平成30年度
特定健診実施率向上対策事業

多様な受診勧奨
プログラムで、
特定健診実施率を向上

北海道 保健福祉部 健康安全局 
国保医療課

持続可能性の高い「官民連携型」受診率向上対策の提案・実施

特定健診実施率向上対策事業

事業概要・施策

[課題背景]

 現在、日本では超高齢社会の急激な進行により、年金、医療・介護、福祉など、社会保障の給付額が増大しています。特定健診は医療費適正化の取り組みとして重要な位置付けとなっていますが、北海道では全国平均を下回っている特定健診実施率を向上するための施策を必要としていました。

[事業概要]

 道内59市町村を対象に特定健診の受診勧奨を実施しました。今回、シンクタンク、薬局チェーン、レセプト分析会社の健康関連企業とコンソーシアム体制を構築し、新たな特定健診受診勧奨プログラムを開発しました。また、対象自治体を地域で分類し、住んでいる地域の特性に合わせた受診勧奨事業を実施、効果検証をおこないました。

[具体的な取り組み]

  • 多様な受診勧奨モデルの開発

    多様な受診勧奨モデル開発を目的に、医師や調剤薬局の薬剤師や管理栄養士を通じた口承勧奨、スーパーでの健診イベント、健康情報のデータ分析によるDM、アウトバウンドコール、折込チラシ等の勧奨ツール配布などさまざまな健診受診勧奨を実施しました。

  • エリアマーケティング戦略立案と勧奨ツール作成

    地図情報システムを使用し、北海道を都市部、地方市町村、農業地域、漁業地域の4つの グループに分類し、マーケティング施策を立案しました。勧奨先ごとにデザインを変えた病院などの情報を記載した全126種類の勧奨チラシを作成しました。

  • 受診勧奨後の効果検証

    実施した受診勧奨施策の検証結果をまとめ事業報告書を作成し、道内の自治体へ公表しま した。またその結果をもとに、次年度以降の施策を検討しました。

  • 特定健診実施率向上対策事業「病院勧奨向けチラシ」

    病院勧奨向けチラシ

  • 特定健診実施率向上対策事業「薬局勧奨向けチラシ」

    薬局勧奨向けチラシ

TOPPANの
ソリューションポイント

各種健診における受診率向上プログラム

行動変容を起こすコミュニケーションに強みを有するTOPPANは、対象者の事前アンケート、分析、セグメントした対象者へのダイレクトアプローチ、効果検証までワンストップで提供します。

地域の多職種連携による受診率向上対策の提案・実施

各地域に存在する民間企業の経営資源(人、拠点、ネットワーク等)を効果的に活用し、多職種連携による事業運営の管理と受診率向上モデルを提案・実施します。

その他の事例

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