2015/03/04

凸版印刷、「決済×CRM×販促」をスマートフォンに集約する
「決済マーケティング・プラットフォーム」の提供を開始
~スマートなショッピングや、顧客満足度を向上させるコミュニケーションを実現~
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、決済やポイントサービス、クーポン券などの顧客管理をスマートフォンに集約する「決済マーケティング・プラットフォーム」の提供を、2015年3月上旬から開始します。
 「決済マーケティング・プラットフォーム」は、現金や電子マネーを用いた決済やポイントシステム管理、CRMアプリ制作・運用までをワンストップで提供する、まったく新しいサービスです。本サービスを導入することで、企業は顧客に対し、決済の簡便化や購買情報に連動したレコメンド情報の配信、優待サービスの提供など、顧客満足度の向上につながる施策を効率的かつ効果的に提供できます。
 本サービスは販売に先立ち、株式会社ダスキン(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:山村輝治)が運営する「ミスタードーナツ」専用のプリペイド式カード「ミスタードーナツカード」に採用されています。
 なお本サービスは、2015年3月3日から6日まで開催される「リテールテックJAPAN 2015」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースにて展示します。
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© Toppan Printing Co., Ltd.

■ 開発の背景
 さまざまな業態の流通企業が同一の商圏内で一人の顧客を奪い合うオーバーストア化が激化しており、効果的な囲い込み策が求められています。また嗜好の多様化により、顧客一人ひとりの買い物行動や興味にあわせたポイントやインセンティブの提供が必要とされており、単なる共通施策では競争力が維持しにくいため、顧客満足度を向上させるような施策が求められていました。
 凸版印刷ではこれまで、ハウス電子マネーの残高管理をリアルタイムに行う「ギフトカードASPサービス(※1)」に代表される決済ソリューションに早くから力を入れてきました。ここに、カードレスな運用が可能なCRMアプリ「お買い物アプリ(※2)」や、富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:浜野一典、以下、富士通FIP)が提供するポイント管理や顧客管理を行うポイントプログラム「ValueFrontポイントサービス(※3)」とを連携し、顧客管理データベースサービスやCRM制度設計などさまざまなCRMソリューションを用いてマーケティング戦略の構築から、店頭における施策の実施までをトータルにサポートします。


■ 「決済マーケティング・プラットフォーム」の特長
・快適なショッピング
現金や電子マネーを用いた決済やポイントサービス、クーポン券など決済関連サービスをスマートフォンに一元化することで、買い物客の負荷を軽減します。
・効果的なマーケティング
販促活動から決済までのマーケティングプロセスをスマートフォンに一元化。より機動的なCRMを実現します。
・事業収益性を向上
プリペイド方式(前払式)なので、将来の売り上げを確保し、再来店を確かなものにします。
・既存システムとの連携が可能
導入企業にて既に運用しているポイントシステムや顧客管理システムと連携させるカスタマイズ化も可能です。


■ 今後の目標
 凸版印刷は本サービスを流通業界や飲食業界はもちろん、小売業界全体やサービス業界へも拡販。2015年に30社への新規導入、約15億円の売上を目指します。



※1 ギフトカードASPサービス
「ギフトカードASPサービス」は凸版印刷と富士通FIPが共同で開始したもので、ギフトカードの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービスです。ISO/IEC27001(※4)をはじめ各種国際認証を満たした富士通FIPのセキュアなデータセンターで運用される信頼性の高いサービスとして、既に117社を超える企業に導入され、国内随一の実績があります。これらサービスとしての優位性に加え、ギフトカード事業導入に関するビジネスサポートから、ギフトカードの製造・発行、プロモーションサポートまで、ワンストップでサービスを提供できる点などが評価されています。
※2 お買い物アプリ
「お買い物アプリ」は、凸版印刷が提供する、ID(顧客)ベースで会員証(カードレス)・クーポン・チラシ・キャンペーンなどのサービスをスマートフォンアプリに集約したカードレスアプリです。スマートフォンの画面にバーコードを表示することによる「カードレス機能」や、クーポン・キャンペーン・チラシなどの情報配信を行います。基本プラットフォームをASPで提供することにより、導入企業は低価格での運用が可能です。また、買い物に役立つ情報がスマートフォンに集約されることで、生活者にとっては利便性が増し、利用頻度の向上が期待できます。
※3 ValueFrontポイントサービス
「ValueFrontポイントサービス」は、富士通FIPが、ポイントカードを発行する企業に対し、必要な機能をSaaS型で提供するサービスです。入会登録やポイント管理といった基本的な機能のほか、入会の促進や会員の購買意欲活性化のため、会員登録時や会員の誕生日、月間の利用実績に基づいた会員ランクに応じて、ボーナスポイントを付与する機能があります。また、会員属性と利用状況を組み合わせた分析機能があり、分析結果に基づいてキャンペーンを企画するなど、会員への積極的なアプローチが可能です。
※4 ISO/IEC27001
ISO(国際標準化機構)が定めた、組織における情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格。情報の機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)をバランスよくマネジメントし、情報の有効活用を実現するための規格です。ISMSの後継認証制度として、2005年に発行されました。



* 本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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