2013/07/09

凸版印刷、第42回技能五輪国際大会の「印刷」職種で敢闘賞を受賞

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)の社員・谷本まりのが、2013年7月2日から8日に行われた第42回技能五輪国際大会(開催地 ドイツ・ライプツィヒ)に「印刷」職種の日本代表選手として参加、敢闘賞を受賞しました。
印刷職種には日本、フィンランド、ベルギー、フランス、ドイツ、デンマーク、スイス、カナダ、アメリカ、中国、オーストリア、ブラジル、エストニアの計13カ国が参加。
 順位は1位スイス、2位ドイツ、3位中国となり、日本は6位・敢闘賞を受賞しました。

 凸版印刷は、「印刷職種」が正式競技種目となった2007年の静岡大会に当社選手が日本代表となって以来、若手の技術力向上を目指し選手育成のプロジェクトチームを結成。社内認定の技能指導者が、若手社員への技術伝承に取り組んできました。
 今後も、凸版印刷は技能五輪国際大会への挑戦を続け、印刷技能の向上を図っていきます。

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技能五輪国際大会での競技の様子

■谷本まりの コメント
 メダルを取ることはできませんでしたが、総得点500点以上を獲得した選手に贈られる「敢闘賞」のメダルをいただきました。自分としてはやりきったと思うので、この結果でも満足しています。
 応援してくださった皆様ありがとうございました。
<プロフィール>
1992年生まれ。名古屋市立工芸高校卒。2011年4月(株)トッパンコミュニケーションプロダクツ入社。
名古屋工場にて菊全枚葉機の助手および検査機のオペレーターを兼務。

 

■技能五輪国際大会 とは
 各国の22歳以下の若者が技能を競うことにより参加各国の職業訓練の振興と技能水準の向上等を目的とした大会で1950年より開催されています。「印刷職種」は2007年の第39回静岡大会より正式競技種目に採用。大会では、約40職種に約50の国・地域から900人以上の代表選手が参加。世界一を目指して、モノつくりの技を競う「技能のオリンピック」です。今回、第42回技能五輪国際大会は、ドイツのライプツィヒで、2013年7月2日から7日まで開催されました。

 

■「印刷職種」の競技課題
 基本的な競技は、課題として与えられた「印刷見本」と同じモノを、印刷機械を操作して、規定の時間と用紙数量の中で、必要枚数を印刷するというものです。
 印刷した必要枚数の印刷物の中から、抜き取り検査が行なわれ、課題として与えられたものとの色差・見当精度や汚れなどが厳しく審査されます。いかに早く、安定して、高品質なものを生産するか、本来の「モノつくり」の力が試される競技となります。
 特に「色」は用紙の状況や、湿度、温度、印刷機の微妙な調子、印刷枚数などによってバラツキが生じ変化していくため、オペレーターの技能により、印刷機のコントロールの仕方が異なり、優劣が生じます。その中で色の違い(色差)を的確に見極め、人間の感覚で印刷機をコントロールしていくのは、まさに「匠の技」です。また国際大会では、「印刷」競技のほか、「デジタル印刷機」・「印刷シミュレーター(SHOTS)」・「メンテナンス」・「断裁」などの競技もあり、印刷技能のみならず幅広い技能が審査され、順位が決定します。
 

以上

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