家康公 この江戸城の出来栄えはいかがでございましょうか

360年の時を経て、江戸城が真新しい姿で現代の東京に!いや、これVRの話です。トッパンは20年前から、いち早くVRに着手してきましたが、江戸城VRはその集大成。遺された一枚の図面を頼りに厖大な資料にあたり、同時代の建築物も分析する。城の飾り金具づくりを受け継ぐ職人さんがいると聞けば、その技を調べに行く…。こうして石垣、瓦、鯱の鱗まで100万点以上の部材を一つ一つ、それこそ手作りのようにして再現したのです。

[デジタル文化財事業]

トッパンが手がけてきたVRは、主に世界遺産や国宝といった文化財。今や50タイトルを超えました。そこには、印刷で培った技術とこだわりが込められています。色、形はもちろん質感まで、精確に再現。目的はデジタルによる保存・保護ですが、担当者にはこんな想いもあるようです。「普段公開されていないような人類の叡智を、気軽に臨場感を持って体験できれば、新たな発見や感動が生まれるのではないでしょうか」

VR作品『江戸城の天守』紹介映像(音声なし) / "The Keep of Edo Castle" VR Program Introduction動画紹介