TOPPAN

閉じる

  • ケーススタディ
  • エネルギー・食料資源

  • Energy & Food Resources

透明バリアフィルムによるパッケージ事業

世界最高水準のバリア性能を誇る「GL BARRIER」

  • 「GL BARRIER(ジーエルバリア)」は、トッパン独自の蒸着加工技術とコーティング技術をもとに開発した、酸素や蒸気などのガスを遮断し、内容物の変質・劣化を防ぐ透明バリアフィルムの総称です。脱アルミ、ビン・缶からの代替需要に応える切り札として世界的に脚光を浴びており、透明蒸着フィルム市場のトップブランドとして高い評価を得ています。
    アルミ箔に匹敵する高い酸素バリア性、水蒸気バリア性を備えており、食品などの内容物を湿気・乾燥・酸化から守り品質を長期間保ちます。また、高い透明性により内容物を外から視認できる安心感や、商品の魅力を訴求しやすいというメリットも併せ持ちます。塩素系樹脂を使用していないため焼却時に塩素系ガスを排出せず、アルミ箔を用いた包材に比べ、焼却後の残りカスがほとんど発生しないため、環境配慮型製品としての特長もあります。また、ビンや缶よりはるかに軽量で輸送時のCO2削減に貢献しています。
    近年は、賞味期限切れや食べ残しなど、本来食べられたはずの食品が人の口に入ることなく廃棄されるフードロスの問題が社会的課題となっていますが、世界では年間約13億トンが廃棄 されており、これは世界の食糧生産量の3分の1に相当します。
    日本国内でも年間約500万〜800万トンのフードロスが発生しており、農林水産省が対策に乗り出しています。内容物の品質を長期間保つことができる「GL BARRIER」は、フードロス問題の解決にも寄与します。
  • 独自のコーティング層と高品位な蒸着層を組み合わせた多層構造で、印刷やラミネートなどの後加工がしやすく、安定したバリア性能を発揮
    独自のコーティング層と高品位な蒸着層を組み合わせた多層構造で、印刷やラミネートなどの後加工がしやすく、安定したバリア性能を発揮

    独自のコーティング層と高品位な蒸着層を組み合わせた多層構造で、印刷やラミネートなどの後加工がしやすく、安定したバリア性能を発揮
    独自のコーティング層と高品位な蒸着層を組み合わせた多層構造で、印刷やラミネートなどの後加工がしやすく、安定したバリア性能を発揮
  • GL BARRIERの特長

    • 訴求効果
    • 透明なので中身を見せて商品をアピールできる
    • 安全性
    • 金属探知機が使える
    • 環境適性
    • 塩素系ガスを排出しないでサーマルリサイクルできる
    • 利便性
    • 食品包材としてそのまま電子レンジ調理ができる
    • 安心感
    • 温湿度の影響が小さく安定したバリア性能を発揮する
    • 保存性
    • 高バリア性能が湿気、酸化、乾燥から中身を守る
  • グレード別の豊富なラインアップ

  • GL BARRIERはバリア性能に従い「PRIME BARRIER®(プライムバリア)」「GL FILM(ジーエルフィルム)」「FRESHLIGHT®(フレッシュライト)」の3つのブランドのもと、さまざまなグレードの製品を展開しています。
    従来にない優れた機能性と卓越したバリア性能を兼ね備える「PRIME BARRIER®」は、レトルト食品から医療医薬向け包材、電子デバイス用機能部品の素材まで、その用途は多岐にわたります。特にレトルト食品では、耐屈曲性に優れ、ボイル・レトルト処理後の食品が発するレトルト臭を吸着するという特性があります。高機能・高付加価値製品として、新たな需要を開拓することが期待されています。
    スタンダードなバリアフィルムである「GL FILM」は、一般食品やトイレタリーの包装材料、産業資材を中心に、身のまわりのあらゆるものに活用されています。特に食品においては、包装状態のまま電子レンジで加熱できることから、多くのシェアを獲得しています。
    ライトバリアフィルムである「FRESHLIGHT®」は、軽包装向けのバリアフィルムとして、主に菓子などの包装に採用されています。独自のコーティング技術により、高温度・高湿度下でもバリア性能を維持します。
  • GL BARRIERシリーズ

