セイコーマートの会員カードにお客さまの利便性を強化するハウス電子マネーを提供。
コンビニエンスストア業態で初めて「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を採用

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉誠人、以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、株式会社セイコーマート(本部:北海道札幌市、代表取締役社長:丸谷智保、以下 セイコーマート)の運営するコンビニエンスストア全店舗で利用できるプリペイド機能付きポイントカード「ペコマカード」(以下「ペコマ」)に搭載されるハウス電子マネー(※)「ペコママネー」に向けて、共同で運営する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」(※1)を提供します。
 ※ハウス電子マネー:自社ブランドのみで利用できる電子マネー

 セイコーマートが発行し、長らく多くのお客さまに親しまれている「セイコーマートクラブカード」が新たに「ペコママネー」機能を搭載した「ペコマ」に生まれ変わりました。「ペコママネー」は、事前にチャージ(入金)することで小銭が不要となり、お買い物でもクラブカードポイントが貯まる便利でお得なポイントカードです。
 セイコーマートは2018年10月1日(月)よりセイコーマート全店にて、「ペコマ」の募集(新規申込、現行カードの切替)および利用を開始します。初年度は、約150万枚のペコマカード発行を目指します。
 またセイコーマートが提供中のスマートフォン向け会員証アプリ「セイコーマートアプリ」にも、「ペコママネー」を登録してバーコードを表示することで店舗での支払いに使える機能を搭載します。なお「セイコーマートアプリ」には、凸版印刷の提供するCRMツール「お買い物アプリ」(※2)が採用されています。
 

「ペコマ」カードデザイン
「ペコマ」カードデザイン
アプリ画面
アプリ画面

「ペコマ」について

 「ペコマ」に搭載されている「ペコママネー」はハウス電子マネーとして、1,000円単位で50,000円までチャージが可能です。1回のチャージ限度額は49,000円です。「ペコママネー」でのお買い物100円(税抜)ごとに「クラブカードポイント」1ポイントが付与されます。貯まったポイントは景品交換に利用できます。
 また「ペコママネー」は1円単位でお買い物に利用できます。入会費、年会費は無料で、電子マネーの有効期間は最終のチャージ・利用日より2年、ポイントはお買い物をした月の24か月後の末日まで有効です。なお有効期限が終了したポイントは、1か月単位で失効します。
 「セイコーマートアプリ」は、「ペコマ」を登録することで会員証として利用することができるスマートフォンアプリです。お買い物時には「セイコーマートアプリ」に表示させた「会員バーコード」をPOSレジで読み取ることで、ポイント付与をおこないます。さらに「ペコママネー」の利用可能な残高を表示し、「会員バーコード」でカードと同様に支払いをおこなうことができます。

採用の理由

 今回、セイコーマートにより、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが提供する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」が採用された理由は、本サービスの豊富な導入実績と、大量の取引データを処理しながら安定したサービスを維持しているシステム信頼性が高く評価されたためです。
 また、POS接続や従来のポイントカードの会員を引き継いでプリペイド機能付きポイントカードを実現するノウハウなど、導入や運用面でのサポート力も評価されました。
 すでにサービス提供しているスマートフォンアプリと連動して、カードレスのバーコード支払を実現し、あわせてポイント会員のデータと決済を組み合わせたCRMへの展開も期待されています。

今後の取り組み

 凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーは、「ペコマ」を中心とした顧客サービスの拡充に向けてセイコーマートを支援していきます。
 「ペコマ」の利用者拡大に向けた販促施策に協力していくほか、セイコーマートのお客さまにより満足してもらうよう、「ペコマ」の機能強化とともに、さまざまなソリューションを提供していきます。同時に、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーは、「サーバ管理型プリペイドASPサービス」の機能強化と新規サービス開発を進め、全国の流通・サービス業を中心に販売を推進していきます。

※1 「サーバ管理型プリペイドASPサービス」 
「サーバ管理型プリペイドASPサービス」は、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが共同で運営する、ギフトカードやハウス電子マネーの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービスです。情報セキュリティ格付で決済サービスとして初となる最高位「AAAis」を取得しているほか、ISO/IEC27001(※3)をはじめ各種国際認証を満たした富士通グループの安全なデータセンターで運用される信頼性の高いサービスとして、既に150社を越える大手企業に導入され、同サービスが取り扱う電子マネー残高は年間で6,000億円以上(2017年度)と、国内随一の実績があります。
関連Webサイト:https://about.giftcard.ne.jp/

※2 「お買い物アプリ」
「お買い物アプリ」は、顧客IDベースで会員証・クーポン・チラシ・キャンペーンなどのサービスをスマートフォンアプリに集約したCRMツールです。具体的には、スマートフォンを用いた会員証サービスや、クーポン・キャンペーン・チラシなどの情報配信を行います。また、基本プラットフォームをASPで提供することにより、導入企業は低価格での運用が可能です。さらに、買い物に役立つ情報がスマートフォンに集約されることで、生活者にとっては利便性が増し、利用頻度の向上が期待できます。

※3 ISO/IEC27001
ISO(国際標準化機構)が定めた、組織における情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格。情報の機密性(C:Confidentiality)・完全性(I:Integrity)・可用性(A:Availability)の3つをバランスよくマネジメントし、情報の有効活用を実現するためのツールです。ISMSの後継認証制度として、2005年に発行されました。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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