パッケージの
CO2排出量削減

LCAを用いた根拠に基づくCO2排出量削減提案で、
脱炭素社会の実現とお客さまの持続可能な事業の発展に貢献します

LCA (Life Cycle Assessment;
ライフサイクルアセスメント)
を用いて
パッケージ製品の環境負荷を
見える化する取り組みと
具体事例をご紹介します

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パッケージCO2排出量算定
クラウド「SmartLCA-CO2®」

必要な情報を効率的に収集しながらカーボンフットプリントに繋がるパッケージのCO₂排出量を算定

SmartLCA-CO₂

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脱炭素社会への貢献

脱炭素社会への貢献

持続可能な社会の実現に向けて、『脱炭素社会の実現』は、わたしたち人類の共通の課題となりつつあります。
TOPPANでは、LCAを用いて算出したCO₂排出量により、提供するパッケージ製品の環境負荷を定量的に評価しています。
根拠に基づいた環境配慮提案により、お客さまの事業のCO₂排出量削減に貢献します。

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LCAとは

LCAとは

原材料(資源採取から原材料製造)から製品の製造・使用・リサイクル・廃棄など、製品のライフサイクル全体にわたって、投入する資源や排出する環境負荷を定量的に評価する仕組みです。
TOPPANでは、パッケージのライフサイクルにおけるCO₂排出量を対象に定量評価を行っています。

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TOPPANの
パッケージLCA

TOPPANのパッケージLCATOPPANのパッケージLCA

TOPPANでは、1998年からパッケージのLCA評価を開始し、順次その対象範囲を広げています。

現在では、軟包装、紙器、プラスチック成形品を中心とする主要パッケージ製品の多くで、
パッケージ原料の調達・製造、パッケージの製造、リサイクル・廃棄、など、
パッケージのライフサイクル全体を通したCO₂排出量の定量評価を行っています。

お客さまにおいては、現状のパッケージを、よりCO₂排出量が小さい仕様に置き換えていただくことで、
サプライチェーンを含めた事業全体のCO₂排出量の削減に繋げていただくことが可能です。

TOPPANでは、今後もLCAを活用した根拠のある環境提案を進めるとともに、
より環境負荷の小さいパッケージの創出に努め、
お客さまの課題と社会課題の解決に貢献していきます。

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CO₂排出量の削減事例

再生材の
利用

再生材の有効活用により
CO₂排出量の削減と石油化学資源の消費量削減を図ります

メカニカルリサイクルPETフィルムを活用した軟包装
メカニカルリサイクルPETフィルムを活用した軟包装
ご採用企業
食品メーカー、トイレタリーメーカーなど

PETボトルをメカニカルリサイクルした再生PET樹脂を利用することで、パッケージ製造時のCO₂排出量を削減するとともに、石油化学資源の消費量削減を図ります。

※使用済みの樹脂を粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、再び樹脂に戻すリサイクル方法です。

CO₂排出量削減のポイント
再生材の活用
CO₂排出量削減量
メカニカルリサイクルPETフィルムはバージンPETフィルムと比べ約24%削減
メカニカルリサイクルPET・GLを活用した紙パック
メカニカルリサイクルPET・GLを活用した紙パック
ご採用企業
大関株式会社様

内層に「GL BARRIER」を使用した環境配慮型紙容器「EP-PAK・GL」に、「メカニカルリサイクルPET・GL」を使用した製品をラインアップしました。従来品と比較してパッケージ製造時のCO₂排出量を削減します。

CO₂排出量削減のポイント
再生材の活用
CO₂排出量削減量
メカニカルリサイクルPETフィルムはバージンPETフィルムと比べ約24%削減

バリア
フィルム

透明バリアフィルム
「GL BARRIER」の活用により
アルミ不使用の構成にすることでCO₂排出量の削減を図ります

バリアフィルムを活用したPETモノマテリアルパッケージ
バリアフィルムを活用したPETモノマテリアルパッケージ
ご採用企業
ユニリーバ・ジャパン様

ユニリーバ・ジャパン様のヘアケアブランドの新製品「ラックス ルミニーク サシェセット 限定デザイン」のモノマテリアル化を実現しました。PET基材の「GL FILM」と、PETシーラントを用いることで、アルミフィルムで構成された従来品と比較して、パッケージ製造時のCO₂排出量を約25%削減することが可能です。

CO₂排出量削減のポイント
バリアフィルム「GL BARRIER」の活用
CO₂排出量削減量
アルミ構成と比べ約25%削減


パッケージ化

紙素材の活用により
プラスチック使用量の削減とCO₂排出量の削減を図ります

食品向け一次容器の紙パッケージ化
食品向け一次容器の紙パッケージ化
ご採用企業
日本コカ・コーラ株式会社様

紙素材を使用したチャック付きスタンディングパウチを開発し、日本コカ・コーラ株式会社様の新製品フリーズドライ飲料「1,2,CUBE(ワン・ツー・キューブ)」に採用されました。プラスチックフィルムのみで構成された従来のスタンディングパウチと比較して、パッケージ製造時のCO₂排出量を約18%削減することが可能です。

CO₂排出量削減のポイント
紙素材の活用
CO₂排出量削減量
フィルムのみの構成と比べ約18%削減
化粧品向け二次包装の紙パッケージ化
化粧品向け二次包装の紙パッケージ化
ご採用企業
株式会社コーセー様

紙素材のみで構成されるスタンディングパウチを開発し、株式会社コーセー様のスキンケアブランド『雪肌精』の中核を担うシリーズ「雪肌精 クリアウェルネス」に採用されました。プラスチックフィルムを使用した従来のスタンディングパウチと比較して、パッケージ製造時のCO₂排出量を約28%削減することが可能です。

CO₂排出量削減のポイント
紙素材の活用
CO₂排出量削減量
フィルム構成と比べ約28%削減

レンジ
対応
パッケージ

透明バリアフィルム
「GL BARRIER」の活用により
アルミ不使用のレンジ対応パッケージを実現、
調理時を含めたCO₂排出量削減を図ります

ハンバーグやカレーなど惣菜のレンジ調理化
ハンバーグやカレーなど惣菜のレンジ調理化
ご採用企業
食品メーカーなど

「GL BARRIER」を使うことで、アルミフィルムを使わず袋のまま電子レンジで加熱できる仕様を実現しました。湯せん調理が必要なアルミ構成のパッケージと比較して、パッケージ製造時と調理時のCO₂排出量を削減することが可能です。

CO₂排出量削減のポイント
レンジ対応パッケージ(蒸できパウチ)の活用
CO₂排出量削減量
アルミ構成と比べ約40%削減(使用時の調理工程含む)

薄肉化

パッケージの製造工程や材料を最適化することにより
プラスチック使用量の削減とCO₂排出量の削減を図ります

プラスチック容器の薄肉化
プラスチック容器の薄肉化

プラスチック射出成形において、超臨界流体の活用と当社独自の成形技術を組み合わせることにより、プラスチックの厚みを従来よりも約30%薄くすることが可能な「超薄肉射出成形容器」を開発しました。成形に使用する樹脂量が減るため、樹脂の製造時に発生するCO₂排出量を削減することが可能です。

CO₂排出量削減のポイント
超臨界流体の技術と独自の成形技術による薄肉化
CO₂排出量削減量
従来構成と比べ約20%削減

TOPPANはパッケージに関する、
さまざまな課題にお応えします。
お気軽にご相談ください。

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