2016/09/06

凸版印刷、360度パノラマVRを簡単公開
~プロモーションや販促ツールとして360度のパノラマVR画像コンテンツを
気軽に導入できるクラウド型CMS「PANOCLOUD360」の提供を開始~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、企業のプロモーションや販促ツールとして360度のパノラマVR画像を気軽に導入できるクラウド型CMS(Contents Management Service)「PANOCLOUD360(パノクラウドサンロクマル)」を、2016年9月6日(火)より東海地区から提供を開始、順次全国へ展開します。
 本サービスは、PCやスマートフォンなどに表示された画像をドラッグするとカメラの視点を360度自由に移動させて見ることができるパノラマVR画像を簡単・低価格で導入できるものです。具体的には、企業が全天球カメラやスマートフォンなどで撮影した360度のパノラマVR画像を、専門的な知識や技能を必要とせず、簡単にWebサイトやアプリで活用できるコンテンツに編集できます。パノラマVR画像と撮影場所の平面マップをアップロードし、マップ上の任意の場所に複数のパノラマVR画像を配置することで、ツアー形式のコンテンツにすることも可能です。凸版印刷は本サービスを、企業の商品紹介やショールーム、店舗内装などの紹介はもちろん、自治体の観光地や公共施設紹介などの用途向けに本サービスを拡販していきます。
 なお本サービスは、株式会社アジェンシア(本社:愛知県名古屋市、代表取締役兼CEO:ジャン ピエール)が提供する「PANOCLOUD™」を活用し、提供するものです。
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「PANOCLOUD360」の利用手順(上)。3ステップでパノラマ画像を公開できる。
全天球画像を複数配置したツアー形式に編集(左下)や、ヘッドマウントディスプレイでの閲覧形式にも対応(右下)。

■ 開発の背景
 昨今、生活者のライフスタイルの変化やメディアの多様化などにより、企業と顧客である生活者をつなぐコミュニケーション手法は大きな変化を見せています。近年の技術革新により、高品質なビジュアルや体感型コンテンツがスマートフォンで閲覧できるようになったため、スマートフォンを用いた訴求力の高いプロモーションの実施が本格化してきています。特にエンターテインメントや観光でVRを活用したビジネスが台頭しており、その市場規模は2020年までに約8兆円に拡大すると推測されています。
 これらVRコンテンツのうち、離れた場所からでもその場所に入るような臨場感を気軽に体験できる360度パノラマ画像は、PCやスマートフォンを用いて閲覧できる利便性の面からも注目されています。
 凸版印刷は今回、従来培ってきたカタログやパンフレット向けの高精細CGやVR技術を活用した映像コンテンツの制作や3Dシミュレーションサービスなどのノウハウをもとに、360度パノラマ画像を用いたツアーコンテンツを制作できるサービス「PANOCLOUD360」の提供を開始。専門知識がなくても制作が可能なCMSを低価格で提供し、企業のブランディングやプロモーション活動をサポートします。


■ 「PANOCLOUD360」の特長 (http://www.panocloud360.com/
・360度パノラマVR画像コンテンツを簡単に制作・公開
専用Webサイトの管理画面からパノラマ画像をアップロード。各種設定後に表示されるURLをWebサイトやアプリに組み込むことで、コンテンツの公開が可能です。また、画像を撮影した場所の平面マップをともに活用することで、ツアー形式のコンテンツも制作できます。
・安心の低価格・定額制
CMSを用いて導入企業内でコンテンツの制作・アップロードが可能なため、従来の約3分の1となる低コストを実現。月額2万円の定額制で最大1GBまで利用できるため、企業の導入負荷を軽減します。
・安定したクラウド環境
本サービスの運用には株式会社NTTドコモの強固な通信サービスを支える「ドコモ・クラウド基盤」を活用することにより、安定した運用を実現します。
・スマートフォン用簡易ヘッドマウントディスプレイ「VRscope®」にも対応
制作したコンテンツは、PCはもちろんスマートフォンでの閲覧も可能なため、凸版印刷が独自に提供する簡易ヘッドマウントディスプレイ「VRscope」にも対応。安価ながら高い臨場感を提供できます。


■ 価格
初期費用: 無料 / 月額利用料: 2万円(定額制、1GBまで利用可能)


■ 今後の目標
 凸版印刷は本サービスをメーカーや住宅業界、自治体などに向け拡販、2017年に関連受注含め約3億円の売上を目指します。


■ 凸版印刷のビジュアルコミュニケーション事業について
 凸版印刷はカタログやパンフレット向けの高精細CGをはじめ、VR技術を活用した映像コンテンツ制作や3Dシミュレーションサービスなどを提供しています。これらは企業のプロモーション活動支援として、数多くの採用実績があります。
 また一般生活者向けのサービスとして、スマートフォンやタブレット端末でバーチャル試着が行えるオリジナルアプリ「DressMe!」や、史跡を高精細かつ色鮮やかなVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末の位置情報と連動して配信する旅行者向けサービス「ストリートミュージアム®」などの独自サービスを展開しています。



* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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