2013/03/13

凸版印刷、世界で一番小さい本『四季の草花』の製作に成功
~0.75ミリ角の本に極小の文字とイラストをはっきりと印刷~

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、証券印刷やエレクトロニクス製品の製造で培った超微細印刷の技術を応用し、これまでの世界記録0.9ミリ角を大幅に上回る、0.75ミリ角のマイクロブック『四季の草花』の製作に成功しました。
 マイクロブック『四季の草花』は、文字や日本の四季の草花12点のイラストがはっきりと印刷され、ルーペを使って見ることができます。有価証券に使用される超微細な製版印刷技術とエレクトロニクス分野の技術を組み合わせ、世界一小さい本を実現しました。
 なお、本マイクロブックは、凸版印刷の運営する「印刷博物館」で展示するとともに、ミュージアムグッズとして販売しています。

マイクロブック『四季の草花』と縫針の比較写真
マイクロブック『四季の草花』と縫針の比較写真
Copyright 2013 Printing Museum,Tokyo, TOPPAN PRINTING CO., LTD.

■ 背景
 凸版印刷では、1964年から極小の「マイクロブック」の製作を開始。以来、どこまで小さな本を作れるのかを追求してきました。1981年には世界最小の本として1.4ミリ角のマイクロブック『主の祈り』を製作、2000年にはより小さい0.95ミリ角のマイクロブック『十二支』の製作に成功し、ギネスブックに掲載されました。現在のギネスブックにはロシアで製作された0.9ミリ角の『カメレオン』が掲載されていますが、この度、その記録を上回る0.75ミリ角のマイクロブック製作に成功しました。

■ 特長
・0.75ミリ角の本にイラストと文字をはっきりと印刷
凸版印刷が長年培ってきた超微細印刷の技術を応用し、0.75ミリ角の本に日本の四季の草花のイラストと名前をはっきりと印刷することに成功しました。
・極小の隠し文字の印刷を実現
マイクロブック『四季の草花』では、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの4種類の文字を用いています。全22ページのうち、4ページには、絵柄の中に線幅0.01ミリの極小文字を隠し文字として印刷することに成功しています。

■ 今後の展開
 凸版印刷は、有価証券の製作で培った超微細印刷の技術を、マイクロブックの製作やその他のさまざまな用途に活用していきます。

* マイクロブック『四季の草花』は、ギネス・ワールド・レコード社に世界記録として申請予定です。
* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以上

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