2013/07/19

凸版印刷、北九州スマートコミュニティ創造事業にて
インセンティブプログラム実証実験「エコづかいキャンペーン」を実施

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、北九州スマートコミュニティ創造事業において、電力需要が逼迫するタイミングにコミュニティ内の店舗・施設で利用できる「お得」なサービス情報を生活者に提供。これにより地域全体の電力負荷平準化と低炭素化に貢献する、ピークオフ効果および地域経済効果を検証する実証実験を、2012年度に引き続き実施します。

 

 「北九州スマートコミュニティ創造事業」は、2010年4月から経済産業省が推進している「次世代エネルギー・社会システム実証(※)」地域の1つとして、北九州市八幡東区東田地区を中心に実施されています。地域内のすべての需要家にスマートメーターを設置し、スマートメーターと連携する地域節電所に設置した「地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)」で電力の使用情報を集中管理。需給状況に応じて電力料金を変動するダイナミックプライシングを導入するなどして、節電の効果を検証しています。

 

 この実証実験の中で、凸版印刷は、電力需要が高まる時間帯に近隣店舗で利用できる「お得」なサービス情報を、モニター世帯の宅内に設置されている情報端末や携帯端末電話に配信。外出を促進する「エコづかいキャンペーン」を実施します。電力需要が高まる夏と冬に施策を実施、定量的な効果検証を行います。

 

 凸版印刷は今後も、エネルギーソリューション分野において、「コミュニケーション」、「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」、「セキュリティ」などの領域でサービスや運用機能を提供し、地域全体におけるエネルギー負荷の平準化に貢献。低炭素化社会の実現に向けた効率の良いエネルギーマネジメントシステムの開発・事業化に向け、本実証実験の結果を活用していきます。

 

■ 2013年度 夏季実証実験の詳細
・実施期間: 2013年7月22日(月)~9月13日(金)の平日、13時~17時
・実施地域: 福岡県北九州市八幡東区東田地区
・実施店舗;
  イオンモール八幡東 イオンモール専門店街13店舗、スピナ帆柱店、スピナ枝光店、ゆったり温泉シーサイドスパ、スペースワールドシアターレストラン ビッグアーク、福龍ラーメン、木村家
・モニター: CEMS連携世帯 約200世帯と、近隣地域に在住する世帯 約200世帯
・実施目的;
  ・電力逼迫時に経済的インセンティブを付与することによるピークオフ効果および経済効果の検証
  ・経済効果を含む効果的なインセンティブについての検証
・具体的な実施内容;
 ピークオフのための外出施策として、CEMS連携世帯 約200世帯には宅内表示板に、それ以外の近隣地域に在住する世帯には携帯メールに、キャンペーン情報を配信。

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※ 「次世代エネルギー・社会システム実証」
「次世代エネルギー・社会システム実証」は、再生可能エネルギーの普及を促進し、家庭や地域で効率的に活用できるエネルギーマネジメントシステムの構築。新たなエネルギービジネスの創出と、電力制度改革への貢献を果たす取り組みです。
その一環である「北九州スマートコミュニティ創造事業」では、工場群にある排熱や水素を民生利用するとともに、建物間の電力融通を行うなど、地域エネルギーの有効活用を図ります。また、地域のエネルギー需給状況に応じて電力料金を変動させるダイナミックプライシングを実施するとともに、家電機器等の制御を行います。

 


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以上

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