データ解析の技術をどれほど高めても、売り場の解は出てこない。

コンビニが薬を扱い、ドラッグストアが食品を安売りし、スーパーが小型スーパーで迎え撃つ時代。激動の流通業界で、競争力のあるマーケティングを身につけるために、ビッグデータの活用が注目されています。しかし、データ解析を積み上げるだけでは魅力ある施策は打ち出せない…。トッパンは店頭販促の長年の経験により、売り場から発想した効果的なシナリオ立案が可能です。多大なマンパワーを要する運用シーンも、専門チームで対応し、ワンストップで販促プロモーションを実行できます。

[ビッグデータ販促ソリューション]

データ処理技術の向上により、ますます高速化するビッグデータの解析。しかし、技術が進めば進むほど問われるのが、それを活かすマーケターの存在です。様々な売り場の悩みを知り尽くして顧客データと向き合うからこそ、トッパンは電子チラシ、サイネージ、決済サービス等のあらゆる印刷テクノロジーで解を出せるのです。「分析だけのビッグデータの会社が多すぎると思うんです。」担当者は語りました。

[受賞歴]

生活者の気分や価値観にあわせた提案をスピーディーに。ビッグデータを使いこなす印刷テクノロジーのかたち。

生活者の消費行動、価値観が多様化する中で、ビッグデータの活用はマーケティングにおける大きなテーマです。商品の差別化が難しい今のマーケットでは、顧客の気分や価値観にあわせて、最適な商品を選んでもらえる仕組みをつくらなければなりません。ビッグデータは、インターネットの普及とIT技術の進化によって生まれた大容量で多様なデータ。これらを有効に活用することで、生活者のニーズに合わせた商品やサービスの提供を行う精度を高めることができます。

そこで重要となるのは顧客データ資産です。トッパンは、従来からDMやカタログの発送業務、キャンペーン事務局の運営などのサービスを行い、お客さまの顧客データをセキュアな状態で管理・運用してきました。現在は、発送業務や事務局運営から一歩踏み込んで、より効率・効果的な顧客マーケティングを提供することにより、会員属性、購買情報、ポイントカード情報、WEBログなどのお客さまの保有するマーケティングデータを一括で提供される関係を築いています。トッパンは、提供されたマーケティングデータを有効活用するためにチャネル別に管理された情報やPOSデータ、ポイントデータなど、点在する顧客情報の一元化を進め、IDごとの情報量をリッチ化します。さらには、トッパンと提携しているデータパートナーから「WEBアクセスログ」「SNSデータ」「購買履歴」などを参照し、顧客の「買い物スタイル」を把握することができます。

トッパンのビッグデータ販促ソリューションは、データ解析を高度化することがゴールではありません。トッパンは、顧客データの解析から施策のプランニング、実施まで一貫したマネジメントを行っています。解析したデータから顧客の状態を把握し、顧客ニーズに合わせた情報を最適なタイミングと手段で伝えることにより、広告販促や、CRM、キャンペーン、通販やEC事業などの成果を高めます。また、プリントメディアのオンデマンド化やデジタルサイネージによる店頭での情報配信のスピードアップといったコミュニケーション手段の技術革新も進めており、多様な媒体を活用した効果的な施策の実行につなげています。

ビッグデータを活用したマーケティングやプロモーションに欠かせないのは、顧客と365日向き合うためのコミュニケーション運用体制です。毎日変化する生活者のニーズにあわせたマーケティングを実行するには、「データアグリゲーション(収集・統合化)」「解析・シナリオプランニング・検証」「プロモーション統合運用マネジメント」の3要素がワンストップでスピーディーに回らなければなりません。トッパンは、この三位一体体制を実現することのできる「運用力」によって流通・メーカー・金融・サービスなど幅広い分野のお客さまをサポートしています。

データから得られた「解」を、実行できる「施策」に変え、さらにそれを効果検証しながら、強いマーケティングを生み出す。トッパンは1900年の創業以来、原点である「印刷技術」をベースに、「マーケティング力」、「IT力」、「クリエイティブ力」の知識とノウハウを蓄積してきました。常に売りの現場と向き合ってきた経験を活かしながら、それぞれの能力を発揮することのできる仕組みを創造する。「印刷テクノロジー」のひとつのかたちです。

ビッグデータ販促ソリューションのフロー

最先端の印刷テクノロジーを駆使して
ビッグデータの活用を支援するさまざまな製品・サービスを提供しています。

  • オムニチャネルを実現する
    ソリューション
    「お買い物アプリ」利用イメージ デジタルサイネージ

    トッパンは、顧客の「買いやすさ」と「お買い物の楽しさ」を実現するために、さまざまなチャネルを統合し、ネットとお店を自由に行き来できるオムニチャネルの構築を支援します。店頭とアプリの連携を可能とする「お買い物アプリ」や、店頭での接客を活性化させる多様なデジタルサイネージなど、さまざまなチャネルをシームレスにつなぎ、リアルタイムに顧客に対応。楽しみながらお買い物ができるようなオムニチャネルを実現しています。

  • 高セキュリティ対応の
    グループ・データセンター
    TOPPANグループ・データセンター

    トッパンは2013年10月、TOPPANグループのICT関連事業の中枢となるデータセンターを東京都23区内に竣工しました。高レベルな情報セキュリティ対策を実装し、安全性の高い環境を構築しています。また、各工場と高速ネットワーク接続を行い、ビッグデータを活用するビジネスやBPOサービスまでをサポート。
    トッパンは、今後も先進のICTを活用してデータセンターやクラウド関連のサービス拡充を図り、より高いセキュリティ対策と業務効率を向上させるソリューションの実現を目指します。

  • 進化するお買い物メディア
    「Shufoo!」
    電子チラシポータルサイト「Shufoo!」

    690万人のユーザーを持ち、約10万店に活用されている電子チラシポータルサイト「Shufoo!」では、折込チラシの枠を超えた自由な情報発信が可能です。仕事帰りにスーパーへ足を運ぶ顧客には「Shufoo!ミニチラ」でタイムセール情報をリアルタイムに発信。また、朝が忙しい顧客に向けては前日夜からクーポン付きチラシを配信し、翌日のお買い物のきっかけをつくります。
    「Shufoo!」は「顧客を知る」、「自由に情報を届ける」、そして「配信した情報を使ってもらう」という3つのステップを循環させ、販促情報の価値を最大化します。

※本文中の敬称は省略しています。
※本文中の商号および製品・サービス名称は、各社の商標または登録商標です。