住宅メンテナンスプラットフォーム事業を展開するCoLifeと凸版印刷が資本業務提携
ITを活用して生活者の暮らしを豊かに

  • 凸版印刷株式会社
  • 株式会社CoLife

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と、株式会社CoLife(コーライフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:池内順平、以下 CoLife)は、2019年5月に資本業務提携(以下 本提携)を締結しました。
 本提携により、凸版印刷のデジタル事業や建装材事業などのノウハウと、CoLifeのもつ住宅メンテナンスサービス領域における知見を融合させ、未来の住空間づくりを推進していきます。

本提携の背景

 人口減少による住宅需要の減少などを背景に、住宅業界では従来の新築販売中心のビジネスモデルから、サービス提供によるストック型のビジネスモデルへの転換が進められています。こうした流れを受け住宅メンテナンス領域では、手軽さと品質を両立したデジタルサービスのニーズが高まっています。
 CoLifeは暮らしを快適にする住宅メンテナンスサービス領域に新しい技術などを導入する「住宅メンテナンス・テック」企業として2015年に設立。15社をこえる大手住宅事業者と提携のもと、住宅備品のeコマース事業や住宅設備交換事業などを展開しています。CoLifeの提供するメンテナンスサービスプラットフォーム「イエコン®」は、会員数が3万世帯を超え、なかでも住宅設備備品の定期購入会員は約1.3万世帯、年間購入件数は約3万件、設備交換は2018年度で5,000件以上と、年間約4万件以上利用されています。また、2018年9月よりスマートフォンを活用したメンテナンスサービス「イエコンアプリ」の提供も開始、業界のIT化を推進しています。
 凸版印刷は、意匠性や機能性、環境適性に優れた建装材事業を1956年より展開。住宅や家具など、住空間における世界的なトレンドを常に意識したモノづくりを行っています。また、電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)(※1)」や、家電や住宅設備をPCやスマートフォン上で管理できるサービス「IEMANE(イエマネ)(※2)」など、生活者の暮らしをデジタルで支えるサービスを展開しています。
 CoLifeと凸版印刷は本提携により、国内における「イエコン」の拡大展開のほか、両社が蓄積したメンテナンスデータを元にAIやIoTなどの技術を活用し、住宅メンテナンスサービス領域のデジタルトランスフォーメーションを推進していきます。

具体的な事業展開

1.「イエコン」のサービス拡充・拡販

 CoLifeの提供するメンテナンスサービスプラットフォーム「イエコン」と、凸版印刷の持つマーケティングや決済などのITサービスを組み合わせ、見積もりの自動化や故障予測などの機能を実装します。また、両社のネットワークを用いて拡販を進め、「イエコン」のさらなる普及を目指します。

2.「イエコンアプリ」と凸版印刷が提供する「Shufoo!」や「IEMANE」、「iCata」と連携したアプリケーションの開発

 CoLifeが提供する「イエコンアプリ」と凸版印刷のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(本社:東京都港区、代表取締役社長:早川礼)(※3)が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」や、家電や住宅設備をPCやスマートフォン上で管理できるサービス「IEMANE」、住宅設備・建材業界に多く使用されている電子カタログ閲覧サービス「iCata(アイカタ)」を連携した新たなアプリケーションを開発。生活者の暮らしをデジタルで支援していきます。

3.CoLifeのメンテナンス事業と凸版印刷の建装材事業を連携させた新たなサービスの開発

 CoLifeのメンテナンスサービスプラットフォーム「イエコン」の中で発生する住宅備品の購入ニーズや住宅設備交換工事や小修繕工事などのメンテナンスニーズに対し、凸版印刷が販売する建装材・住宅備品の販売を進めるほか、両社のリソースを組み合わせ、マンション共用部での住宅関連備品のEC販売事業の展開を目指します。

