ごあいさつ

世界情勢は目まぐるしく変化を続け、それにともない社会全体、そして人々の暮らしや価値観も大きく変わりました。企業をはじめあらゆる組織でも、こうした事業環境を取り巻く変化に然るべき対応を迫られています。

社会経済の発展は、「持続可能な社会」があってこそ実現します。企業は個性を発揮しつつ、社会的責任を果たし、社会的価値のある製品・技術・サービスなどを提供し続けなければなりません。

これらを実現するためには、「自らがどういう存在であるのか」「どういう価値を提供できるのか」といった自己認識、自己評価を行うことが求められます。そして、その自己認識、自己評価の基盤となるのは、その企業が歩んできた「歴史」です。

こうした観点から、「年史」はいま重要なメディアとして再評価されています。
例えば、グローバル企業が多様な価値観によって、会社の方向性を見失いがちになっている場合、創業時の熱意や、培ってきた精神性など、自らのアイデンティティを全社員が再認識できるよう年史を編纂することで、時代に即応した新しい企業像を描き出すことができます。
また、年史を活用し、社会に企業の歩んできた歴史やビジョンを対外的に発信することで、さらなる信頼の獲得、未来への成長につなげることも考えられます。
年史を通じて発信される歴史観は、こうしたコミュニケーションの糧となります。

年史編纂は単なる書籍制作ではなく、その編纂を通じた「未来に向けた資産づくり」です。トッパン年史センターはこのような視点のもと、お客様のパートナーとして、高い専門性とクリエイティビティを発揮し、最適かつ有用な年史編纂を支援いたします。お気軽にご相談いただきますよう、お願いいたします。