コラム Columns

TOPPAN株式会社 開発事例

企業間調達業務支援プラットフォーム「SDNECT®」

BtoB受発注のノウハウを持つTOPPANならではの調達業務の効率化クラウドサービス

資材調達業務における課題は、FAX管理と情報共有

資材調達業務において「FAXの管理が大変」という課題はありませんか?企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる中、いまだに発注にFAXを利用する企業は多く、コロナ禍で在宅勤務を実施しているがFAXのために出社しなければならない“FAX出社”という現象が多くの企業で発生しました。

また、製造業の調達業務には、納期や数量の変更への臨機応変な対応が求められます。このような例外的な調整には電話やメールがよく使われますが、「やり取りした内容の一元管理ができない」「情報共有が難しい」「業務が属人的になる」という課題があります。

SDNECTは調達業務を効率化するクラウドサービス

長年TOPPANは包装資材サプライヤーとして多くのお客さまとお付き合いしてきました。そのノウハウを盛り込み、発注側であるメーカーと受注側であるサプライヤーの両者にとって使いやすい企業間取引支援プラットフォーム「SDNECT®」 (Supply and Demand connect)を開発。2020年8月から販売を開始しました。

SDNECTは、従来、FAX・メール・電話を併用して行われてきた調達業務を一元管理できるクラウドサービスです。発注側と受注側をSDNECTで繋ぎ、調達データ(注文書・発注書や納入指示)のデジタル化、チャットを使ったコミュニケーション、蓄積された調達データの分析を行うことができます。SDNECTにより、ペーパーレス、テレワーク対応をはじめとした調達業務の効率化を実現します。

TOPPANの受発注のノウハウとセキュリティ管理力を活かしたSDNECT

SDNECTはメーカーのお客さまとTOPPANとの間で実際の受発注を行いながら開発。BtoBの受発注業務に適した機能を揃えています。

SDNECTに調達データ(注文書・発注書や納入指示)を登録すれば、注文一覧や納品日時一覧がリアルタイムで更新され、関係者全員で同じ内容を確認できます。これによりFAXからのデータ転記は不要になり、業務の効率化に繋がります。(画像1,2)

また、特徴的なのはSDNECT内のチャット機能でコミュニケーションが完結できること。メールや電話を使わずにこのチャット機能を活用する事で、調達データに紐づいたシームレスな業務フローを実現します。チャットの内容は関係者で共有できるようになっており、業務をカバーしあいながらミスを減らすことにも貢献します。(画像3)

セキュリティ管理も安心です。TOPPANグループ情報セキュリティ基本方針に則り、情報コミュニケーション事業も展開するTOPPANのセキュリティ管理能力を活かして安心・安全なシステム構築・運用をいたします。

SDNECTは電子帳簿保存法にも対応

SDNECTは2022年1月に改正法令が施行された電子帳簿保存法(電帳法)に対応しています。​調達業務においてメールやFAXでやり取りが発生する注文書・発注書も電子帳簿保存法の対象範囲であり、規定に従ってデータ保存する必要があります。​

詳しくはこちらで解説しています。​
電子帳簿保存法改正のポイント 何をすべき?

SDNECTは、電子帳簿保存法が定めるシステム対応要件を網羅しています。SDNECTをご利用いただくことで、メールに添付されていたPDFやExcelファイルなどの注文書・発注書データやFAXで送付していたデータの管理を効率化し、電子帳簿保存法への対応が可能です。​

資材調達業務の効率化を実現

SDNECTの利用者からは「FAXの仕分けや内容転記の時間を1日あたり約2時間削減できた」「チャットに会話の証跡が残るので便利」という声をいただいています。今後もSDNECTは他のシステムとの連携など、さらなる機能拡充を計画しております。

また、TOPPANが提供する製造現場のデジタル化を支援するソリューション「NAVINECT®」と合わせて、より幅広い業界・業種における資材調達から製造工程におけるデジタル化を支援していきます。

TOPPANはパッケージに関する、
さまざまな課題にお応えします。
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