2013年3月期 決算説明会資料
決算説明会質疑応答
業績全体や今後の戦略について
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Q1:固定資産の減損処理の可能性、および投資計画の見直しの可能性について教えて下さい。
資産の効率的活用はできており、減損処理は現状では考えていません。今後の投資については計画通り確実に回収を図りながら成長投資を行っていきます。不足した場合の成長資金の財源については、内部の遊休資産を有効活用してこれに充当する計画です。
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Q2:海外事業の前年度の売上高を教えて下さい。
海外売上高比率につきましては、2011年度は14.2%、2012年度は15.3%と1.1%の伸びです。将来的にはこの比率をさらに上げていきたいと考えています。
情報コミュニケーション事業分野について
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Q3:電子書籍事業の目標について教えて下さい。
現在BookLive!は会員数は60万人程度です。主要なプレイヤーが揃ってきており、本格的な市場の立ち上がりが期待されます。当社は2015年度に1,500億円といわれる電子書籍市場においてシェア20%を獲得し、No.1を目指したいと考えています。
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Q4:電子書籍端末Lideoは書店のみの販売ですが、家電量販店等への販路拡大の計画などはありますか?
書店へ足を運んで書籍を購入する「中高年層のヘビーユーザー」への訴求を狙って書店のみで販売しています。ターゲット顧客の獲得に成功しているので、現状では家電量販店等での販売は考えていません。
生活環境事業分野について
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Q5:「カートカン」のような紙製容器、紙製複合容器の成長の可能性について教えて下さい。
アルミなどの金属類を使用せず、常温流通・長期保存を実現した紙製の小型飲料容器「カートカン」や、紙をベース素材として使用することで、環境に配慮しながらプラスチック成形品のもつ「使いやすさ」を兼ね備えた紙製複合容器は、環境に配慮したパッケージを求める企業から注目を集めています。従来は国内向け中心の展開でしたが、海外の企業向けにも提案活動を活発化させており、非常に高い評価を得ています。今後も新群馬工場を中心に技術開発を進め、国内だけでなく海外市場へも事業を拡大させたいと考えています。
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Q6:生活環境事業の収益力低下の要因と対策を教えて下さい。
主力のパッケージ事業においては、原材料の高騰、国内の消費の低迷、プライベートブランド商品の拡大による包材の画一化などの複合的な要因が挙げられます。対策としては、生産工程の抜本的構造改革によって利益率を上げていく計画です。また、生産工場の統廃合を進めるとともに、海外市場への進出によって収益力を高めていきます。
マテリアルソリューション事業分野について
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Q7:今後のカラーフィルターの戦略を教えて下さい。
大規模投資は行わずに、既存の製造ラインをモバイル対応やタッチパネル用にシフトすることで幅広い需要に対応していきます。また、高精細品に対しても現状の当社の技術で生産可能であり、需要動向を見ながら現有設備で対応していく方針です。