TOPPAN SOLUTION

WEBマガジン グーテンベルクの遺伝子

vol.9 ネット×リアルの可能性「O2O」

トッパングループの取り組み2 株式会社マピオン×墨田区商店街連合会×港区商店街連合会 「ケータイ国盗り合戦」と商店街がコラボしたゲーミフィケーション「2大タワーを取り戻せ!」

株式会社マピオンは、自らが運営するモバイル位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」を活用して、東京都の墨田区商店街連合会と港区商店街連合会のタイアップキャンペーンイベント「2大タワーを取り戻せ!」(2013年1月17日~2月18日)を開催しました。
このイベントは、墨田区・港区のスポットを周遊することで街の楽しさを再発見するスタンプラリーと、商店街での購買促進をねらいとした販促プロモーションをあわせた企画です。スタンプラリーでは、ユーザーは、墨田区・港区の全57スポットに貼られたポスターのQRコードを読み取っていくことで攻略を目指します。さらに、墨田区・港区の商店街の店舗(対象店舗数431)で500円以上のお買い物をすると「くにふだ」という限定リアルカードがもらえます。「くにふだ」にはシリアル番号が記載されており、ゲーム内の特典に交換することができます。墨田区・港区で各3種、合計6種あり、どの種類がもらえるかも楽しみの一つです。
「ケータイ国盗り合戦」は、ユーザーが戦国武将となり、全国各地へ実際に出かけ、全国600エリア(国)を制覇していくモバイル位置情報ゲームです。近年、企業のマーケティング活動として「O2O(Online to Offline)」が注目を集める中、「ケータイ国盗り合戦」の「O2O」要素を活かすことで、さまざまな企画を推進しています。

販促はもちろん、街の楽しさも再発見できるイベント

ここでしか手に入らない6種類の「くにふだ」をゲットすれば、ゲームがもっと楽しくなる

Proposer's eye 株式会社マピオンからの視点

いかに馴染みのない商店街のお店に立ち寄りやすくするか。ゲーム性はもとより、商店街の理解と努力のたまものです。 株式会社マピオン O2O事業部 事業部長 ケータイ国盗り合戦 エグゼクティブプロデューサー 加藤隆志さん

今回の企画で最大の課題だったのは、ユーザーの皆さまが商店街のお店に気軽な気持ちで立ち寄れるようにすることでした。馴染みのない商店街のお店、なかなか立ち寄りにくいものですよね。それをいかに立ち寄りやすくするかが、大きなチャレンジでした。飲食店ならまだしも、商店街には銭湯のようにハードルの高いところもあります。
そこで活躍するのが「くにふだ」という限定リアルカードです。このカード、お店によって配られる種類が違うのですが、立ち寄ることにハードルが高いお店ほど、ゲーム内で得られる特典が高いカードを配布しました。この「くにふだ」をもらうためには500円以上の買い物をする必要があるのですが、お店のほうでもいろいろと工夫をしていたようです。墨田区の銭湯では、入浴料450円に手ぶらセット100円をプラスすることで500円以上となるようにし、ユーザーを呼び込んでいました。期間中に2,000人以上の新規集客があったと、うれしい報告も聞いています。銭湯だけでなく、多くのお店で500円以上の買い物を意識した販促活動を実施し、期間中合計で4,000万円以上の売上げアップを達成しました。また、スタンプラリーのほうでも攻略を目指すユーザーで、街が賑わいました。全57スポットを制覇しようとすると、少なくとも2日はかかり、なかなかの強行軍になるのですが、1,200人以上が攻略しています。
これらの成果の陰には、SNSからの拡散もかなり後押ししたようです。ツイッターやフェイスブック、またゲーム内の掲示板を活用し、攻略法など情報のやりとりをして、拡散、伝播していきました。当初は不安視していた商店街の皆さまも、終わってみれば結果には満足、「早く第2弾をやってほしい」という声が早速、私の耳に届いています。

ポスターのQRコードを読み取って各スポットを攻略

Customer's eye 墨田区商店街連合会様からの視点

新しい取り組みも恐れる必要はありません。墨田区商店街が変わる転機になったと思います。 墨田区商店街連合会 会長 山田昇さん

何といっても、予想をはるかに上回る結果に驚いています。これまでもいろいろとイベントを仕掛けてきたのですが、立地条件で効果に偏りがあったり、効果そのものが頭打ちになってきたりと、危機感を持っていました。新規のお客さまを取り込むためにはどうしたらいいのか、何か新しい施策を取り組まなければと頭を悩ませていたときに、「ケータイ国盗り合戦」のことを知りました。商店の若手オーナーに「ケータイ国盗り合戦」のユーザーがおり、話を聞くうちに、何か新しいことができそうな予感めいたものを感じました。
実際にイベントを実施してみての感想は、思ったよりスムーズに運営できたことです。正直言ってゲームの仕組みを100%理解できたかというと必ずしもそうではありません。しかし、ゲームについてはお客さまの方がよくご存じです。私たちは500円以上の買い物をしていただいたら「くにふだ」を1枚渡す、ただそれだけです。商店街をくまなく周遊するスタンプラリーや、「くにふだ」を配布する仕組みにより、商店街全体に大きな波及効果がありました。
今回のイベントに参加したことは、私たち商店街にとっていい転機になったと感じています。古い価値観にとらわれることなく、新しいものにも積極的にチャレンジすることで、下町ならではの商店街の魅力を再発見してもらうきっかけづくりをしていきたいと思います。

港区参加店舗様からの視点

「くにふだ」の効果に驚がく。次回のイベント開催を期待しています。 紳士服店 Kent House様

最初は、携帯ゲームのイベントで本当にお客さまが来るのだろうかと半信半疑でした。しかし、イベントが始まってみると、客数はかなり伸びました。普段は40代から50代の男性客が多いのですが、イベント期間中は20代から30代の方の来店が増えました。土日など売上げが2倍になる日もありました。期間中、一番よく売れたのは2,000円のネクタイです。中には6万円のスーツを購入されたお客さまもいらっしゃいます。「くにふだ」が大きな力となったことは間違いありません。今後も同様のイベントを2回、3回と続けていってほしいですね。

ページトップへ

WEBマガジン

ideanoteセミナー O2Oで変わる、新しいコミュニケーションの可能性

WEBマガジン vol.7