性別や年齢など顧客に合った衣服の提案が可能な
顔認識機能付きバーチャルフィッティングサービスを開発

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、2011年からバーチャルフィッティング事業に着手し、デジタルサイネージ上で仮想試着が楽しめる店頭向けサービス「DressMirror™(ドレスミラー)」を展開しています。
 この「DressMirror」の新しいサービスとして、顔認識機能を活用し、デジタルサイネージ上でその人に似合う衣服を提案できる双方向コミュニケーション型のバーチャルフィッティングサービスを開発しました。流通業界や小売業界に向けて、2017年4月初旬から販売を開始します。

 従来のサービスでは、デジタルサイネージの前に立ち、さまざまな衣服を自分で選んで手軽に仮想試着できました。今回、顧客の顔をカメラで認識して性別や年齢を推測する機能を加えたことで、その人に似合う衣服を提案できます。さらに顔の輪郭や肌の色を推測する機能を順次追加していくことで、より精度の高い衣服の提案が可能です。本サービスを導入することにより、アパレル企業はこれまでと異なる衣服の試着体験を顧客に提供することができるため、顧客との購買接点を増加できます。また、複数の店舗が出店するショッピングモールなどに設置することで、これまで接点のなかった顧客に対して衣服を訴求できるため、新規顧客の獲得にも効果的です。

 なお、本製品は、2017年3月7日(火)から10日(金)まで開催される「リテールテック JAPAN 2017」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで展示します。 

顔認識によるバーチャルフィッティング
顔認識によるバーチャルフィッティング
© Toppan Printing Co., Ltd.

開発の背景

 生活者のライフスタイルやメディアの多様化に伴い、企業とその顧客となる生活者をつなぐコミュニケーションの手法は大きく変化しています。なかでも流通業界では、実店舗でのデジタルサイネージの導入や、複数の販売チャネルを組み合わせるオムニチャネルの実施など、顧客接点を多様化させる新しい手法が開発されています。
 凸版印刷はこれまでに、デジタルサイネージ上でさまざまな衣服を手軽に試着できるサービス「DressMirror」や、スマートフォン上で自身の全身写真に衣服の画像を合成し、試着を体験できる「DressMe!」アプリなどを提供。数多くの導入実績があります。
 このたび凸版印刷は、従来培ってきたバーチャルフィッティングと顔認識の仕組みを組み合わせ、店頭での新しいコミュニケーション手法として、性別や年齢など顧客の特長に合った衣服を提案できる「DressMirror」の新サービス、顔認識機能付きバーチャルフィッティングサービスを実現しました。

本サービスの特長

サイネージが似合う衣服を提案

顧客の顔をカメラで認識して性別や年齢を推測する機能を加えたことで、その人に似合う衣服を提案できます。さらに顔の輪郭や肌の色を推測する機能を順次追加していくことで、より精度の高い衣服の提案が可能です。 

新規顧客を獲得

複数の店舗が出店するショッピングモールなどに設置することで、これまで接点のなかった顧客に対してブランドを訴求できるため、新規の顧客を獲得できます。 

実際の感覚に近い試着イメージの確認が可能

 骨格に応じて衣服を適切なサイズに調整することができるだけでなく、顧客の動きに合わせて衣服を表示することができるため、実際の感覚に近い試着イメージを確認することができます。

店頭での試着を効率化

 試着のたびに着替える必要がないため、短時間で多くの試着イメージを確認することができます。

価格

サービス利用料金・機材一式: レンタル 1日30万円~ / 購入 150万円~
※コンテンツ制作費、運搬費、設置作業費などは別途相談となります。 

今後の目標

凸版印刷は、本サービスを流通業界や小売業界に向けて拡販し、2018年度に約5億円の売り上げを目指します。 

* 「DressMirror™」は、凸版印刷株式会社が登録商標出願中です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

 以上

顔認識機能付きバーチャルフィッティングサービス紹介動画

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