2016/03/10

凸版印刷、屋内の光だけで駆動できる
リユース可能な店頭販促向け電子ペーパーPOPを開発
~電力確保や電池交換が不要で利便性の向上と環境負荷の低減を両立~
  凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、屋内の光だけで駆動できるリユース可能な店頭販促向け電子ペーパーPOPを開発。スーパーやドラッグストアなどの店頭販促向けPOPとして、2016年度内のサンプル出荷を目指します。
 本製品は、電子ペーパーの白黒表示切替を応用して、電子ペーパーをバックライトのように配置し、ソーラーパネルからの電力だけで駆動する店頭販促向けPOPです。凸版印刷が長年培ってきた電子ペーパーの駆動技術を活かし、ソーラーパネルの電力でも駆動することを実現しました。
 屋内の光だけで駆動可能なため、外部からの電源を必要とせず、表示情報も表面のフィルムを差し替えるだけで簡単に変更可能。メンテナンスフリーで繰り返し使用でき、設置場所を選ばないため、利便性の向上と環境負荷の低減を両立することができます。また、電子ペーパーの特長である表示切替の高いコントラストにより、表示情報を強調し、消費者に向けて高い訴求力を発揮。従来のPOPとの差別化を図ることができます。

 なお、本製品は、2016年3月8日(火)~11日(金)まで開催される「リテールテックJAPAN 2016」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで参考出品されます。
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■ 開発の背景
 近年、小売業界において、店頭での販促を目的に、液晶パネルなどを用いたPOPといった訴求力の高い販促ツールが注目されています。しかし、液晶パネルなどを用いて訴求力を高めたPOPの場合、駆動する上で電力確保や電池交換が必要といった定期的なメンテナンスや設置場所の制限、環境負荷の大きさが課題となっていました。また、従来型のPOPは訴求期間終了後に使い捨てになってしまうという課題もあります。
 今回、凸版印刷は、電子ペーパーとソーラーパネルを組み合わせることで、屋内の光だけで駆動できる電子ペーパーPOPを開発。表示情報を強調しつつ、メンテナンスフリーで設置場所を選ばずに使用できるのに加え、表示面を差し替えることで繰り返し使用できるため、従来型の販促ツールと比べて、利便性の向上と環境負荷の低減を両立することができます。

■ 本製品の特長
・環境負荷を低減
電子ペーパーの超低消費電力の特性を活かし、屋内の光だけで駆動するため、外部からの電力を必要とせず、繰り返し使用することが可能。液晶パネルなどのPOPに比べて環境負荷を低減することができます。
・リユースによる継続が可能
デザインと駆動技術の工夫により、表示内容は表面のフィルムを差し替えるだけで簡単に変更することが可能。使用期間が限定される従来の使い捨てPOPと違い、リユースによる継続利用を実現しました。
・高いアイキャッチ効果
電子ペーパーの特長である表示切替によるコントラストを応用することで、表示情報の強調ができ、消費者に向けて高い訴求力を発揮。従来のPOPとの差別化を図ることができます。

■仕様
表示画面 : 7.1インチ セグメント型電子ペーパー
外形寸法 : W140mm×H220mm×D125mm
※上記仕様は試作品のものです。要望に応じて仕様を変更し、提供する予定です。

■ 今後の目標
 凸版印刷は、本製品の利便性を高めつつ、環境負荷配慮型POPとして、スーパーやドラッグストアをはじめとする小売業界向けに、2016年度内のサンプル出荷を目指します。

* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上

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