4.住空間づくり・住宅メンテナンス領域を中心とした新規サービスの共同開発

 CoLifeの提供するメンテナンスサービスプラットフォーム「イエコン」などのサービスによって得られたデジタルデータを活用し、共同でCRMなどのデータマーケティング事業を展開。生活者の利便性を向上させる新たな住空間サービスの提供を目指します。

イエコンアプリについて

 2018年9月より住宅事業者に向け提供を開始した顧客管理アプリケーション「イエコンアプリ」は、住み続けると必ず発生する住宅メンテナンスに関して、[居住者]、[住宅を供給・管理する住宅事業者]、[メンテナンス提供会社]の三方にとっての負担を軽減することを目的に開発されました。当アプリはどこに依頼して良いかわかりづらいメンテナンスサービスの申し込み窓口となり、サービスの提供にあたり煩雑になりがちな現地調査や施工の日程調整、見積もりのやりとりや決済などをスムーズに解決いたします。さらに、顧客ニーズの高い住宅関連備品なども当社が運営するECと接続して販売することが可能です。

イエコンアプリについて

凸版印刷株式会社について

本社:東京都千代田区
代表取締役社長:金子 眞吾

 凸版印刷は1900年の創業以来、原点である「印刷術」を「印刷技術」に進化させていくと同時に、事業分野の拡大に努めてきました。ここに「マーケティング力」「IT力」「クリエイティブ力」、さらにさまざまな加工技術が融合・進化した姿を、凸版印刷では「印刷テクノロジー」と呼んでいます。この事業基盤のもと、現在では「情報コミュニケーション」、「生活・産業」、「エレクトロニクス」の3分野で事業を展開しています。凸版印刷は、「印刷テクノロジー」という事業基盤のもと、それぞれの事業分野を発展させ、社会やお客さまの課題解決につながる「トータルソリューション」の提供を行っていきます。
企業サイト:https://www.toppan.co.jp/

株式会社CoLifeについて

本社:東京都中央区
代表取締役社長:池内 順平

 家の中で発生する不便や住宅設備の不具合といったトラブルを把握し、住まいの体調(コンディション)を可視化し、住まいの健康を維持・管理することで「くらし」の快適性の向上、ならびに、自由に使える時間の創出に貢献することを目指し、最新のテクノロジーと人のサービスを融合、家中サービスを加速度的に進化させる「イエコン(iecon)」の構築を進めてまいります。
企業サイト:http://www.colife.co.jp/

※1:「Shufoo!」
 2001年8月より凸版印刷株式会社が運営を開始し、2019年4月1日より凸版印刷のグループ会社である株式会社ONE COMPATHが運営している、20~40代の女性を中心に利用されている国内最大級の電子チラシサービス。大手流通各社、地域主力スーパーなど約4,000法人、約110,000店舗が参加。PV数は月間4億PV、ユニークユーザー数は月間1,100万(2018年12月現在)となっています。チラシの閲覧回数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えています。また、生活者は、スマートフォンやタブレット端末など様々なデバイスから日本全国の電子チラシを閲覧することができます。
・PC http://www.shufoo.net/
・携帯 http://mobile.shufoo.net/
・iPhone http://itunes.apple.com/jp/app/id373909230?mt=8/
・iPad http://itunes.apple.com/jp/app/id373911706?mt=8/
・Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.toppan.shufoo.android

※2:IEMANE
 2019年4月より凸版印刷の提供する、取扱説明書や保証書をPCやスマートフォンで一元管理可能なWebサービスです。
・URL:https://iemane.jp/

※3:株式会社ONE COMPATH
 地図検索サービス「Mapion」、電子チラシサービス「Shufoo!」などデジタルメディアの運営を中心に事業展開する凸版印刷株式会社のグループ会社で、2019年4月1日に株式会社マピオンから社名変更し、それまで凸版印刷が運営していた「Shufoo!」等の事業を承継。「Mapion」「Shufoo!」のほか、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」、コミュニケーションアプリ「ふたりの」等を運営しています。
https://onecompath.com/

 以 上

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