コラム Columns

凸版印刷株式会社 開発事例

優れた初期消火効果を持つ「消火フィルム」を開発

消火フィルム

火災発生時の
熱に反応し、
消火剤エアロゾルを放出

近年増加している「発火リスク」にともなう被害を抑制したい

モバイル機器などの普及によるリチウムイオン電池の使用拡大に伴い、機器の使用時のみならず、廃棄時などにおいても発火リスクが高まっています。適正に処理されなかったリチウムイオン電池がゴミ処理場で発火したことによる、火災事故の報道を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また、近年では配電盤・制御盤を原因とする工場火災による被害も発生しています。

こうした発火リスクが増加していることを受け、トッパンでは火災発生時の熱に反応し、消火効果のあるエアロゾルを放出する「消火フィルム」を開発しました。

コーティング技術とGL BARRIERを組み合わせて開発した「消火フィルム」

「消火フィルム」は、ヤマトプロテック株式会社が開発した消火効果の高いエアロゾルを放出する消火剤に、トッパンのコーティング技術と透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」を組み合わせることで、「優れた初期消火効果を持つフィルム」として誕生しました。

「軽量」かつ「省スペース」であることを活かし、リチウムイオン電池ケースや配電盤・分電盤設備の内部に貼ることで、電池内の不具合や配電盤の配線ショートにより発火した時の初期消火や、延焼抑制に高い効果を発揮します。他にも、コンセントカバーや公共施設のゴミ箱の内側など、発火の可能性があるさまざまな場所に設置することが可能です。

水分を吸着しやすい性質を持つ消火材料を、「GLBARRIER」の高いバリア性能により空気中の水分から守ることで、長期設置に耐える製品開発にも成功しています。

トッパンのコンバーティング技術で、安心・安全な社会に貢献

2021年2月のリリース以降、電池メーカーや電機メーカーをはじめとした多くのお客さまや、各種メディアから問い合わせをいただき、「製品の安全性を高める新しい対策となる」「人が気付かない出火にも対応出来る可能性は魅力的」といった声をいただいています。

「消火フィルム」は、発火リスクに伴う被害を抑制するだけでなく、同時に人体や環境に悪影響のある物質を使用しておらず、消火の際に有害なガスも発生しません。トッパンでは、コンバーティング技術をもとに安心・安全な社会に寄与する製品開発を行っていくことで、「ふれあい豊かでサステナブルなくらし」が実現する社会に貢献します。

トッパンはパッケージに関する、
さまざまな課題にお応えします。
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