建装材印刷メーカー大手のドイツINTERPRINT社の買収を完了
海外での地産地消体制を推進し、グローバルにおける建装材事業を拡大

  凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、Wrede Industrieholding GmbH & Co. KG(本社:ドイツ・アルンスベルク市、会長:Thomas Wrede、以下 WREDE)の100%子会社で、建装材印刷事業を展開するInterprint GmbH(本社:ドイツ・アルンスベルク市、以下 INTERPRINT)の株式譲渡契約を締結し、このたび買収手続が完了しました。
 凸版印刷は本買収により、建装材印刷分野において世界有数のメーカーとなります。高機能技術開発力と高意匠デザイン開発力を武器として、グローバル市場における建装材事業をより一層強化していきます。
 

INTERPRINT社の商号(左)商標(右)

本買収の背景/目的

 凸版印刷は、グローバルな事業展開の加速を重要な経営課題と位置づけており、海外事業の拡大に向け、さまざまな分野においてビジネス展開を進めています。建装材事業については1970年代から海外に営業拠点を設置し、グローバルな事業展開を行っています。1988年に米州初の製造拠点Toppan Interamerica Inc. (ジョージア州)を設立、2017年には欧州初の製造拠点Decotec Printing S.A.(スペイン)を買収し、海外での製造・販売体制を強化してきました。
 一方INTERPRINTは、1969年に創業し、ドイツのアルンスベルク市に本社を置く世界有数の建装材印刷メーカーです。「グローバルに考え、ローカルで行動する」という哲学のもと、約1,300人の従業員と、世界7ヵ国(ドイツ、アメリカ、ポーランド、マレーシア、中国、ロシア、ブラジル)に8か所の製造拠点を保有しています。
 凸版印刷はこのたびINTERPRINTと協働することにより、新たなグローバルプラットフォームを通じて、さまざまな地域やニーズに対応した幅広い表面化粧材を提供していきます。また、両社での共同開発体制を推進・強化することで、建装材業界にとどまらず新たな市場に向けて、持続可能で革新的なソリューションをグローバルに提供していきます。
 

INTERPRINTの製造拠点

Germany – Arnsberg(アルンスベルク)
Poland – Ozorków(オゾルクフ)
Russia – Egorievsk(エゴリエフスク)
Russia – Samara(サマラ)
USA – Pittsfield(ピッツフィールド)
Brazil – Curitiba(クリチバ)

China – Changzhou(常州市)

Malaysia – Nilai(ニライ)
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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