2016/06/10

凸版印刷、ハウス食品「特選本香り」シリーズのチューブ容器で
日本包装技術協会主催「木下賞」を受賞
~生活者の使用実態を元にしたユニバーサルデザインや環境負荷の軽減が高評価~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、ハウス食品グループ本社株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦上博史)・東洋製罐株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中山伊知郎)と、ハウス食品が製造・販売するチューブ入りねりスパイス、ハウス「特選本香り」シリーズで、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「第40回木下賞(※1) 包装技術賞」を受賞しました。
 本パッケージは、生活者の使用実態調査に基づいて2015年3月に行った容器の改良により、①中ぶたアルミシールのつまみやすさを改良、②チューブにフルカラー印刷を採用、③チューブの口元をなで肩にし、中身を最後まで絞り出しやすく改良、④キャップの開閉角度を変更、⑤キャップの軽量化などを実現。ユニバーサルデザインや環境負荷の軽減が評価され、今回の受賞につながりました。
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ハウス「特選本香り」シリーズ
© House Foods Corp.

■ ハウス「特選本香り」シリーズの改良ポイント
・アルミシール(ふた材)をつまみやすい形状に変更
チューブを密封しているふた材が、口部の側面から浮き上がるようにし、つまみやすくしました。
つまみ部を羽根形状にして、指先で引っかけて起こしやすくしました。
つまみ部を長く大きく(つまみ長さを3.5mm→5.7mm)にし、力を入れやすくしました。

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・チューブにフルカラー印刷を採用
シズル表現で食卓を華やかに演出します。

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・チューブの口元をなで肩にし、絞り出しやすく改良
口元の肩部をなで肩にして、ワンアクションで最後まで絞り出しやすくしました。

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・キャップをワンアクションで開閉
ワンアクションで開閉出来るよう、開閉角度を小さくしました(約300°→約70°)。
閉め忘れ防止のため、閉めた感(カチッと感)を付与しました。
八角形状で握りやすく、テーブル上で転がりにくくしました。

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・環境負荷を軽減
キャップ重量を従来品から約30%軽減しました。
チューブ成形時に生じる端材を全量工程内リサイクルし、廃棄物量を削減しました。



※1 「木下賞」は、公益社団法人日本包装技術協会(JPI)が主催し、JPI第2代会長である故木下又三郎氏の包装界に対する功績を記念して設定された表彰制度です。本賞は、包装技術の研究・開発に顕著な業績をあげたものや、包装の合理化・改善・向上に顕著な業績をあげたものに与えられます。今年で40回目を迎え、6月9日に発表・表彰が行われました。
 凸版印刷は、2007年「やさしいエコテナー®」で、また2008年「ユニークQRコード活用による新たな包装ビジネスの構築」、2009年「ネスカフェチャージ」、2010年「チンしてこんがり魚焼きパック」、2011年、「『OLO OLO™(オロオロ)』エコフラットカップ®」、2012年「ネスカフェエコ&システム」、2013年「注ぎ上手」、2014年「アタック高活性バイオEX つめかえパック」、「エアホールドパウチ」、2015年「MgBOX」、「スマデリバッグ」で木下賞の各部門賞を受賞しており、今回で10年連続の受賞となります。


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以上

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