働き方改革の実現を促進、決済ソリューションプログラムを共同開発

  • 株式会社うるる
  • ユーシーカード株式会社
  • 凸版印刷株式会社

 主婦向け在宅ワークのクラウドソーシングサービス「シュフティ」を運営する株式会社うるる(本社:東京都中央区、代表取締役社長:星 知也、以下「うるる」)は、みずほフィナンシャルグループの一員であるユーシーカード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北嶋 信顕、以下「UCカード」)と提携し、「シュフティ」を活用する業務受託者(以下「在宅ワーカー等」)と業務発注者間の報酬(※1)支払いに関して、国際ブランドプリペイドカードを活用した決済ソリューションプログラム(以下「本プログラム」)の提供を予定しており、今般、開発に関する基本合意書を締結しました。

(※1)業務委託(請負)契約による報酬であり、労働基準法第24条(賃金の支払)には該当いたしません

 本プログラムは、凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾、以下「凸版印刷」)の協力のもと開発予定であり、報酬支払い用国際ブランドプリペイドカード(以下、プリペイドカード)の発行開始は2019年5月頃を目指しています。 

本プログラム開発に至る背景

  政府主導での働き方改革の推進や在宅ワーカー等の働き方に関する法改正の動きが進展しているなか、「手数料の高さ」や「報酬の不払い、過少払い懸念」など、在宅ワーカー等からの直接的な声を反映した課題の解決に向けた取組が必要と考え、開発検討を開始しました。

本プログラムの概要

  クラウドソーシングサービス「シュフティ」を介し、業務発注者から在宅ワーカー等への報酬支払いをプリペイドカードへのチャージによって行います。
 在宅ワーカー等にとって、現在の銀行口座を介しての報酬受け取りと比べ、手続きに関する手数料(コスト)が軽減されることに加え、迅速な報酬の受け取りが実現されることを目指しています。また、在宅ワーカー等は、プリペイドカードにチャージされた報酬金額を国内外のMastercard加盟店でのショッピングに直接利用することが可能となり、キャッシュレス社会の進展にも寄与します。


〔本プログラムの流れ〕


 〔在宅ワーカー等の報酬受け取り方法比較〕

現状 本プログラム導入後
報酬受け取り方法 銀行口座への振込 ・プリペイドカードへのチャージ
・銀行口座への振込
(在宅ワーカー等が選択)
入金申請から
受け取りまでに要する期間
2〜5営業日 (プリペイドカードの場合)
  1営業日
(銀行口座振込の場合)
  2~5営業日
報酬受け取り時の手数料
(在宅ワーカー等の負担)
540円/回 (プリペイドカードの場合)
  手数料軽減を目指します
(銀行口座の場合)
  540円/回

 プリペイドカードの発行に当たっては、Mastercardの協力のもと、UCカードがプリペイドカードの発行に関するノウハウを、プリペイドカード発行元となるうるるへ提供します。
 また、プリペイドカードの決済処理のプロセッシングシステムの提供及びカードの製造を行う凸版印刷と、同社と「報酬支払い管理に関する特許」を共同出願しているアビームコンサルティングのビジネス構築に関する協力により、本プログラムの実現を図ります。

【株式会社うるるについて】
うるるは2006年の第二創業以来、在宅ワーカーという『人のチカラ』を活用したCGS事業(Crowd Generated Service)を展開しています。 在宅ワーカー等(新しい労働力)を活用し、新たな価値を持ったサービスを創出しています。CGS事業の代表例は、圧倒的な情報量を誇り、3,000社近い顧客にご利用頂いている「入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)」。CGS事業を生み出す在宅ワーカー等は、自社クラウドソーシング事業「シュフティ」の登録者であり、登録者数は2018年7月時点で38万人を超えています。
https://www.uluru.biz/

【ユーシーカード株式会社について】
UCカードは1969年の創業以来、UCブランド及び、会員さま、加盟店さまの発展に努めており、カード決済を通じて皆さまの豊かな生活の実現に貢献するべく、消費者の利便性向上に取組んでまいりました。近年はスマートフォンの普及に伴うユーザーの決済デバイスの変化や、技術革新により創出されるフィンテック市場を見据えた様々な決済インフラの提供による、キャッシュレス社会の創造に注力しております。
http://www2.uccard.co.jp/

【凸版印刷株式会社について】
凸版印刷は1900年の創業以来、原点である「印刷術」を「印刷技術」に進化させていくと同時に、事業分野の拡大に努めてきました。ここに「マーケティング力」「IT力」「クリエイティブ力」、さらにさまざまな加工技術が融合・進化した姿を、凸版印刷では「印刷テクノロジー」と呼んでいます。この事業基盤のもと、現在では「情報コミュニケーション」、「生活・産業」、「エレクトロニクス」の3分野で事業を展開しています。
https://www.toppan.co.jp/
 

以  上

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