観光名所や商品名などの固有名詞の登録に対応した
スマートフォン向け音声翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」提供開始

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下、凸版印刷)は、「何度も旅したくなる日本」の実現をコンセプトとする「旅道(たびどう)プロジェクト(※1)」の中核として、多媒体展開可能な観光コンテンツ配信基盤「旅道プラットフォーム」と、旅先ならではの多言語動画配信などが可能な観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」を提供しています。
 このたび、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」と連携する音声翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」の提供を、2017年4月1日より開始します。
 「TabiTra(たびとら)」は、外国人とのコミュニケーションを支援する音声翻訳アプリで、スマートフォンに音声やテキストを入力すると、英語と日本語など指定した外国語に自動で翻訳し、音声やテキストが出力されます。観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」と連携し、二つのアプリをスムーズに切り替えて利用できます。
 個人での利用は無料です。商用利用の場合、有料で翻訳の対象に観光名所、商品名、サービス名、施設名などの固有名詞を翻訳サーバーへ登録できます(初期費用:130万円~、利用料年額:180万円~ ※2 ※3)。 

音声翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」
音声翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」
浅草へ行くには?(英語・日本語) ①~④
浅草へ行くには?(英語・日本語) ①~④

背景

 訪日外国人旅行者数が4年連続で過去最高を更新し、2016年は2,400万人を超えるなど、増加傾向が続いています。総務省では、訪日外国人との言葉の壁をなくす「グローバルコミュニケーション計画(※4)」を策定し、国立研究開発法人情報通信研究機構(理事長代行:黒瀬 泰平、以下 NICT)が多言語音声翻訳システムの実用化を推進しています。
 凸版印刷はインバウンド関連事業として「何度も旅したくなる日本」をコンセプトに、観光立国の実現に向けてさまざまな自治体・企業と連携して、旅の質と利便性を向上させる「旅道プロジェクト」を推進しており、このたびその一環として音声翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」を開発しました。
 また、NICTの委託研究「自治体向け音声翻訳システムに関する研究開発」(2015年度から2019年度の5年間を予定、株式会社フィート(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小林照二)との共同受託)において、これまでに自治体窓口の業務分析、対訳・音声コーパス(音声翻訳システムの基礎になるビッグデータ)の整備等を実施し、自治体窓口で利用可能な音声翻訳システムの開発を進めており、TabiTra(たびとら)にはその研究成果の知見を反映しています。

使用方法

スマホに音声で入力すると、入力した内容のテキストと翻訳結果のテキストが表示され、翻訳結果を音声で出力(※5)できます。また翻訳したい原文をテキスト入力することもできます。

翻訳可能な言語(※6)

・音声翻訳 4カ国語
日本語<>英語/中国語(普通話)/韓国語 
・テキスト翻訳 21カ国語
日本語<>英語/中国語(簡体字)/韓国語/台湾華語(繁体字)/アラビア語/イタリア語/
インドネシア語/オランダ語/スペイン語/タイ語/デンマーク語/ドイツ語/ヒンディ語/フィリピン語
フランス語/ベトナム語/ポルトガル語/ポルトガル語(ブラジル)/マレー語/ロシア語
 

仕様

・OS:iOS 9.3以降  Android 5以降
・入手方法: App StoreおよびGoogle playよりダウンロード可能 
 iOS URL: https://itunes.apple.com/jp/app/id1215164429?mt=8
 Android URL: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.toppan.android.tabitra
※全ての端末での動作を保証するものではありません。
・利用料金: 無料 (商用利用には別途使用料がかかります) 

今後の展開

 GPS (全地球測位システム)を利用してその場所に最適な固有名詞をアプリに反映させ翻訳する機能や、インバウンドに関わる用語を随時追加することで、将来にわたってサービスの拡充を目指し、地方自治体や博物館など様々な業界や市場のニーズに対応していきます。

※1 「旅道」(たびどう)プロジェクト <a target="_blank" href="http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/">http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/</a>
※2 初期費には100語分の用語翻訳料および登録料を含みます。追加用語登録費として1語につき翻訳料1500円、用語登録1回につき登録料12万円
が別途かかります。
※3 固有名詞の登録は凸版印刷が行います。登録ができない用語や、登録後も文脈や話し方によって正しく翻訳されない場合があります。
※4 凸版印刷とフィートは、NICTが設立したグローバルコミュニケーション開発推進協議会に、設立発起人および幹事社として参加しています。
※5 音声で入出力可能な言語は日本語、英語、中国語(普通話)、韓国語
※6 日本語外国語間の翻訳です。外国語同士の翻訳はできません。

* 本ニュースリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

 以上

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