2013/04/18

凸版印刷、店頭販促ツールを最適生産するシステム「エプリザ」を提供開始
~店頭販促ツールの印刷数量に応じた変動単価サービスを実現~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、POPやチラシ、パンフレットなどの店頭販促ツールを最適生産するシステム「エプリザ™」の提供を、2013年5月中旬より開始します。

 「エプリザ」は、導入企業が流通・小売店舗に提供する店頭販促ツールの拠点ごとの発注情報をWeb上で集約し、発注数量に応じた最適生産を行うシステムです。印刷単価は、集約した発注数量をもとに、システム上で最適な生産方法を自動選択する変動単価制を採用。オンデマンドプリントを活用した少部数生産から、オフセット印刷機などを用いた大量生産まで幅広く対応します。導入企業は、本システムを活用することにより、数量に応じた変動単価制によるコスト削減と、最適生産による余剰在庫と在庫廃棄量の削減、Webオーダー型システムによる管理作業の負荷軽減を実現できます。

「エプリザ」のシステムフロー
「エプリザ」のシステムフロー

■ 開発の背景
 生活者のライフスタイルの多様化により、商品に対する市場のニーズが多角化しています。これに伴い、店頭で他社の類似商品と差別化するためにも、店頭販促ツールの重要さが増しています。通常、店頭販促ツールの生産は、メーカーや流通などが使用量を予測して一括発注し、流通・小売店舗からのオーダーにより分配するという手法が一般的です。そのため、見込み違いによる過剰生産や、過少生産による少部数生産の積み重ねなど、在庫負荷やコスト負荷を抱えてしまうという課題がありました。また、これらをWeb上で管理できるサービスはありましたが、生産量や生産方法が変わっても単価が同一であったり、数量が少ないと大幅に単価が高くなってしまったりといった課題がありました。
 本システムは、発注数量に応じて最適な生産方法を自動で選択する変動単価制を採用しているため、導入企業のコスト負担を軽減できます。また、これまで培ってきた印刷会社としてのノウハウを活かした高品位印刷により、色調など品質面でも高いクオリティを提供。さらに、制作から印刷・納品まで、全体最適化に向けた効率と利便性の良いワークフローを実現します。

 

■ 「エプリザ」の特長
・発注数量に応じた変動単価制を導入
店頭販促ツールの発注数量に応じて、オンデマンド印刷とオフセット印刷を最適に使い分けることで、数量に応じた変動単価制を実現。印刷費のトータルコストを削減できます。
・少部数から大部数生産まで幅広く対応
最新鋭のオンデマンド印刷機や大量生産用のオフセット印刷機を用い、部数に応じた最適生産を行うことにより、1部から大量生産まで幅広く対応できます。
・余剰在庫と在庫廃棄量を削減し、環境負荷を軽減
発注ごとに、発注された数量のみ生産するため、余剰在庫と在庫廃棄量を削減。環境負荷を低減します。
・さまざまな仕様のPOPにも対応
チラシやパンフレットのみならず、店頭で使用するさまざまな形状のPOPも、数量に応じた最適生産が可能です。
・導入企業が希望する納入方法に対応可能
通常の印刷物と同様、配送センターにてセット、配送、納入を管理。導入企業の要望に応じて、拠点納入や店頭へ直接納入といった納入方法に対応できます。
・Webシステムにより、発注管理者の業務負荷を軽減
シンプルな画面構成でユーザビリティの高いインタフェースを実現。印刷単価や梱包・発送費は自動計算されるため、販促予算の管理も容易です。
・高いクオリティを実現
これまで培ってきたノウハウを活かし、色調など品質面でも、印刷会社ならではの高品位な店頭販促ツールを提供します。
・デザイン制作の指示・スケジュール管理も可能
導入企業が、広告代理店やデザイン会社などの店頭販促ツール制作者を利用者登録することにより、デザイン制作の指示やスケジュール管理が行えます。

 

■ 価格
 基本システム利用料 15万円/月~。
 ※仕様により異なります。

 

■ 今後の目標
 凸版印刷は本システムを食品業界や飲料業界、化粧品業界などへ拡販し、店頭販促ツールの制作など関連受注も含め、2015年に約50億円の売上を目指します。また、販促支援サービスをワンストップで提供することで、より効果的な顧客コミュニケーションの実現を総合的に支援していきます。

※ 「エプリザ」は凸版印刷が商標登録出願中です。

 

* 本ニュースリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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