基本的な考え方

人権は、事業活動やサステナビリティの取り組みを行っていく中では、最も重要なテーマだと考えています。

トッパンは、「人間尊重」の精神を基本に事業活動を行っており、これを確実に実行していくため、行動の規範である「行動指針」で、人格と個性の尊重、差別行為やハラスメント行為の禁止、児童労働・強制労働の禁止など、基本的人権を尊重することを定めています。

■ 「国連グローバル・コンパクト」の「人権」への支持

トッパンは、2006年から「国連グローバル・コンパクト」に参加し、人権にかかわる2つの原則を支持しています。また、「ビジネスと人権に関わる指導原則」を支持するとともに、人権デュー・デリジェンスなどの取り組みを進めています。

■ 労使での人権への取り組み

労働における人権については、労働組合との間で締結する労働協約を基本的な考え方として様々な施策を行っています。

トッパンと凸版印刷労働組合は、労使関係の安定と労働条件の維持改善、企業の平和を確保するために、労働協約を締結し、労使の基本的な考え方、組合活動や労使交渉のルール、賃金・労働時間などの労働条件を定めています。

現在、凸版印刷労働組合は、トッパングループ10社の組合員で組織されており、労働協約の債務的部分(組合活動や労使交渉のルール)は、10社共通の内容で締結しています。

労働協約の基本的な考え方

労使関係の基本的な考え方として、労働協約第1条の「綱領」には「会社と組合は会社の繁栄と従業員の生活の長期安定を図るとともに、社業を通じて社会に貢献する」と明記し、このことが労使の共通の目標であることをお互いに確認し合っています。また、労働協約第2条では、「会社は組合の団結権ならびに団体交渉その他団体行動をする権利を尊重する」とし、組合が法で定められた諸権利を保有することを明文化しています。

また、「トッパングループ地球環境宣言」や「生物多様性に関する基本方針」に基づき、環境保全活動を行うなど、事業活動が地域の人々の生活に悪影響を与えることによる人権侵害が発生しないように配慮した取り組みを推進しています。

推進体制・仕組み

人権の取り組みについては、本社人事労政本部、法務・知的財産本部、製造統括本部などが連携して、様々な施策を展開しています。

■ 行動指針の制定と周知、研修・教育の実施

トッパンの従業員の行動のあり方を示す「行動指針」の第1章第1原則に基本的人権の尊重を明示するとともに、行動指針推進リーダーによる職場での浸透活動を行っています。また、eラーニングや新入社員研修などを通じて、従業員への人権に関する教育を実施しています。

■ CSR調達の推進

トッパングループCSR調達ガイドラインの「人権・労働・環境・腐敗防止に関する調達基準」の遵守を取引先に要請し、取引先とともに人権の尊重にかかわる取り組みを進めています。

■ 通報・窓口の設置(ヘルプライン&セクハラ・パワハラ相談窓口)

万一人権侵害にかかわる事案が発生した場合に、従業員が通報できる窓口として、「トッパングループヘルプライン」を設置しています。また、セクハラ・パワハラなどに関する相談窓口を本社人事労政本部内に設置しています。

また、トッパンの調達部門で、取引先への人権侵害などの事案があった場合に、取引先が通報できる窓口として「サプライヤーホットライン」を設置しています。

■ ダイバーシティの推進

トッパンでは、多様な人財が能力を最大限に発揮してイノベーション創出や価値創造することを目指して機会均等を図り、ダイバーシティを積極的に推進しています。

性別を問わずその能力を最大限に発揮し、活躍の場が広がるよう、ポジティブアクションを推進しています。能力・意欲に基づき女性の管理職への登用を進め、様々な職場で活躍しています。

■ キャリア申告/社内公募

社員のチャレンジ精神を活かし活躍の場が広がるように、キャリア形成を自己申告するチャレンジングジョブ制度や社内公募制度を導入することですべての社員にスキルアップの機会を平等に提供しています。

■ 開かれた採用環境の提供

人財の採用については、定期大卒、定期高卒、経験者、障がい者など、国籍、性別、年齢、障がいの有無にとらわれない採用を行っています。合同企業説明会やホームページなどの媒体を通じて働き方を幅広く周知し、多様な人財を採用しています。

■ 障がい者雇用

特例子会社の東京都プリプレス・トッパン(株)とともに、障がい者の雇用を推進しています。継続的な採用および就業のため、仕事の進め方の工夫などにより、障がい者が幅広い業務に対応していける環境づくりを行っています。

主な活動・関連情報