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技術情報

ディスプレイ新技術/特殊技術

空中タッチディスプレイ(開発中)

ディスプレイ表示は、はめ込み画像です

鮮やかな画像を空中に“浮遊”させます。
ToFセンサなどの空間位置を認識できるセンサと組み合わせることで、物理的にディスプレイに触れることが無いHMI(Human-Machine-Interface)が実現できます。

空中浮遊ディスプレイ + 空間位置センサ 非接触 入力インターフェース

非接触の入力インターフェースであり、ウイルスや細菌の指への付着を防止することができるため、高い公衆衛生が求められる機器に最適なディスプレイ・ソリューションです。
また、斜め方向から覗き込んでも表示が見えない仕組みになっているため、暗証番号の入力を行うような、高いセキュリティが求められる機器にも適しています。
トッパンでは、空中浮遊ディスプレイ単体の提案/供給だけではなく、空間位置を検出するセンサーを組み合わせたトータル・ソリューションの提供を目指しています。

表示原理

  • LCDモジュールから出射された光はマイクロミラーアレイを2回反射することにより、面対象位置に実像(空中映像)を結像
  • トッパンの高透過率TFT液晶ディスプレイ,高輝度バックライト,独自の光学設計技術により、非常に明るい、そして、ゴースト像が少ない鮮明な空中表示を実現
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空中表示位置

機器表面から45°程度立ち上がった位置が“空中浮遊ディスプレイ”における基本的な表示位置でしたが、トッパン独自の光学設計技術により、機器表面と平行な空中位置に空中表示させることを実現しました。
さらに、この 平行浮遊タイプの空中浮遊ディスプレイは、45°浮遊タイプに比べて、そのモジュール厚みを約1/2程度まで薄型化することができます。

  • 45°浮遊表示

  • 平行浮遊表示 薄型(1/2厚み - 45°表示比較)
    非接触タッチ機能一体化

  • ディスプレイ表示は、はめ込み画像です

  • 空中タッチディスプレイは、開発中の技術・製品です。 最終的な製品形態や特性は、今後の開発動向により変更となる可能性があることをご了解ください。

PDLCディスプレイ

  • ほぼ透明な背景表示が可能なディスプレイです。
    特殊な高分子ポリマーを網状に構成したものを含んだ、高分子分散型液晶を使用したディスプレイです。
    ネットワーク構造になった高分子ポリマーの作用により、電界をかける/かけないにより、入射光の散乱/透過をコントロールすることができます。
    通常の液晶ディスプレイではパネル両面に必須となる偏光板が、PDLCでは必要としないため、非常に高い光透過率を持ちます。
    高い透過率を有するため、液晶パネルの裏面に反射板などを設置することで超低消費電力の完全反射型ディスプレイが実現できます。

    PDLC = Polymer Dispersion Liquid Crystal

    • 透過率約90%
    • 透過/散乱2値表示
    • 超低消費電力(~0.1mW)
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応用例

直視型ディスプレイとしての応用はもちろん、光学系の中に配置し、光学デバイスとして活用することができます。
例えば、一眼レフカメラのビューファインダーにおいて、被写体の中にオートフォーカスポイントなどを溶け込ませて表示させるデバイスとして使用されています。
その他、光減衰や光開口制御などへの活用が期待できます。

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ハイブリッド・ソリューション

  • PDLCディスプレイ・パネルを、TFT液晶あるいはOLEDとの2層構造にすることで、フルカラーのアクティブ・マトリクス表示と、モノクロのセグメント表示のハイブリッドな表示形態を持つ製品が可能となります。
    PDLCディスプレイによるセグメント表示は超低消費電力であるため、機器における表示形態を実際の使用状況や環境に応じて適切に選択できるようにすることで、トータルの消費電力を低減し、バッテリ消耗をセーブすることができます。
    PDLCディスプレイが高い透過率(ほぼ透明)を持っているため、TFT液晶あるいはOLEDフルカラー・ディスプレイの持つ高い表示品位をキープすることも可能になっています。

    • モノクロ・セグメント
      表示モード
      (PDLC ディスプレイ)

    • フルカラー・マトリクス
      表示モード
      (TFT or OLED)