水害マンガ

4.防災は人生を楽しむこと

また、内閣府の資料では、豪雨になってしまってから車での避難が危険になることも当然の前提として書かれています。
 

 
たとえ雨が少なくなってきたとしても、豪雨後の夜のクルマの避難がどれだけあり得ないか、動画付きの記事はコチラ↓から。
 

 
早めに避難するのであれば、台風は3日前から考えておきたいところです。このマンガに出てくる「旅のしおり」とはこんな感じです。避難とか準備という言葉だと何をしていいいかイメージしにくいので、旅だと思えば必要なものをチェックしやすいかもということで、「旅のしおり」が作成されています。
 

  • EMINBO「旅のしおり」(一部抜粋の上作成)

 
避難した方がいいと思っても、冷蔵庫の電気はそのままにしておいていいの?どうすれば?など、防災マニュアルにない悩みも実際にはたくさん出てくるわけです。それらをあらかじめチェックできるのが「旅のしおり」です。
 

 
避難先については、実家やスーパー銭湯などが例示されてますが、新型コロナ禍にあっては高齢者のいる場所や、施設によっては使えない場所もあるので、より避難先を慎重に考えないといけないですね。

実際に、車椅子や出産直前など避難することが困難な方もいます。事前に何ができて何ができないか、考えておくことが今まで以上に重要になっています。

最後に、この「江戸川みんなの防災プロジェクト」の「わたしたちの思い」にこんな言葉が書かれているので、ご紹介します。

防災は今日を愛し、明日に備えること

私たちの人生、大切な人の人生、それが災害後も壊れることなく続くように備えることが防災です。それには個人の防災リテラシーはもちろん、人とのつながり、お互いの多様性を理解し尊重することがとても大切です。
災害に強い地域は普段から、生き生きと暮らせる地域。
江戸川みんなの防災プロジェクトでは、区民主役で様々な組織と協力しながら、人生が豊かになるような素敵な防災を創っていきます。

「防災は今日を愛し、明日に備えること」というフレーズがすごくステキですね。生活を含め、生きていることそのものが防災です。今日を愛し、明日に備える気持ちが詰まったマンガ、ぜひ皆さんの大切な人にもご紹介ください。