お客さまのニーズに応える、紙単一素材のスタンディングパウチを開発
株式会社コーセー様では2030年への具体的な目標を定めた「コーセー サステナビリティ プラン」を2020年4月に策定し、その取り組みのひとつとして事業活動全体での環境負荷低減を掲げ、プラスチックの使用量削減の取り組みを推進されています。サステナビリティ推進活動を牽引するブランドとして「雪肌精」では、環境に配慮したパッケージの採用を推進されており、紙単一素材のスタンディングパウチ開発のご要望をいただきました。
スタンディングパウチの100%紙化は紙粉の発生や製袋時の破れなど生産上難しい要素が多く、従来は実現が困難とされていましたが、TOPPAN独自の加工方法を開発することにより品質を安定させ、採用いただくことができました。
プラスチック使用量ゼロを実現した、環境適性に優れたパッケージ
一般的な紙製スタンディングパウチは、紙素材に加えてシーラント層にプラスチック素材を組み合わせた材質構成になっています。一方、本製品は紙素材とヒートシールニス(※接着効果のあるコーティング剤)のみで構成することで、プラスチック使用量のゼロ化を実現。プラスチックフィルムを使用した従来のスタンディングパウチと比較して、包材製造時のCO2排出量を約28%削減することを可能にしました。