2016/01/18

凸版印刷がNTTデータと協業し、保険業界向けマイナンバー収集業務開始
契約者からのマイナンバー収集を代行する受託サービスを提供
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、株式会社 NTTデータ(以下 NTTデータ)と保険業界向けのマイナンバー収集業務で協業し、保険会社が行う契約者などからのマイナンバー収集を代行する受託サービスを2016年1月より本格的に提供開始します。 

■背景
 2016年1月から共通番号(マイナンバー)制度の導入により、保険業界では法定調書へのマイナンバーの記載が義務となり、年金受給者、保険契約者などについては、マイナンバーを収集する必要があります。
このような中、保険各社では大量のマイナンバー収集業務が発生することから、業務負荷が高まり通常業務に支障をきたす恐れがでています。さらに本業務が「特定個人情報」(※1)の取扱になる為、通常の個人情報保護の対策以上の安全管理体制を構築することが求められ、その実現にはハイレベルな安全整備と運用ノウハウが必要となります。
今回、金融業界でセキュリティ性の高いBPO業務に豊富な実績を持つ凸版印刷は、保険業界の業務システムに精通したNTTデータと協業し、お互いの持つ強みを組み合わせ、マイナンバー収集を代行するソリューションサービスを提供します。本サービスの提供により、保険各社の負担を軽減し、安全で低コストのマイナンバーの収集を実現します。
 なお本サービスでは、株式会社ベルシステム24(以下 ベルシステム24)の協力を受け、契約者などからの問い合せ窓口を構築します。

 

■本サービスの概要
収集フロー
1) 契約者にダイレクトメールでマイナンバーの申し込みが必要であることを通知。併せて返信封筒と記入用紙を送付。
2)契約者が返信封筒に必要書類を入れ、返信。
3)シェアードセンターにて、返信封筒を受領。記入用紙に印字されているバーコードをもとに、必要書類の確認と入力(データ化)を実施。

07.画像1

・特定個人情報を取り扱う最高レベルのセキュリティ性
 これまで金融機関の個人情報管理を受託してきた豊富な実績を活かし、「組織的安全管理」「人的安全管理」
「物理的安全管理」「技術的安全管理」で最高レベルのセキュリティ性を実現します。
運用面では、「特定個人情報」の取り扱いのための専門組織を設置し、専門教育を受けた人員により運用、
最高レベルのセキュリティ性を発揮します。

 

・保険業務に精通、低コストでスピーディーな導入が可能
 設備を共有化し、シェアードセンターを構築することで、各社が独自でシステムを立ち上げるより、低コストでスピーディーにマイナンバー収集のためのサービスを導入可能です。
さらに全体設計から、DM制作・発送、記入済み書類の受付・管理、データ入力、コールセンターまで全工程を管理する工程管理システムを提供、スムーズなサービス導入と運用・管理を実現します。

 

・お客様目線に基づいてサービスを設計
 マイナンバーの番号収集も、お客様にとっては“保険のサービス”と考え、他の保険サービスと同等の品質を確保し、顧客満足度を重視したサービス設計を行います。

 

■ 今後の展開
 保険業界向けにマイナンバー収集代行サービスの販売で培ったノウハウと最高水準のセキュリティ体制を活かし、他の金融業界や社会保障分野向けにもマイナンバー収集代行サービスの提供を積極的に展開していきます。

 

■ 凸版印刷のマイナンバー関連ソリューションについて
 凸版印刷は、マイナンバーに関するコンサルティングから教育、収集、活用まで様々な分野で企業の持つ課題を解決する、ソリューションを提供しています。
 具体的には、企業向けに「マイナンバー制度 理解・啓発ブック」を提供するサービスや、一般企業向けのコールセンターやデータ収集などのマイナンバー関連のBPOサービス、さらに全体のコンサルティングまで一貫した体制で、ソリューションを提供していきます。
 さらに、自治体向けにも、凸版印刷が提供する電子チラシ「Shufoo!」を活用した広報・告知サービスや、コールセンターなどのBPOサービスを展開しています。

 

(※1)特定個人情報とは、マイナンバーをその内容に含む個人情報をいいます。

* 本ニュースリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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