「文春オンライン」掲載の「聴くスクープ」に
テキスト音声読み上げサービス「おまかせアナウンス®」によるナレーション音声を提供

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、テキストデータから日本語や外国語の流ちょうなナレーション音声を、短納期・低コストで作成するサービス「おまかせアナウンス®」を提供しています。

 このたび、株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中部嘉人、以下 文藝春秋)が運営するニュースサイト「文春オンライン(※1)」上で配信される、「週刊文春」スクープ記事紹介の新メニュー「聴くスクープ」のナレーション音声に「おまかせアナウンス」が採用されました。
 「聴くスクープ」は2019年5月15日(水)より順次配信されます。

 週刊文春は、文藝春秋が発行する、政治・経済から一般的な話題までを広く取り上げる発行部数国内最多の総合週刊誌です。週刊文春に掲載されるスクープ記事の動画数本が、本誌発売の前日に「文春オンライン」上で配信され、読者の関心を喚起することで本誌の販売促進に貢献しています。
 このたび、新たな試みとしてスクープ記事を音声化するにあたり、「おまかせアナウンス」による人の声に近い高品質なナレーションと、週刊誌の速報性を損なわない短納期体制が文藝春秋より評価され、今回の採用に至りました。

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「おまかせアナウンス」について

 「おまかせアナウンス」は、人による収録の手間なく、音声合成技術を活用し、日本語や外国語のテキストデータから流ちょうな高品質ナレーション音声を短納期・低コストで作成・提供するサービスです。
 音声作成だけでなく、短納期を実現するワークフローの検討、音声品質のチェック・修正、最終ユーザーにリーチさせる仕組みや動画など最終データの作成まで、ワンストップのサービスで提供します。
 なお、「聴くスクープ」でも採用された日本語の合成技術には、株式会社エーアイ(※2)が提供する音声合成ソフト「AITalk®(えーあいとーく)」を使用しています。

◇開発の背景

 近年スマートフォンやスマートスピーカーの普及により、情報取得手段としての音声の需要が高まっています。
 また、高齢者や視覚障がい者に対する「文字内容の音声化」や、外国人観光客・外国人就労者への「多言語音声による案内」など、情報のアクセシビリティの観点でも音声が注目されています。
 凸版印刷はこうした社会背景を踏まえ、これまで培ってきた情報編集力と音声合成技術を組み合わせ、より短納期・低コストでナレーション音声を提供できる本サービスの開発に至りました。

◇本製品の特長

・短納期、低コスト、高品質
ナレーター収録手法と比較して、従来必要だったナレーター手配や読み原稿作成が不要のため、短納期かつ低コストでの音声作成が可能です。また音声に間違えが見つかった場合でも収録が必要ないために簡単に再作成が可能で、差し替えた部分の音声の質が異なるといった問題も発生せず、安定した品質の音声を提供できます。

・多種多様な言語に対応
日本語の他、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などの言語にも対応可能です。
・自然なイントネーション
音声合成エンジンでの音声データ生成後、独自の品質チェック・チューニングを施すことにより、人が話すイントネーションに近い自然な音声を実現します。
・性別・年代など15種類の日本語バリエーション
日本語の音声は男性・女性、子供の声など、シチュエーションに応じた15種類の声から選択可能です。

◇本サービスの提供価格

日本語:1,000文字まで、\50,000~  英語:翻訳と合わせて400文字まで、\60,000~
(言語や文章の難易度によって価格変動あり)

◇今後の目標

 凸版印刷は本製品を、出版物の音声化や各種施設アナウンスの多言語化、高齢者や視覚障がい者へ情報アクセシビリティ向上の手段として拡販していきます。

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※1 文春オンラインについて
「週刊文春」や「文藝春秋」のコンテンツも読める30~40代に向けたニュースサイトです。
https://bunshun.jp/

※2株式会社エーアイについて
「音声技術で拓く21世紀の文化」の経営理念のもと、各種音声合成エンジン及び音声合成に関連するソリューションを提供しています。(代表取締役:吉田 大介 設立:2003年4月 所在地:東京都文京区)
https://www.ai-j.jp/
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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