観光を起点とした地方創生プロジェクト「旅道®」、
観光ガイドアプリのコンテンツや機能を拡張し、グローバルWebサイトを新設

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、「何度も旅したくなる日本」の実現をコンセプトとする観光を起点とした地方創生プロジェクト「旅道®(たびどう)(※1)」の中核として、日本の魅力を世界に配信するサービス基盤「旅道®プラットフォーム」を2016年11月より展開。多言語での動画コンテンツ配信や、旅先ならではの自動音声翻訳が可能な観光ガイドアプリ「旅道®-TABIDO-(以下 TABIDOアプリ)」は、世界各国で約8万人(*)に利用されています(*2018年4月末現在)。
 このたび、凸版印刷のグループ会社である株式会社マピオン(本社:東京都港区、代表取締役社長:中尾光宏、以下 マピオン)と連携し、「TABIDOアプリ」のナビゲーション機能を強化。また、見つけたい情報や行きたい場所へ簡単にたどり着けるように、ユーザインタフェースも一新しました。さらに、掲載コンテンツ数も従来の約3倍に増強した新バージョンを2018年5月より公開しました。
 同時に、日本の魅力を世界に発信するWebサイト「旅道®-TABIDO-(以下 TABIDO WEB)」を新設。観光情報の発信や日本の旅を楽しむための基礎知識コンテンツ「旅の心得」など、旅行者向けの情報を収載しています。
 凸版印刷は今後も「旅道®」を通じ、観光地の魅力向上から滞在時の快適性を高める受入環境の整備まで、さまざまなICTを活用し、地方自治体やおもてなし事業者をフルサポートしていきます。

 なお本サービスは2018年5月16日(水)から18日(金)に開催される「自治体総合フェア2018」(会場:東京ビッグサイト)」の凸版印刷ブースで展示します。

背景

 日本を訪れる外国人は増加の一途をたどっており、今後は国際的な文化・スポーツイベントを控え、さらなる訪日外国人の増加が見込まれます。こうした中、観光立国の実現に向けて、日本の魅力向上や情報発信の強化、滞在時の快適性を図る受入環境の整備が進められています。
 こうしたニーズに対応するため、凸版印刷は日本の魅力を世界に発信するサービス基盤「旅道®プラットフォーム」をリニューアル。これにより訪日外国人は、日本の観光情報はもとより文化やマナーを学ぶことのできる「旅の心得」、さらに現地に行きたくなるような体験型観光コンテンツまで、幅広い情報を容易に得ることが可能になります。また、全国の自治体・おもてなし事業者は、「TABIDOアプリ」に実装されている音声翻訳アプリケーション「TabiTra®(たびとら)(※2)」を利用することで、訪日外国人との多言語コミュニケーションが容易になり、快適な日本の旅を提供することができます。

「TABIDOアプリ」、「TABIDO WEB」における観光コンテンツの特長

 日本の文化やマナーを学ぶことができる「旅の心得」や、旅道®オリジナルの観光コンテンツ、360°VRを用いた体験型コンテンツなど、日本の魅力を多言語で紹介し、世界に発信します。

日本の旅を楽しむ旅道®オリジナルコンテンツ「旅の心得」
・日本の旅の楽しみ方を指南する「旅の心得」
神社での参拝作法や温泉の入り方、四季の伝統行事など、日本の旅の楽しみ方を指南する旅道®オリジナルコンテンツです。訪日外国人に日本への理解を深め、文化や観光を楽しんでもらえる情報を掲載しています。

体験型コンテンツ「360°VRで見る横浜の夜景」
・旅道®独自の観光・体験型コンテンツ
日本各地の観光スポットを旅道®が独自の目線で取材。国内外の旅行者の興味に合わせ、豊富なカテゴリーで魅力を紹介します。360°VRを用いた体験型コンテンツは、訪れる観光地への期待感を高め、気になるコンテンツはSNSで共有することも可能です。

「TABIDOアプリ」における観光ガイド機能の特長

 「TABIDO アプリ」は、マピオンの技術やノウハウを用いたナビゲーションサービスや、音声翻訳が可能な「TabiTra®」、観光地に設置された専用マーカーを読み取ることでコンテンツの表示が可能な「AReader®(エアリーダ—) (※3)」で、国内外旅行者の観光地における課題を解決します。

マピオンとの連携で強化されたナビゲーション機能
・マピオンとの連携によるナビゲーションサービス
旅行者を目的地まで的確に案内するナビゲーションシステムを、マピオンの地図と連動し強化。ナビゲーション機能をアプリ内に搭載することで、徒歩・車・公共交通機関でのルート案内が可能になりました。
21言語に対応する「TabiTra®」を用いた音声翻訳
・オリジナル音声翻訳アプリケーション「TabiTra®」
旅行中のコミュニケーションサポートを目的に、凸版印刷オリジナルの音声翻訳アプリケーション「TabiTra®」を搭載。英語・中国語・韓国語など21言語に対応しています。
「小石川後楽園(東京都文京区)」で配信されるVRコンテンツ
・ARマーカーによる現地での情報発信を可能にする「AReader®」
凸版印刷が提供するARアプリケーション「AReader®」を搭載。観光地に設置された専用マーカーを読み取ることで、その場でしか得られない体験をして頂くことが可能です。

 

今後の展開

 凸版印刷は今後、地方創生に向けた観光地域づくりやインバウンドビジネスなどを通じ、「旅道®」関連事業で2022年度に約300億円の売上を目指します。
 また本取り組みを起点に、コンテンツやICTを用いた観光地の価値向上を全国規模で推進。訪日する多くの外国人に対し、開催地周辺の観光情報や目的地までのルート案内、音声翻訳サービスなどの提供を通じ、快適な日本の旅をサポートしていきます。

※1 旅道®
観光立国の実現に向け、「何度も旅したくなる日本」をコンセプトに、さまざまな企業と連携し、訪日外国人の旅の質と利便性向上を目指す、凸版印刷の取り組みです。
・TABIDO WEB URL: https://www.tabido.jp/ja
・TABIDO アプリ入手方法: App StoreおよびGoogle Playよりダウンロード可能です。
  iPhone https://itunes.apple.com/jp/app/tabido/id1168914541?mt=8
  Android https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.toppan.tabido&hl=ja
※2 音声翻訳アプリケーション「TabiTra®」
凸版印刷が提供している外国人とのコミュニケーションを支援する音声翻訳アプリです。スマートフォンに音声で入力すると、入力した内容のテキストと翻訳結果のテキストが表示され、翻訳結果を音声で出力できます。また、翻訳したい原文をテキスト入力することもできます。
※3 ARアプリケーション「AReader®(エアリーダ—)」
凸版印刷が提供するスマートフォン向け汎用ARアプリケーションです。AReader®で専用マーカーを読み取ると、カメラに映っている実際の映像に3DCGや動画などを重ねたARコンテンツを体験することができます。


* 観光を起点とした地方創生プロジェクト「旅道」ならびにオリジナル音声翻訳「TabiTra」、「AReader」は凸版印刷株式会社の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

 以  上

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