目指します。

タブレット端末のカメラで入館時の人物画像を解析し、マスク装着/未装着を検出している様子
タブレット端末のカメラで入館時の人物画像を解析し、マスク装着/未装着を検出している様子
© Toppan Printing Co., Ltd.

背景

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、人々の健康や暮らしを支えるために自宅外で働くエッセンシャルワーカーの感染拡大が世界的に問題となっております。
 このような問題に対して凸版印刷は、協業しているAWLと共同で、従業員や関係者が安心して働くことのできる環境整備を実現するべく、AIカメラを活用した感染症拡大抑止サービスの実証実験を実施。本実証で得られた知見を元に、企業のオフィスのみならず、スーパーや薬局など、多くの人の暮らしを支えているさまざまな拠点にサービスを提供することで、従業員の安全安心な労働環境整備、および感染症拡大抑止を支援します。

実証実験の概要

・内容: AI画像解析による、マスク装着/未装着の検出とアラート表示の効果検証
・第1弾実証実験期間: 2020年4月24日~2020年5月7日
・場所: トッパン小石川ビル 従業員通用口
・対象: トッパン小石川ビルに入館する従業員および関係者
・第1弾実証実験後の展開:
 ① 実証実験の継続(下記ソリューションの開発・実証を予定) 
   ・従業員通用口での発熱検知
   ・任意の場所における密集度計測
   ・任意の特定場所の混雑状況の把握
   ・人物間距離の計測
   ・人物同士の接触回数計測
   ・アルコール消毒実施の検知 
 ② 第1弾実施「マスク装着・アラート表示」の外販

今後の展開

 凸版印刷は、本実証で得られた知見をもとに、AIカメラを活用した感染症拡大抑止サービスをさまざまな企業や団体へ向けて、2020年5月を目標に提供開始します。また、サーモグラフィー活用した発熱者検出や、人物間距離計測による密集検知・予測など、サービスをアップデートすることで、より安全安心な労働環境整備、および感染症拡大抑止を支援します。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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