2015/03/20

凸版印刷、商品パッケージや印刷物の多言語対応サービスを開始
~携帯端末の言語設定を認識し翻訳文を表示する「QR Translator」を活用し、
商品パッケージや印刷物を通じて日本文化を世界に発信~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、QRコードを活用し、商品パッケージや印刷物の付加価値を上げる多言語対応サービスを2015年4月1日から開始します。本サービスは、商品概要などを最大15言語に変換して表示できる専用のQRコードを商品パッケージや印刷物に印字することで訪日外国人へ向けた言語サービスと、商品訴求での多言語制作を短納期・低コストで実現するものです。
 凸版印刷は本サービスの開始にあたり、株式会社PIJIN(本社:東京都中央区、代表取締役:高岡謙二、以下 PIJIN社)と業務提携し、PIJIN社が開発した多言語ソリューション「QR Translator(キューアール・トランスレーター)」を使用した商品パッケージや印刷物の日本国内での代理店契約を締結しました。
 「QR Translator」は、PIJIN社が提供するソリューションで、スマートフォンでパッケージなどに印字されたQRコードを読み取った際、表示される商品情報ページをスマートフォンに設定された言語で翻訳し、表示できるものです。利用者は事前にアプリのインストールや特別な設定を行うことなく、日常スマートフォンで使用している言語での情報閲覧が可能です。

 昨今、訪日外国人観光客が急激に増加しており、2014年には前年比約3割増の1300万人を突破し、2年連続で過去最高を更新するなど、観光業界ではその受け入れ態勢の整備が喫緊の課題になっています。このようななか、商品パッケージや印刷物においても、原材料の情報や日本文化の発信などの多言語対応が求められています。
 凸版印刷は本契約の提携により、流通やメーカー企業などに対し、多言語化に即時対応できるソリューションとして「QR Translator」を用いた印刷物やパッケージを拡販。インバウンド関連事業を強化していきます。
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本サービスの利用イメージ
© Toppan Printing Co., Ltd.
 ■ QR Translatorの特長
・文書翻訳が可能なQRコードを簡単に発行できる世界で初めてのWebサービス。
・コード発行までのプロセスがわずか1分で完了し、看板や印刷物に貼付してすぐに使用可能。
・既存の看板等を設置し直す必要が無く、掲載スペースも大幅に節約。
・翻訳者とデザイナーの作業を分離して進められる環境を世界規模で提供。
・翻訳文章は後から編集(テキスト変更、画像追加など)可能で、その都度QRコードを貼り替える必要なし。


■ 価格
 QRコード制作料: 10,000円/年
 ※ 機械による自動翻訳の場合。人力翻訳は別途お見積。


■ 今後の目標
 凸版印刷は今後、本製品を流通やメーカーなどに向けて拡販、2015年に2,000社での採用、関連受注を含め約20億円の売上を目指します。
 なお本サービスは、2015年3月25日より、グランフロント大阪 ナレッジキャピタル「The Lab. みんなで世界一研究所」(所在地:大阪府大阪市北区)のトッパンブースにて展示します。



* 「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
* 「QR Translator」は株式会社PIJINの登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上

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