反射防止フィルム

反射防止フィルム

ディスプレイの最表面に搭載され、外光の反射や映り込みなどを抑える光学フィルムです。反射防止特性、帯電防止性能に優れ、高コントラストを実現するLR(Low Reflection)フィルムや、優れた防眩性を持ち、ディスプレイの映り込みを抑制するAG(Anti Glare)フィルムなど、用途別に様々な表面処理フィルムを取り揃えています。また、ホコリや汚れを付きにくくしたり、強度や耐性を高め、ディスプレイをしっかりと保護します。

光の反射を防止する原理(LR)

反射防止層とベースフィルムの界面で反射する光が、反射防止層の表面で反射する光と、同振幅、逆位相になるようにフィルムの構造を設計。2つの光が干渉により打ち消しあい、反射を抑制しています。

光の反射を防止する原理(LR)

画面のギラツキを防止する原理(AG)

ベースフィルムの表面に形成されたハードコート層のなかに、微粒子が配置され、表面凹凸が形成されています。
この凹凸が外光を散乱させることで、外光などのディスプレイへの映り込みを解消します。

画面のギラツキを防止する原理(AG)

製品の特長と構造

  • 大量生産が可能なRoll to Roll方式
  • ハードコード、鹸化処理を含む一貫生産体制
反射防止フィルムの構造 反射防止特性(TACベース)
製品バリエーション LR
(Low Reflection)
AG
(Anti Glare)
CHC
(Clear Hard Coat)
反射率 0.7%~1.0% - 4.0%
構成

LR 構成図

AG 構成図

CHC 構成図
特長
  • 高コントラスト性(色再現性)
  • 低反射率
  • 高い帯電防止性能
  • 高防汚性
  • 優れた防眩性
  • 映り込み防止性能
  • 用途に応じたラインアップ
    (高ヘイズ~低ヘイズ)
  • 干渉ムラが少ない
  • 高強度
  • 低コスト
主な用途 テレビ、モニタ、ノートパソコンなど

車載用 反射防止フィルム

オートモーティブワールド2022にて上映した紹介動画です。