    PRIME BARRIER®
    卓越したバリア性能やレトルト臭気低減効果など、優れた機能性を付加した高機能バリアフィルムです。
    GL FILM
    優れた酸素・水蒸気バリア性能を有し、消費財から産業資材まで幅広い用途に適したスタンダードなバリアフィルムです。
    FRESHLIGHT®
    高温度・高湿度下でも酸素バリア性能を保持することができるバリアフィルムです。主に菓子などの軽包装に適しています。
    GL BARRIERの特長
    • 市場環境とグローバルな事業展開
    • 近年、欧米では環境対応やユニバーサルデザインの潮流を背景に、食品包材において紙製容器やフィルム包材を採用する動きが進んでいます。世界のビン・缶製品の2割が代替されると仮定した場合、潜在需要は約1兆2,000億円にのぼります。特に、北米地域はビンや缶の構成比率が高いことから大きな代替需要が見込まれます。加えて、輸送距離が長いこの地域では、軽量でコンパクトなフィルム包材の採用は、輸送時の環境負荷と物流コストの両面で大きな改善をもたらすと期待されています。
      今後の事業展開については、国内においてはバリアフィルム事業のグループ内連携による販路拡大と、コンバーティング(バリアフィルムの二次加工品)事業における新製品投入および産業資材分野の開拓に注力します。
      海外展開としては、北米地域におけるフィルム事業での供給体制構築と新市場開拓を推進。欧州や中国・ASEAN地域では、既存事業の強化による業容拡大を目指します。
      これらの開発・販売戦略を支える供給体制も着実に整備が進み、国内においては福岡工場と深谷工場を生産拠点とし、北米おいては2016年4月にジョージア州に新工場を建設。北米および中南米と欧州に向けた供給を強化しています。
    • 国内外に生産拠点を設け、グローバルな供給体制を構築
      国内外に生産拠点を設け、グローバルな供給体制を構築
  • 閉じる

環境保全事業への展開

除染時の放射性セシウムを吸着ゼオライト機能紙「FS-ZEO」

  • 「FS-ZEO(エフエス ゼオ)」は、天然鉱物ゼオライトを紙に高密度で充填した機能紙です。ゼオライトは放射性物質であるセシウムを吸着する機能を持つことが一般的に知られており、この機能紙は、ゼオライト自体の特長を維持したまま加工性の向上を実現しています。東北地方の最終処分場において、放射性物質を含んだ煤塵から万が一放射性物質の流出が起きた際の土壌汚染を防止するための下敷きとして採用されています。また、福島県や岩手県で実施された土砂や水などに含まれた放射性セシウム拡散防止の実証事業などでも活用されました。
    これらの採用にあたり、紙(ロール)の形状であることから施工が非常に容易であること、ゼオライトが重量比で80%以上含まれ吸着性能に優れること、機能紙がゼオライト粉とパルプで構成され環境に優しいことなどが評価されました。今後も機能の強化によるラインアップ拡充を進め、環境改善に役立つゼオライト機能紙シリーズ商品を提供していきます。
  • 振とう・静地条件ともに極めて高い除去率を誇る「FS-ZEO」。除染現場や処分場、仮置き場での安全性向上に貢献
    振とう・静地条件ともに極めて高い除去率を誇る「FS-ZEO」。除染現場や処分場、仮置き場での安全性向上に貢献

    セシウム(安定同位体)イオンに対する吸着試験
    セシウム(安定同位体)イオンに対する吸着試験
  • 閉じる

非常時エネルギーの開発

水を入れるだけで発電できる非常用マグネシウム空気電池「MgBOX」

  • 「MgBOX(マグボックス)」は、トッパンと古河電池株式会社が災害時に携帯機器の電池切れによる情報の遮断に備えるために共同開発した、非常用マグネシウム空気電池です。福島県 いわき市に工場を持つ古河電池は東日本大震災の経験を活かし、非常時に「簡単に」「安全に」「多数の携帯機器へ」電力を供給できる電源が不可欠だと考え、開発に至りました。
    水を投入するだけで発電できるもので、飲料水である必要はなく、雨水や川の水、海水など濁りの少ない水なら発電します。
    大容量かつ長期間保存可能で、携帯機器を30回充電することができます。発電時に騒音や二酸化炭素を発生せず、容器は使用後の廃棄が容易な紙製で環境にも配慮しています。
    水さえ用意すれば電力を供給できる点、保管が容易な点などが評価されており、株式会社髙島屋では2016年より全店に導入され、今後は自治体や企業の備蓄用途に加え、人の集まる店舗を運営する流通業界においても拡販していきます。
  • 難燃性マグネシウムを負極に、酸素還元触媒を正極に採用し、水や海水を投入するだけで発電
    難燃性マグネシウムを負極に、酸素還元触媒を正極に採用し、水や海水を投入するだけで発電

    発電メカニズムイメージ
    発電メカニズムイメージ
  • 閉じる