私たちは、社会的価値創造企業を目指し、
持続可能な社会の実現に貢献していきます。

代表取締役:金子 眞吾金子 眞吾

2017年度の経済動向を振り返りますと、世界経済は、中国における経済成長の減速や米国における保護主義的政策の拡大懸念など、一部に不透明感が残る状況で推移しました。一方で、日本経済は企業収益や雇用・所得環境の改善が続く中、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。

現在、世界においてはIoT、ビッグデータ、AIなどテクノロジーの急激な進化により、社会の規範や価値観が、非連続的かつ劇的に変化しています。このようなパラダイムシフトにより、あらゆる産業が「再定義」される時代になっています。

製造業の歴史を紐解きますと、100年ごとに産業革命が起こってきましたが、100年を待たずして、第3次産業革命から既に第4次産業革命が始まっているといわれています。この第4次産業革命、すなわち情報革命がもたらすパラダイムシフトは、私たちの属する印刷産業も例外ではありません。

未来の価値の創造に向けて

従来の規範や価値観、ビジネスモデルにとらわれたままでは、トッパンの持続的な成長を続けることはできません。これからは社会の持続性の実現に貢献することが、より重要となっており、トッパンにおいても社会に対して新たな強みと価値の創出を目指した変革が求められています。

私は、これからの持続可能な社会の実現に向けては、社会的課題を解決するとともにトッパンの持続的な成長も両立させるサステナビリティ戦略が大変重要だと考えます。トッパンは1900年の創業以来培ってきた「印刷テクノロジー」を駆使し、ステークホルダーの皆さまとの共創を通じて社会的課題の解決に貢献するとともに、未来の価値を見出し、企画・設計して、実現していく「社会的価値創造企業」になることを目指しています。

トッパンは、2006年9月に「国連グローバル・コンパクト」に参加し、人権・労働・環境・腐敗防止にかかわる10項目の原則を支持することを表明しました。私は、この「国連グローバル・コンパクト」を今後とも継続的に支持し、これを活動の原則としてトッパンの社会的責任活動を推進していきます。

また、2011年度からISO26000(組織の社会的責任の国際規格)をCSRマネジメントに取り込み、解決すべき社会的課題と果たすべき社会的責任を明確にし、活動の指針として取り組みを進めています。ISO26000は、解決すべき社会的課題が凝縮されたものであり、これらを解決することは、「国連グローバル・コンパクト」を実践することにつながります。

さらには2015年9月に国連本部において「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核として「持続可能な開発目標(SDGs=Sustainable Development Goals)が採択されました。このSDGsに示された17の開発目標とトッパンの事業との関連性を分析し、活動の目標として今後取り組みを進めていくべき重要テーマを抽出し、その達成に向けた活動をより一層強化していきます。

ステークホルダーの皆さまとともに

トッパンでは、このたび、多様化する時代を背景に、ESGの観点から、より良くご理解いただくために、ステークホルダーの皆さまへの情報開示体系を見直しました。是非忌憚のないご意見をお聞かせいただければ幸いです。

私たちトッパンは、社会的価値創造企業を目指し、持続的な社会の実現に向けた取り組みを継続してまいります。今後とも皆さまからの一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。