2016/03/25

凸版印刷、世界遺産 富岡製糸場でCG映像ガイドツアー実証実験を実施
~ウェアラブル端末を活用し、高精細なVR映像による新たな観光案内システムを実験~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、近畿日本ツーリスト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川亘、以下 KNT)と共同で、群馬県富岡市の平成27年度富岡製糸場CG映像ガイド構築事業における実証実験を、2016年3月26日、3月27日の2日間実施します。
 今回、凸版印刷が同事業におけるVR(バーチャルリアリティ)作成業務およびガイドツアーのシステム開発を受託、KNTが観光ガイド業務を受託しています。

富岡市は世界文化遺産登録、国宝・国指定史跡・重要文化財である富岡製糸場において、来訪者および観光客の利便性・快適性を高め、その魅力や集客力をさらに向上させるため、眼鏡型ウェアラブル端末を活用して、当時の情景や歴史を感じながら場内を回遊できる「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」の取り組みをスタートします。
07.画像1
画像左:体験イメージ、画像右;スマートグラス内を案内するキャラクター
■ 特長
 富岡製糸場内に6箇所の鑑賞ポイントを設定し、操業当時の製糸場内の様子や、VR映像で再現した工女が建物内を歩く様子、360度映像、古写真、錦絵などのコンテンツを、ポイントごとにスマートグラスで鑑賞していきます。現場に訪れることで得られる臨場感ある体験と、高精細なVR映像体験を眼鏡型ウェアラブル端末により融合し、新しい観光のかたちを提供いたします。
 また、音声解説にも対応しており、多言語音声により急増する訪日観光客も楽しむことができます。

■ 凸版印刷の取り組み
 今回採用されているガイドツアーのシステムは、凸版印刷が提供する「ストリートミュージアム®」の仕組みを、ガイドツアー向けにカスタマイズしたものです。
 「ストリートミュージアム®」は、観光客に対し、訪れた産業遺産や城跡などが華やいでいた頃の姿を高精細なVR映像として提供します。観光客は、鑑賞位置や視野に合わせたVR映像が鑑賞できるため、訪れた場所ならではの感動が得られます。


■ 実施概要
1)事業名; 平成27年度富岡製糸場CG映像ガイド構築事業
2)事業主体(受託会社); 
 ・観光ガイド業務委託: 近畿日本ツーリスト株式会社
 ・VR作成業務委託: 凸版印刷株式会社
3)開催時期(予定); 平成28年3月26日(土)~27日(日) 2日間
4)行程(予定); 
 ・プロローグ(ガイドツアー団体テント前)
 ・西置繭所(中庭)
 ・東置繭所(建物内)
 ・検査人館(建物前)
 ・繰糸所(建物内)
 ・首長館(建物前)
 ・エピローグ(記念碑前)

■ 今後の展開
 凸版印刷は、企業向け「ストリートミュージアム」のカスタマイズ提供を積極的に拡販していきます。ガイドツアー用途だけではなく、集客イベントや観光アプリへのサービス提供など、さまざまなシーンでの活用を目指します。
 なお「ストリートミュージアム」は、「何度も旅したくなる日本」の実現を目指す凸版印刷の「旅道(たびどう)」プロジェクト(※1)の取り組みの一環となります。

 


※1)「旅道」プロジェクト http://www.toppan.co.jp/solution/service/tabido/
観光立国の実現に向け、「本当の日本を知る旅」「もう一度訪れたくなる旅」をコンセプトに、さまざまな企業と連携し、訪日外国人目線で旅の質と利便性を向上させていこうという、凸版印刷の取り組みです。

 


* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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