「101ClassArtStone」製品写真　　© Toppan Printing Co., Ltd

開発の背景

　近年、地震などの自然災害が多く発生していることで、建造物のより高い耐震性や安全性が求められ、老朽化が進んだ建造物の外壁の補修の必要性が高まっています。
　シート状外装材は外壁補修に簡単に利用できるものの、従来品は絵柄が単調なものが多く、現在のトレンドを踏まえた高いデザイン性をもつ製品が求められていました。
　凸版印刷はこの要望に応えるため、これまでにはなかった天然石目調を本物さながらに再現したシート状外装材「101ClassArtStone」を開発しました。

本製品の特長

・シート状でありながら天然石目調の高い再現性

 精巧な印刷表現により、従来のシート状外装材にはなかった、本物の天然石のような風合いが再現できるようになりました。

・貴重な天然石目調を採用した製品ラインアップ

　経年劣化しやすい「大谷石」など、貴重な天然石目調を各種ラインアップしています。また、要望に応じて特注デザインも可能です。

＜デザインラインアップ＞

・外壁の高い安全性と長寿命化を実現

菊水化学工業（本社：愛知県名古屋市、代表取締役社長：山口　均）との共同開発により、印刷表現に最適化した基材の開発に成功。「鎧張り工法」で施工することで、施工部分に高い安全性、防水性を付与し、劣化防止・長寿命化を実現します。

・施工性の向上を実現

施工の際に老朽化したタイルを剥がさずにそのまま上から圧着できるため、施工がしやすく廃棄物の削減にも寄与します。また、シート状のため丸柱などの曲面への施工も可能です。

価格

25,000円／㎡　～　（※工事費用を含む上代価格）

今後の目標

　凸版印刷は、本製品を外壁加飾市場向けに拡販、2020年に関連受注を含めて約20億円の売上を目指します。

 以　上